検索とレポート作成に関するFAQ

このトピックでは、データの調査およびレポート作成に関するよくある質問への回答を示します。

自分のデータセット記憶域の制限はどれくらいですか。

Oracle Analytics Cloudには、すべてのユーザーで共有されているデータ・ファイル用の250GBの記憶域の固定割当てがあります。個別のユーザーの制限は50GBです。未使用のデータセットを削除して、記憶域スペースを解放することをお薦めします。ユーザーが組織を離れるとき、管理者は、使用されていないデータセットを削除し、他のユーザーのために記憶領域を解放できます。

分析およびダッシュボードのビュー表示制限とは何ですか。

分析およびダッシュボードの制限 制限 ビュー・タイプ 代替オプション
ビューのプロンプト値の最大数 10,000 ビュー(ページ・エッジ)プロンプトをサポートするすべてのビュー・タイプ なし
最大表示行数 40,000 解説、ティッカ なし
最大セクション数 300 単純トレリスを除くセクションをサポートするすべてのビュー・タイプ
  • 分析ビューのセクション・エッジにより少ない列を配置します。
  • セクション・エッジの1つ以上の列を行またはページ・エッジに移動します。
  • ダッシュボードまたは分析フィルタをセクション・エッジの列に適用し、分析ビューのセクション・エッジ内のデータ値の数を減らします。
単純トレリスのセクションの最大数 10 単純トレリス なし
ピボット表内に表示される列の最大数 300 ピボット表
  • ピボット表ビューの列エッジにより少ない列を配置します。
  • 列エッジの1つ以上の列を行、ページまたはセクション・エッジに移動します。
  • ダッシュボードまたは分析フィルタを列エッジの列に適用し、列エッジ内のデータ値の数を減らします。
ピボット表内に表示されるページ当たりの行の最大数 5,000 ピボット表

「コンテンツ・ページング」のかわりに「スクロール・コンテンツがある固定ヘッダー」の「データ表示」オプションを使用します。

表ビュー内に表示されるページ当たりの行の最大数 5,000

「コンテンツ・ページング」のかわりに「スクロール・コンテンツがある固定ヘッダー」の「データ表示」オプションを使用します。

プロンプトの表示制限はいくつですか。

プロンプト制限 制限 詳細情報
選択値の最大数 1000
適用対象:
  • プロンプトの選択リスト、チェック・ボックス、リスト・ボックスおよびラジオ・ボタン。
  • プロンプト値リストの「検索」オプションを選択した場合の値の選択ダイアログに表示される値のリスト。
デフォルト値の最大数 1000 ダッシュボード・プロンプトに適用されます。

問合せまたはダウンロードで許可されている最大行数は何行ですか。

サービスの計画データの問合せ、表示、およびエクスポートの制限に関する項を参照してください。

1つのアーティファクトに対するアクセス制御リスト(ACL)の最大エントリ制限はいくつですか。

個々のアーティファクトの権限ダイアログで許可されるエントリ(ユーザーまたはロール)の最大数は、128です。アーティファクトには、ワークブック、データ・フロー、シーケンス、ウォッチリストなどがあります。

注:

ACLエントリは、パフォーマンスに影響します。ロールベースのアクセス制御を使用して、ACLエントリに個々のユーザーを直接割り当てないことをお薦めします。

電子メール配信の制限は何ですか。

Oracle Analytics Cloudデプロイメントのコンピュート・サイズによって、1つの電子メールで配信できる最大行数が決まります。行制限は、配信するレポートが書式設定されているかどうかによっても異なります。サービスの計画電子メールによる配信時の制限(クラシック分析およびダッシュボード)を参照してください。

注:

電子メールによるコンテンツ配信は負荷がかかる操作であり、システム全体のパフォーマンスに直接影響します。システム・パフォーマンスへの影響は、受信者の数、送信する行と列の数、および配信形式によって大きくなります。パフォーマンスへの影響を軽減するために、ピーク時以外に配信をスケジュールするか、配信形式を変更することをお薦めします。

パラメータをフィルタとして使用する場合に表示される列値は最大でいくつですか。

パラメータをフィルタとして使用する場合に表示される列値は、最大で10,000です。パラメータには、キャッシュできる値に10,000個の制限があるためです。また、パラメータの初期値は1,000個に制限されています。

分析、ダッシュボードおよびワークブックでプレゼンテーション変数およびパラメータを使用できますか。

いいえ。プレゼンテーション変数は、クラシック分析およびダッシュボードのプロンプトでのみ使用できます。パラメータはワークブックでのみ使用できます。

アップロードできるマップ・レイヤー・ファイルの最大サイズはいくつですか。

アップロードできる最大ファイル・サイズは25MBです。

オブジェクトを保存するときのデフォルトの場所はどこですか。

任意のオブジェクトを任意の場所に保存できます。ただし、「保存」ダイアログの「保存場所」フィールドでは、保存するオブジェクト・タイプに基づいて最も適した場所が推奨される場合があります。たとえば、保存するフィルタ、グループおよび計算項目をサブジェクト領域の分析作成時に使用するには、そのサブジェクト領域フォルダ内に保存する必要があります。「/マイ・フォルダ」または「/共有フォルダ」内にサブジェクト領域フォルダが存在しない場合は、フォルダが自動的に作成されます。「保存場所」フィールドのデフォルトの保存パスは、「/マイ・フォルダ/サブジェクト領域のコンテンツ/」<サブジェクト領域>ですが、ダイアログの「フォルダ」エリアに、カタログ内のサブジェクト領域フォルダの全インスタンスが表示されます。

分析やプロンプトなどのその他のオブジェクトは、任意のフォルダに保存できます。保存するオブジェクトを他のユーザーと共有するかどうかを決定する際には、共有フォルダと個人のフォルダの違いに注意してください。

自分の分析、ダッシュボードおよびワークブックへの他のユーザーのアクセスを有効にできますか。

はい。自分の分析、ダッシュボードおよびワークブックに他のユーザーがアクセスできるようにするには、分析、ダッシュボードまたはワークブックを共有フォルダに移動または保存し、他のユーザーに必要なアクセス権を付与します。「アクセス権限の割当および「共有カタログ・フォルダとワークブック権限の割当てを参照してください。

分析およびダッシュボードがプロンプトおよび他の分析と相互作用するようにできますか。

はい、分析およびダッシュボードはプロンプトと相互作用します。高度な手法: ダッシュボード・プロンプトと分析プロンプトとの相互作用を参照してください。1つのビューによって他の1つ以上のビューが変更されるようにビューをリンクできます。マスター詳細関係でのビューのリンクを参照してください。

ダッシュボードのドリルおよびフィルタの適用との相互作用があります。ダッシュボードの状態はどのように保存して、他のユーザーと共有しますか。

ダッシュボードに対して実行した設定を保存し、その設定に戻ることができます。ダッシュボード状態の保存および復元を参照してください。ダッシュボード・ページは、そのリンクを共有することで他のユーザーと共有できます。ダッシュボード・ページへのリンクを参照してください。

自分の分析およびダッシュボードに表示されている「診断」リンクはどのように除去するのですか。

クラシック・ビューで、BIサービス管理者ロールを持つユーザーとしてサインインし、構成設定「BIサーバー問合せの診断」の値を「拒否」に設定します。この設定は、管理\ セキュリティ - 権限の管理\管理: 一般にあります。

ヒント: ユーザー「マイ・プロファイル」アイコン、「管理」の順にクリックして、「管理」ページにアクセスできます。

分析は、異なる環境間で移行できますか。

はい。分析エディタの「詳細設定」タブを使用し、分析のXMLコードをコピーして貼り付けることで、分析をサービス環境間で移行できます。高度な手法: 分析用論理SQL文の確認を参照してください。

削除されたユーザーがアップロードしたデータ・ファイルを自分のクラウド・サービスから削除できますか。

はい。削除されたユーザーを元の状態に戻してから、データセット・ファイルを削除します。

BIユーザーはSmart Viewでレポート・ダッシュボードおよびレポートにアクセスできますか。

はい。Smart ViewとOracle Analytics Cloudを参照してください。

Oracle Analytics Cloudで初期化ブロックを使用できますか。

初期化ブロックを使用してセッション変数を設定できますが、これらを使用してユーザー、ロールまたはグループを設定できません。Oracle Analytics Cloudにサインインする際、Oracle Analytics Cloudで使用されているアイデンティティ管理システムにより、USERおよびROLE (GROUP)セッション変数の値が移入されます。

ページを印刷する場合またはPDF、PPTおよびPNGなどの形式でイメージをエクスポートする場合、背景マップからイメージが表示されないのはなぜですか。

ユーザーまたはビジュアライゼーション・ビルダーが、イメージをURLで参照して背景マップにこのイメージを追加した可能性があります。様々な形式で印刷またはエクスポートされるイメージの場合、イメージをホストする外部Webサイトはホスト・サーバーのAccess-Control-Allow-Originヘッダーが必要です。マップの背景に、このヘッダーを含まない外部Webサイトから取得されたイメージ参照が含まれる場合、イメージは表示されません。

このヘッダーの詳細は、https://www.w3.org/wiki/CORS_Enabledを参照してください

一部のユーザーが割り当てていない読取り権限を持つのはなぜですか。

アーティファクト(データセットなど)を含むレポート、ダッシュボードまたはワークブックを共有フォルダに保存または移動し、プロンプトが表示されたときに関連アーティファクトを共有する場合、Oracle Analyticsは、共有フォルダのレポート、ダッシュボードまたはワークブックにアクセスできるユーザーにアーティファクト読取り権限を割り当てます。

読取り権限がない場合、ユーザーはレポート、ダッシュボードまたはワークブックを開くときに正しいコンテンツにアクセスできません。

他のユーザーと共有したワークブックがダッシュボードとして表示される理由と、ユーザーが「ビジュアル化」ページにアクセスできない理由を教えてください。

ユーザーがワークブックを開いたときにワークブックが表示される方法は、ユーザーの権限とワークブックがどのように設定されているかによって異なります。
  • 共有されているワークブックにプレゼンテーション・フローが含まれていて、ワークブックに対するユーザーの権限が読取り専用である場合、ワークブックのダッシュボードは表示されるだけで、ユーザーは「ビジュアル化」ページでワークブックにアクセスできません。プレゼンテーション・フローのダッシュボードとキャンバスのプリファレンスによって、ダッシュボードの表示方法と、そこに組み込まれる機能が決まります。
  • 共有されているワークブックがプレゼンテーション・モードで表示されている場合、ワークブックのプレゼンテーション・フローのダッシュボードとキャンバスのプリファレンスによって、ユーザーがプレゼンテーション・フローやダッシュボードをどのように操作できるかが決まります。プレゼンテーション・フローを開くを参照してください。
  • ワークブックにプレゼンテーション・フローが含まれておらず、ユーザーの権限が読取り専用である場合、ワークブックは「ビジュアル化」ページに表示されます。ユーザーは、「ビジュアル化」ページでフィルタ値の変更、フィルタの追加、エクスポート、ソートおよびドリルを実行できます。