ビューポイント内のノードの重複除外

ノードの重複除外により、ビューポイント内の類似するノードを評価し、それらが互いに重複している場合は単一のノードにマージできます。

重複除外プロセスの概要

ビューポイントでの重複除外操作は、次の一般的なプロセスに従います:

  1. データ・マネージャは、重複除外するビューポイントを含むビューの要求を作成します。

    Tip:

    ビューポイントの重複除外に要求が必要になるのは、重複除外プロセスの結果、ビューポイント内のノードに対する変更の処理が生じるためです。
  2. データ・マネージャは、特定のビューポイントを重複除外するために、そのビューポイントで特定のノード・タイプの照合を作成して実行します。ビューポイントに対する重複除外操作の実行を参照してください。
  3. 照合ワークベンチには、各データ・ソースに対して構成された照合ルールによって判断された潜在的な一致が表示されます。重複除外結果の理解および照合ルールの作成、編集および削除を参照してください。

    Note:

    照合スコアが照合ルールの「自動除外しきい値」を超える照合結果のみが表示されます。
  4. データ・マネージャは、重複除外の一致を確認し、各一致を受入れまたは却下してから、変更を適用します。重複除外結果の確認および変更の適用を参照してください。
  5. 受け入れた一致は、次のように適用されます:
    • 一致した(ソース)ノードはビューポイントから削除されます(重複であるため)
    • 重複ノードのプロパティおよび関係は、生存ルールの判断に従って存続する一致の候補(ターゲット)ノードにマージされます。生存ルールの作成、編集および削除を参照してください。
  6. システムは適用された変更を使用して、要求内の要求アイテムを作成します。重複ノードに対して削除アクションが追加され、プロパティの挿入、更新および移動アクションが生存ルールに基づいて追加されます。

重複除外における一致したノードおよび一致の候補の理解

重複除外するビューポイントには一致したノードと一致の候補の両方が含まれるため、この2つの違いを理解することが重要です:

  • 一致したノードは、照合プロセス中に評価するデータ・ソースのノードです。ノードをマージする際、これらのノードはマージ操作後に削除されるソース・ノードになります。
  • 一致の候補は、照合プロセス中に照合するノードです。ノードをマージする際、これらのノードはマージ後に存続するターゲット・ノードになり、ソース・ノードのプロパティおよび関係の値が、生存ルールの判断に従ってマージされます。

Note:

クラスタ・キーを使用して重複除外を実行する場合、クラスタ・キーは一致したノードにのみ適用されます。照合対象のノードを制限するためには使用されません。

たとえば、Stateのクラスタ・キーとTexasのクラスタリング・プロパティ値を使用して顧客のビューポイントを重複除外する場合、Texasの顧客(一致したノード)のみが評価されますが、同じ名前のCaliforniaの顧客(一致の候補)と一致する可能性があります。レコードをマージすると、Texasのノードが削除され、その情報がCaliforniaのノードにマージされます。