重複除外では、照合プロセスを使用してビューポイント内の互いに重複しているノードを識別し、単一のノードに結合できます。
要求アイテムの照合およびマージとは異なり、ビューポイントにすでに存在するノードに対して実行された重複除外は、要求に追加される取り込むノードに対して機能します。これにより、照合が使用可能になる前にビューポイントに追加されていた、または要求処理外で(インポートやロードなどによって)追加された可能性がある、重複する既存ノードを検出してマージできます。
重複除外では、要求アイテムの照合およびマージと同じ要素の多くを使用できます:
重複除外モード
次の2つのモードで、ビューポイントのノードを重複除外できます:
単一の要求で特定のビューポイントおよびノード・タイプに対して実行できる重複除外モードは1つのみですが、コンテキストの異なるビューポイントでは、両方のモードを使用してノードを重複除外できます。たとえば、最初にクラスタ・キーを使用してビューポイントのノードを重複除外してから、時間ベースの重複除外を使用して、その後で作成されたノードを漸進的に重複除外することができます。
Note:
モードにかかわらず、特定のノード・タイプのノードは、一度に1つのアクティブな要求でのみ重複除外できます。クラスタ・キーおよび時間ベースのノード作成日による重複除外は、基本的に、重複除外操作の範囲を制限するように機能します。要求内の要求アイテム数の上限によって自動的に制限される照合およびマージとは異なり、ビューポイントには何百万ものノードが含まれる可能性があります。ノード作成日またはクラスタ・プロパティのいずれかを指定することで、単一の操作で重複除外の対象とする特定のノードを指定できます。
Note:
クラスタ・キーおよび時間ベースの重複除外のいずれにおいても、どのノードが評価済でどのノードがまだ評価されていないかの進捗をシステムで追跡できるようにするために、重複除外されるノード・タイプにCoreStats.Created Date
プロパティが含まれている必要があります。クラスタ・キーを使用した重複除外
クラスタ・キーを使用してノードを重複除外するためには、照合されるノードのノード・タイプに対してクラスタ・プロパティを定義する必要があります。これにより、同じビューポイント内の他のノードと照合されるビューポイント内のノードのリストがフィルタされます。重複除外プロセスを実行する際には、ノードの重複除外を行うクラスタ・プロパティの値を指定します。
Tip:
ノード・タイプのクラスタ・プロパティを定義する場合、選択したプロパティにはそのノード・タイプの「許容値」リストが含まれている必要があります(ノード・タイプのクラスタリング・プロパティの構成を参照)。その後、クラスタ・キーを使用して重複除外を実行するときに、その許容値のリストからクラスタ・プロパティを選択します。たとえば、顧客を重複除外し、クラスタ・プロパティがStateである場合は、クラスタ値としてTexasを選択し、Texas州の顧客を重複除外できます。クラスタ・キーは、照合元のノードではなく、照合先のノードのセットに適用されます。つまり、Texas州の顧客を照合している前述の例では、Californiaの同じ名前の一致は表示されます。
時間ベースの重複除外
時間ベースの重複除外では、指定された日付以降に作成されたノードを重複除外できます。この場合、クラスタ・プロパティを指定する必要はありません。かわりに、重複除外のための照合を作成するときに、ノードの作成開始日と必要に応じてバッチ・サイズを指定します。