コンテンツの索引付けおよび検索の方法の管理

管理者は、ホーム・ページの検索バーの使用時にユーザーが最新のコンテンツを検索できるように、データ・ソースおよびカタログ・コンテンツを索引付けできます。

検索索引付けについて

索引付けされて検索可能なサブジェクト領域コンテンツを制御できます。

「データ・モデル」タブを使用してセマンティック・モデルの検索索引付けを構成し、「カタログ」タブを使用してカタログ内のオブジェクトの検索索引付けを構成できます。また、Oracle Analytics AIアシスタントおよびホーム・ページの検索で、検索結果にセマンティック・モデルの索引付けされたデータを使用できるかどうかを選択することもできます。

アシスタントのデータを索引付けする場合は、索引付けするデータを慎重に選択する必要があります。すべてのデータの索引付けを選択すると、プロンプトの結果が標準以下となる可能性があります。500を超える列を索引付けすると、レスポンスが遅くなり、関連性が低下し、処理コストが増加する可能性があります。Oracle Analytics AIアシスタントからのレスポンスの改善を参照してください。

注:

ファイルベース・データセットは異なる方法で索引付けされます。データセットをアップロードしたユーザーが、データセットの「検査」ダイアログを使用していつ、どのように索引付けするかを決定します。データセットのデータを検索で使用可能にする方法を参照してください。

クロールの結果は、指定した言語の索引に追加されます。たとえば、会社の本社が米国にあり自分の事務所がイタリアにある場合、英語とイタリア語を選択し、英語とイタリア語の両方の索引を作成します。

「データ・モデル」タブで項目に索引付けする場合、「クロール・ステータス」の次のオプションがあります:

  • メタデータのみ索引付け: ディメンションおよびメジャーの名前のみに索引付けします。デフォルトで選択されています。たとえば、製品またはオーダーなどの列名およびオーダー数などのメトリック名などです。ユーザーがホーム・ページで検索する際にユーザーに公開しない機密データ値が列に含まれている場合、このオプションを常に使用します。

  • 索引: メタデータ(ディメンション名とメジャー名)およびデータ値に索引付けします。ディメンションまたは属性列にのみ適用されます。たとえば、製品列でこれを選択する場合、製品列のメタデータとそのデータ値(iPadiPodiPhoneなど)の両方が索引付けされます。

    データ値の索引付けでは、ホーム・ページの検索バーからデータ値をビジュアル化するユーザーに対して追加機能が提供されます。このオプションを選択すると、セマンティック・モデルのすべてのサブジェクト領域のすべての列の値に索引付けされるため負荷がかかる場合があることに注意してください。

    注意: データに索引付けすると、その列へのアクセス権を持つすべてのユーザーに表示されます。機密データを含む列のデータに索引付けしないよう注意してください。これを行うと、ホーム・ページで機密データ値が公開されます。

  • 索引付けしない: この選択を使用して、サブジェクト領域、表または列を索引から完全に除外します。

「カタログ」タブで項目に索引付けする場合、「クロール・ステータス」の次のオプションがあります:

  • 索引: このオプションを使用して、フォルダおよび項目を索引に含めます。

  • 索引付けしない: この選択を使用して、フォルダおよび項目を索引から除外します。

    項目をユーザーに対して非表示にする手段として、「クロール・ステータス」フィールドを「索引付けしない」に設定することはお薦めしません。項目は検索結果またはホーム・ページ上に表示されませんが、項目にアクセスすることはできます。かわりに、権限を使用して適切なセキュリティを項目に適用します。

有益な検索結果の作成に必要な項目のみを選択する必要があります。すべての項目に索引付けすると、類似した検索結果が数多く生成されます。

データ・モデル検索索引付けの構成

「データ・モデル」タブから、サブジェクト領域をいつどのように索引付けするかを構成できます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「構成と設定」の下の「コンソール」で、「検索索引」をクリックします。
  3. 「データ・モデル」タブで、「データ・モデル・クロールの有効化」をクリックします。
  4. 「クロールを実行するユーザー」で、「検索」をクリックし、BIDataModelAuthorまたはBIServiceAdministratorアプリケーション・ロールのメンバーであるユーザーを入力します。
  5. 1つの言語を選択するか、[Ctrl]を押しながら複数の言語を選択します。
  6. 「索引付け対象データ・モデルの選択」で、データ・モデルおよび列のクロール・ステータスを選択します。
  7. 「Oracle Analytics AIアシスタント」および「ホームページ検索」のチェック・ボックスを選択して、検索索引付けを有効にします。
  8. 組織で使用する列レベルのシノニムを入力します。
  9. 「保存」「保存」アイコンをクリックします。
  10. オプション: 変更内容で検索索引を再構築するには、「即時実行」即時実行をクリックします。

