異なるノード・タイプを使用する代替ビューポイント

プライマリ・ビューポイントで使用されるものとは別のノード・タイプを使用する、代替ビューポイントを作成できます。たとえば、製品のノードで構成されるプライマリ・ビューポイントがあり、サプライヤによる製品の代替ビューポイントの作成を任されているとします。登録済アプリケーションにはサプライヤのノードがまだないため、サプライヤのノード・タイプを作成し、次にサプライヤ・ノードに製品ノードが含まれる階層を作成します。

このタイプの代替ビューポイントを作成するには、新しい階層セットとノード・セットを作成します。アプリケーションに存在しないノード・タイプを使用する代替ビューポイントを定義する場合は、新しいノード・タイプも作成します。

次のステップで、プライマリ・ビューポイントのノード・タイプとは別のノード・タイプ間の関係を作成するための、代替ビューポイントを作成する方法を説明します。詳細は、代替ビューおよびビューポイントの定義を参照してください。

  1. 代替ビューポイントに現在アプリケーションには存在しないノード・タイプが含まれる場合、ノードの新しいカテゴリごとに新しいノード・タイプを作成します。
  2. ノード・タイプ間の親子関係を定義する階層セットを作成します。
  3. 作成したものと同じ階層セットを使用して新しいノード・セットを作成します。
  4. 作成したノード・セットを使用して代替ビューポイントを作成します。

例19-3 ストア別製品

次の例に示すように、音楽製品のノードを含む製品のプライマリ・ビューポイントを操作するとします。


クラッシックやモダンなどの音楽ジャンルを最上位ノードに持つ階層。このジャンルのノードには、ベートーベンやモーツァルトなどの作曲家の子ノードがあります。

ストア別に製品をリストする、代替ビューポイントの作成を任されているとします。アプリケーションには現在、ストアのノード・タイプはありません。この代替ビューポイントを作成するには、次の作業を行います。

  1. ストアのノード・タイプを作成します。
  2. ノード・タイプ間の親子関係を定義する階層セットを作成します。この例では、ストアは製品の子ノードを持つことができますが他のストアの子ノードを持つことはできず、製品は他の製品の子ノードのみ持つことができます:
    ストア・ノード・タイプと製品ノード・タイプは両方とも、製品の子ノードを持つことができます。
  3. 作成した階層セットを使用して、新しいノード・セットを作成します。
  4. 作成したノード・セットを使用して代替ビューポイントを作成します。

次の例は、新しい階層を示しています。最上位ノードはストアのノードです。


ストアの最上位ノードを持つ階層。ストアには音楽ジャンルの子ノードが含まれ、これらのノードにはベートーベンやモーツァルトなどの作曲家の子ノードが含まれます。