19 代替ビューおよびビューポイントの定義

代替ビューおよびビューポイントを使用すると、エンタープライズ・データを別の方法で整理して表示できます。

アプリケーションを登録すると、デフォルト・ビューが自動的に作成されます。このデフォルト・ビューには、アプリケーション内のバインドされた個々のディメンションのビューポイントが含まれます。そのため、デフォルト・ビューを使用すると、外部アプリケーションの構造に一致する階層構造で、すべてのディメンションのすべてのデータを操作できます。

では、編成済のこの階層構造を別の方法で整理して表示するにはどうすればよいでしょうか。または、特定のユーザーがアプリケーション内のデータのサブセットを操作できるようにするにはどうすればよいでしょうか。あるいは、複数のアプリケーションからのデータを同時に操作するにはどうすればよいでしょうか。これらのユースケースに対して代替ビューおよびビューポイントを作成できます。

ビデオ

目的 参照するビデオ

代替ビューポイントの作成について学習します。

ビデオ・アイコン 代替ビューポイントの作成

代替ビューの定義

デフォルトのアプリケーション・ビューとは別のビューを作成する主なユースケースは2つあります:

  • 専用のビューを作成し、アプリケーション内のすべてのデータへのフル・アクセス権を持たない特定のユーザーが、特定のデータ・セットを保守できるようにします。
  • 複数のアプリケーションからのビューポイントを含むマスター・ビューを作成します。この場合、マスター・ビューを変更し、サブスクリプションを使用して、サブスクライブしているビューポイントにそれらの変更をプッシュできます(ビューポイントのサブスクライブを参照)。

この代替ビューではエンタープライズ・データを操作するためのより柔軟なオプションが複数提供されます:

代替ビューポイントの定義

代替ビューポイントでは、バインドされたビューポイントの階層とは異なる階層を使用して、ノードを集約、ロールアップまたは要約できます。つまり、代替ビューポイントを使用すると、バインドされたビューポイントの最上位ノード以外の最上位ノードを使用して下位レベルのノードをグループ化できます。

次のリストに、代替ビューポイント作成の一般的な理由をいくつか示します。

  • 既存の親子関係を保持したまま、ノードを異なる親ノードでグループ化します。たとえば、コスト・センターを地域、機能および法的エンティティでグループ化する階層を作成できます。
  • バインドされたビューポイントと異なる親子関係を使用してノードをロールアップした場合に、階層と関連するデータがどのような影響を受けるかを調査します。

    たとえば、代替ビューポイントを使用して、事業部門を分割した場合の影響を分析できます。次に代替ビューポイントを外部アプリケーションにエクスポートして、関連するデータに対する影響を評価できます。

  • レポートに使用する階層を定義します。