異なる最上位ノードを使用する代替ビューポイント

プライマリ・ビューポイントの最上位ノードとは異なる最上位ノードの下に下位レベルのノードがグループ化されながら下位レベルのノードの親子関係も保持される代替ビューポイントを作成できます。

たとえば、115、116および117という名前の子ノードを持つ110という名前のノードが含まれるコスト・センターの階層があるとします。110ノードとその子ノードは、プライマリ・ビューポイントとは別のビューポイント内の異なる最上位ノードの下に配置できます。

このタイプの代替ビューポイントには、プライマリ・ビューポイントのデータ・チェーン内にある階層が含まれる必要があります。この階層セットでは、共有ノードを許可する必要があります。共有ノードの理解を参照してください。

このタイプの代替ビューポイントを新しいビューポイント内に作成するには、次のステップを実行します。詳細は、代替ビューおよびビューポイントの定義を参照してください。

  1. プライマリ・ビューポイントに使用されるものと同じ階層セットを使用して新しいノード・セットを作成します。
  2. 作成したノード・セットを使用して代替ビューポイントを作成します。

注:

必要に応じて、かわりにプライマリ・ビューポイントを使用して異なる最上位ノードの下にノードをグループ化できます。これを行うには、新しい最上位ノードを追加し、下位レベルのノードを挿入します。

例19-1 国の最上位ノード下でのノードのグループ化

コスト・センターを業務別にグループ化したプライマリ・ビューポイントがあるとします。業務には、米国内の研究および開発用のコスト・センターが含まれます。次の例の米国のコスト・センターの階層には、115、116および117という名前の子ノードを持つ110という名前の親ノードがあります。


業務別にグループ化したコスト・センターの階層。

ここで、コスト・センターが位置する国別にコスト・センターをグループ化する代替ビューポイントを作成する必要があるとします。次の例では、代替ビューポイントの最上位ノードは、USAのノードが含まれるCountriesです。次の例では、USAノードには、米国の研究および開発用のコスト・センターの階層が含まれています。


プライマリ・ビューポイントには、最上位ノードCountriesを持つ代替ビューポイントが含まれています。