アセット翻訳ジョブの管理

翻訳用のコンテンツ・アイテムをエクスポートすると、翻訳ジョブが作成されます。その後、翻訳対象のファイルをダウンロードし、翻訳してから、翻訳ファイルをインポートすることができます。

注:

  • Oracle Content Management Starter Editionを使用している場合、翻訳ジョブはサポートされません。完全な機能セットを利用するには、Premium Editionにアップグレードします。
  • この機能はビジネス・リポジトリでは使用できません。

翻訳ジョブを管理する前に、アセットをエクスポートする必要があります。コンテンツ・アイテムのローカライズを参照してください。

翻訳ジョブのリストを表示するには、サイド・ナビゲーションの「サイト」をクリックしてから、バナー・メニューの「翻訳ジョブ」をクリックします。「翻訳ジョブ」ページには、すべての翻訳ジョブとそのステータスがリストされます。
  • 「準備完了」ステータス・アイコン (準備完了) - エクスポートされたアセットの.zipファイルは、ダウンロードする準備ができています。

  • 「進行中」ステータス・アイコン (進行中) - .zipファイルはダウンロードされました。すべてのターゲット言語のすべての翻訳が正常にインポートされるまで、ステータスは進行中のままです。

  • 「完了」ステータス・アイコン (完了) - このジョブのすべてのターゲット言語の翻訳は、正常にインポートされました。

  • 「失敗」ステータス・アイコン (失敗) - 翻訳ジョブが失敗しました。ジョブが失敗した理由に関する失敗メッセージがバナーの上に表示されたはずです。このメッセージを再度表示する必要がある場合は、翻訳ジョブを再送信できます。問題を修正した後、ジョブを再送信してください。

実行できるアクションは、次のとおりです:

  • 翻訳ジョブの詳細を表示するには、そのジョブを開きます。詳細には、ソース言語、選択されたすべてのターゲット言語、翻訳に含まれる追加のデータ・フィールド、およびそれらの翻訳のステータスが含まれます。
  • ジョブのエクスポートされたアセットの.zipファイルをダウンロードするには、ジョブを選択し、「ダウンロード」をクリックします。
  • ジョブを削除するには、ジョブを選択して「削除」をクリックします。
  • 翻訳をインポートするには、「インポート」「アップロード」の順にクリックし、翻訳されたアセットの.zipファイルを選択してから、「OK」をクリックします。

    Oracle Content Managementは、ジョブで定義されているすべての翻訳が.zipファイルで使用可能であることを検証します。どのアセットが翻訳ジョブに含まれているかを確認するには、ダイアログのリンクをクリックします。翻訳をインポートする準備ができたら、「インポート」をクリックします。

翻訳のロケール

翻訳用のアイテムを送信すると、ターゲット言語がコードで識別され、翻訳サービス・プロバイダは、そのアイテムを何語に翻訳して返すかを判断します。たとえば、frはフランス語を、deはドイツ語を表します。

これらのコードは、その他にも地域の方言に拡張できます。たとえば、de-LIはリヒテンシュタインで話されるドイツ語のコードで、de-LUはルクセンブルグで話されるドイツ語のコードです。ただし、言語サービス・プロバイダが地域の方言に対応していない場合は、コードを指定しても、2文字のベース言語に切り捨てられます。たとえば、de-LIde-LUの場合、コードはdeに切り捨てられます。

言語サービス・プロバイダがサポートする地域の方言がすべてではなく、1つの場合は、代用が行われます。たとえば、ms-BNはブルネイで話されるマレー語ですが、言語サービス・プロバイダがこの方言をサポートしていない場合には、マレーシアで話されるマレー語のコードであるms-MYなどに切り替えられます。ベリーズの英語であるen-BZとジャマイカの英語であるen-JMなど、言語サービス・プロバイダが方言を区別していない場合は、ベース言語に切り捨てられ、このケースでは英語のenになります。

翻訳のカスタム・ロケール

カスタム・ロケールは、組織のニーズに基づいて、開発者が作成します。カスタム・ロケール・コードは、ベース言語と、任意の地域の方言コード(該当する場合)、カスタム・ロケールであることを示すx、カスタマイズを識別するためにお客様の組織が必要とするその他のもので構成します。たとえば、英語のカスタム・ロケールは、en-JM-x-customのようにします。

カスタム・ロケールはお客様の組織に固有であるため、翻訳用にカスタム・ロケール・コードを送信すると、ベース言語と地域の方言(言語サービス・プロバイダがサポートしている場合)に切り捨てられます。前述したen-JM-x-customの例では、カスタマイズに固有のコード部分がなくなり、en-JMに切り捨てられます。また、言語サービス・プロバイダがジャマイカ(JM)の地域の方言コードをサポートしていない場合には、ベース言語であるenのみに切り捨てられます。

翻訳のカスタム・ロケールの作成

組織の開発者は、翻訳のカスタム・ロケールを作成できます。

  1. サイド・ナビゲーション・メニューの「管理」セクションで、「コンテンツ」をクリックします。

  2. バナー・メニューから「ローカリゼーション・ポリシー」を選択します。

  3. バナーで「言語」をクリックします。

  4. カスタム・ロケールに使用する地域の方言コードとともにベース言語コードを選択します。

  5. ベース・コードの横のフィールドにカスタム・ロケール・トークンを入力します。カスタム・ローカル・トークンは8文字を超えることができませんが、任意の数のトークンをダッシュで区切って入力できます。英数字(A-Zおよび0-9)のみが有効です。

  6. 説明を入力します(オプション)。説明が入力されない場合、デフォルトではベース言語コードの説明が表示されます。

    たとえば、「ポルトガル語(ブラジル)」(pt-BR)をベース・コードおよび方言として選択した場合、custom-south-americaをトークンとして入力できます。結果として「言語コード」リストに表示されるカスタム・ロケールは、pt-BR-x-custom-south-americaになります。説明が入力されていない場合、カスタム・ロケールの説明は「ポルトガル語(ブラジル)」になります。南米ポルトガル語という説明が入力された場合は、それが説明として表示されます。

  7. 「追加」をクリックします。ローカリゼーション・ポリシーの作成時にカスタム・ロケールを使用できるようになりました。

カスタム・ロケールを削除するには、「言語コード」リストでカスタム・ロケール・タイプの横のカスタム・ロケールの削除アイコンをクリックします。