Oracle Analyticsでは、フィルタ・スコープとフィルタに使用するデータ要素に応じて使用できる様々なタイプのフィルタがサポートされています。
フィルタ・タイプ | 説明 |
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リスト |
リスト・フィルタは、テキスト・データ型や日付データ型、および集計できない数値データ型のデータ要素に適用できます。リスト・フィルタには、選択するための単純な値リストがあり、選択済の値と未選択の値を確認できます。長い値リストがある属性に適しています。 可用性: リスト・フィルタは、すべてのフィルタ・スコープで使用できます。 プロパティ:
制限事項: リスト・フィルタで表示できる値の数に制限はありませんが、10,000を超える値が選択されるとパフォーマンスが低下する可能性があります。 |
リスト・ボックス |
リスト・ボックス・フィルタは、リスト・フィルタに似ており、テキスト、数えられない値、日付に適用できます。単純な値リストもありますが、1つまたはすべてのみ選択できます。 可用性: リスト・ボックス・フィルタは、ダッシュボード・フィルタでのみ使用できます。 プロパティ:
制限事項:
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チェック・ボックス/ラジオ・ボタン |
チェック・ボックスまたはラジオ・ボタン・フィルタは、テキスト、数えられない値、日付に適用できます。「複数選択」がオンの場合、フィルタはチェック・ボックスを使用し、オフの場合、ラジオ・ボタンを使用します。 可用性: チェック・ボックスまたはラジオ・ボタン・フィルタは、ダッシュボード・フィルタでのみ使用できます。 プロパティ:
制限事項:
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上位下位N件 |
上位下位N件フィルタは、メジャーおよび属性のデータ要素に適用できます。たとえば、売上げに基づく上位10件の顧客でビジュアライゼーションをフィルタできます。 可用性: 上位下位N件フィルタは、すべてのフィルタ・スコープで使用できます。 プロパティ:
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範囲 |
範囲フィルタは、数値データ型であり「集計ルール」が「なし」以外に設定されているデータ要素に対して生成できます。範囲フィルタは、メジャーであり、$100,000から$500,000の売上のように連続する値の範囲にデータを限定するデータ要素に適用されます。あるいは、連続する値の範囲を(含むのではなく)除外する範囲フィルタを作成できます。こうした排他的フィルタでは、連続しない範囲(例: $100,000未満または$500,000超の売上)にデータが限定されます。 可用性: 範囲フィルタは、すべてのフィルタ・スコープで使用できます。 プロパティ:
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日付範囲 |
日付範囲フィルタでは、カレンダ・コントロールを使用して時間または日付の選択を調整し、データを特定の期間に制限します。1つの連続的な日付範囲を選択するか、指定範囲内の日付を除外するための日付範囲フィルタを使用できます。 可用性: 日付範囲フィルタは、すべてのフィルタ・スコープで使用できます。 プロパティ:
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相対時間 |
相対時間フィルタは、今日または最後の期間の終了時からの相対で指定された期間の値にフォーカスします。たとえば、過去3年間、今後3年間、または最後の会計期間までの年累計にフォーカスできます。 問合せで使用される現在日付と時間は、サーバーのタイムゾーン(ブラウザ・ホストの時間またはタイムゾーンではない)のOracle Analyticsサーバー・ホストの日付と時間です。 可用性: 相対時間フィルタは、すべてのフィルタ・スコープで使用できます。 プロパティ:
制限事項: 相対時間フィルタは、データ・ソースにすでに存在する日付列のみに適用でき、「年」または「四半期」などの派生列には適用できません。相対時間フィルタ・タイプでは、「日付」および「日時」列タイプがサポートされています。 |
スライダ |
スライダ・フィルタは、ビジュアライゼーションをアニメーション化し、時間などの特定のディメンションでデータがどのように変化するかを動的に表示する場合に使用できます。スライダ・フィルタは、テキスト、数えられない値、日付に適用できます。 可用性: スライダ・フィルタは、ダッシュボード・フィルタでのみ使用できます。スライダ・ダッシュボード・フィルタを使用したビジュアライゼーションのフィルタ処理およびアニメーション化を参照してください。 プロパティ:
制限事項:
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既存のフィルタのフィルタ・タイプを変更するには、フィルタ・タイプの変更を参照してください。
Oracle Analyticsでは、次のフィルタ・オプションも使用できます: