ノードの親子関係がプライマリ・ビューポイントに定義されている関係とは異なる代替ビューポイントを作成できます。たとえば、このタイプの階層を使用して、複数の事業部門を1つの単位に結合する再編成の影響を分析します。
ヒント:
このタイプの代替ビューポイントは、仮定シナリオ計画や将来のシナリオ計画に使用します。
注:
Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの場合は、各ツリー(ツリー・コード/ツリー・バージョン名)に独立した階層セットが必要です。
親子関係がプライマリ・ビューポイントの親子関係とは異なる階層を定義するには、次のデータ・チェーン・オブジェクトの新しいインスタンスを作成します。
注:
プライマリ・ビューポイントの親子関係は変更しないため、新しい階層セットが必要です次のステップでは、プライマリ・ビューポイントの親子関係とは異なる親子関係を持つ階層を作成する方法について説明します。詳細は、代替ビューおよびビューポイントの定義を参照してください。
例21-2 再編成の評価
ある会社が販売部門の再編成の影響を評価する必要があるとします。現在、販売組織には大陸用の最上位ノードがあり、大陸ノードには国用の子ノードがあります。次の例は、ヨーロッパの階層分岐を示しています。
再編成をモデル化した代替ビューポイントでは、大陸用の分岐が地域用の子ノードを持ち、地域ノードが国用の子ノードを持ちます。次の例は、代替ビューポイント内のヨーロッパ・ノードが東ヨーロッパおよび西ヨーロッパ地域用の子ノードを持ち、地域ノードに国用の子ノードが含まれる様子を示しています。