カタログ検索索引付けの構成

「C」タブから、カタログ・オブジェクトをいつどのように索引付けするかを構成できます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「構成と設定」の下の「コンソール」で、「検索索引」をクリックします。
  3. 「カタログ」タブで、「ユーザー・フォルダの索引付け」が選択されていることを確認します。
    このオプションを選択解除しないことをお薦めします。選択解除した場合、カタログ内のフォルダは索引付けされず、ホーム・ページ検索で、非常に限られた結果が返されることや、場合によっては結果が返されないことがあります。
  4. 1つの言語を選択するか、[Ctrl]を押しながら複数の言語を選択します。
  5. 索引付けするカタログ・オブジェクトを参照および指定するには、「カタログ・オブジェクト(共有フォルダ)」および「クロール・ステータス」列を使用します。
  6. 「保存」「保存」アイコンをクリックします。
  7. オプション: 変更内容で検索索引を再構築するには、「即時実行」即時実行をクリックします。

定期的なコンテンツ・クロールのスケジュール

管理者は、クロールの対象にするフォルダの選択とコンテンツのクロール時間および頻度のスケジュールを行います。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「構成と設定」の下の「コンソール」で、「検索索引」をクリックします。
  3. 「データ・モデル」または「カタログ」を選択します。
  4. 「スケジュール」オプションを使用してクロールの実行日時および頻度を指定します。
    ユーザーがカタログのコンテンツを追加または変更すると、索引が自動的に更新されます。
    • カタログ・クロール頻度: デフォルトでは、カタログ・クロールは1か月に1回実行されます。カタログ・クロール間に指定できる最小の日数は、7日です。
    • データ・モデル・クロール頻度: デフォルトでは、データ・モデル(セマンティック・モデル)は1日に1回実行されます。

    場合によっては、必要に応じてクロールをスケジュールすることがあります(BARファイルのインポート後、または自動索引付けが実行されなかったなど)。

  5. 1つの言語を選択するか、[Ctrl]を押しながら複数の言語を選択します。
    クロールの結果は、指定した言語の索引に追加されます。
  6. 「保存」アイコンをクリックし、変更を保存します。

検索クロール・ジョブのモニター

管理者は、コンテンツに最後に索引付けされた時間を確認して、クロール・ジョブをモニターできます。実行中のクロール・ジョブを停止したり、次にスケジュールされているクロール・ジョブを開始する前に取り消したり、失敗したクロールを再実行したりできます。

クロール・ジョブ・ステータス・ページに、過去、現在および次にスケジュールされているクロールに関する情報が表示されます。「進行状況」列のXSAはデータセットを示します。ユーザーから検索の問題が報告された場合、クロールのステータスをチェックしてそれが現在のものであることを確認してください。クロールの完了後、状況によっては、最新のコンテンツを検索できるようになるまで数分間待機する必要があります。
  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「構成と設定」の下の「コンソール」で、「検索索引」をクリックします。
  3. 「クロールのモニター」をクリックします。
  4. 「ステータス」列を見て、コンテンツが最後にクロールされた時間および次にクロールされる時間を確認します。
  5. 実行中またはスケジュール済のクロール・ジョブを停止するには、「取消」をクリックします。

検索クロール・ジョブの再実行

ステータスが「終了」または進行状況の合計がゼロのクロールを再実行できます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「構成と設定」の下の「コンソール」で、「検索索引」をクリックします。
  3. 「データ・モデル」タブで、「データ・モデル・クロールの有効化」チェック・ボックスを選択解除し、再度選択します。
  4. 「保存」をクリックします。
  5. 「データ・モデル」タブで、「データ・モデル・クロールの有効化」チェック・ボックスを選択解除し、再度選択します。
  6. 「クロールのモニター」リンクをクリックし、スケジュール済のジョブを見つけます。修正されたクロールが数分以内に実行されます。

ユーザーがホーム・ページからデータセットを検索できるようにするためのデータセットの認証

ユーザーがアップロードしたデータセットを、他のユーザーがホーム・ページから検索バーを使用して検索できるように認証します。

データセットの索引付けはシステム・パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるため、管理者は、認証を使用してその計算に要する時間を制御します。データセットがまだ索引付けされていない場合は、データセットの索引付けを参照してください。

  1. ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックして、「データ」をクリックし、「データセット」をクリックします。
  2. 認証するデータセットにカーソルを合せ、「オプション」縦に並んだ3つの点による省略記号「検査」の順にクリックします。
    「オプション」が表示されない場合は、ブラウザのサイズを大きくするか、デバイス画面の右側にスクロールします。
  3. 「一般」タブで、「認証」をクリックします。
  4. 「保存」をクリックします。