ノードの重複除外により、ビューポイント内の類似する既存のノードを照合し、単一のノードに結合できます。
考慮事項
ビューポイントを重複除外するには、そのビューポイントに対するデータ・マネージャ以上の権限が必要です。
たとえば、ノード"Oracle"、"Oracle Inc"および"Oracle Incorporated"があり、"Oracle Incorporated"を保持し、他の2つのノードの情報をそれにマージするとします。"Oracle"を"Oracle Inc"にマージし、次に"Oracle Inc"を"Oracle Incorporated"にマージすることはできません。かわりに、一致したノード"Oracle"を特定して"Oracle Incorporated"の重複としてマークし、次に"Oracle Inc"を特定して"Oracle Incorporated"の重複としてマークします。
ビューポイントを重複除外するには:
Note:
クラスタリング・プロパティに対して重複除外操作がすでに実行されている場合は、最後に処理されたノードのノード作成日が表示されます。Tip:
これは、たとえば、テストする照合ルールに変更を加えた場合に役立ちます。ビューポイント全体を重複除外する前に、小さなバッチを実行して結果を評価できます。ノード・タイプに定義された照合ルールと、ビューポイントに登録されたデータ・ソースを使用して、ビューポイントで重複除外が実行されます。
重複除外操作
ビューポイントには数千のノードが含まれる場合があるため、通常はバッチで重複除外します。バッチは次の方法で定義できます:
バッチは、クラスタ・キーと指定したバッチ・サイズなど、前述のいくつかを組み合せて定義することもできます。
これらのバッチでノードを処理する方法には、いくつかのオプションがあります。次の用語は、これらのオプションを理解するのに役立ちます:
Table 11-1 バッチ処理のオプション
オプション | 定義 | 実行方法 |
---|---|---|
実行 | 指定したクラスタまたはノード作成開始日についてノードの最初のバッチの初期重複除外を実行します。 | 「ビューポイントの重複除外」ダイアログ・ボックスで「重複除外の実行」をクリックします。 |
続行 | 指定したクラスタまたはノード作成開始日についてノードの次のバッチの後続の重複除外を実行します。システムではすでに処理されたノードが追跡されるため、中断した場所から再開できます。 | 最初の実行操作を実行した後、「ビューポイントの重複除外」ダイアログ・ボックスで「重複除外の実行」をクリックします。 |
再実行 | 要求内の既存の結果セットを再処理します。これには1つ以上のバッチが含まれる場合があります。
ノート: 再実行では、受け入れられなかった照合結果のみが再処理されます。 |
重複除外結果セット・パネルで、再実行する結果セットの横にある「アクション」![]() |
再起動 | すでに処理されたクラスタを先頭から再処理します。
ノート: 「再起動」は、クラスタ・キー重複除外でのみ使用できます。 ヒント: 「再実行」と「再起動」の違いは、「再実行」では1つ以上のバッチが再処理されるのに対し、「再起動」ではクラスタが再処理されることです。 |
「ビューポイントの重複除外」ダイアログ・ボックスで、「クラスタ・キー」の横にある「再起動」![]() |
破棄 | 特定の要求の既存の結果セットを削除します。次に重複除外を実行するときに続行できるように、最後に処理されたノードが保持されます。
ノート: 要求を削除すると、結果セットも破棄されます。 |
重複除外結果セット・パネルで、再実行する結果セットの横にある「アクション」![]() |
破棄して再実行 | 特定の要求の既存の結果セットを削除し、結果セット内の同じノードを再処理します。これには1つ以上のバッチが含まれる場合があります。 | 重複除外結果セット・パネルで、再実行する結果セットの横にある「アクション」![]() |