Oracle Financials Cloud一般会計ディメンションのエクスポート

外部のOracle Financials Cloud一般会計アプリケーションのディメンションにバインドされた1つ以上のビューポイントからエクスポートできます。カンマ区切りファイルにエクスポートします。接続情報を指定して、ファイルを自らのOracle Financials Cloud一般会計サーバーにアップロードできます。ノードは、ノード・セットの最上位ノードから始めてエクスポートされます。たとえば、1つのディメンションに最上位ノードとしての米国と、その下位にすべての州を含めることができます。ただし、ノード・セットの最上位ノードがテキサスである場合、テキサスとその下位のノードのみがエクスポートされます。ツリー・ビューポイントの場合、ノードのエクスポートは階層セットの最上位ノードから開始されます。

ベスト・プラクティス

エクスポートを実行する前にディメンションにバインドされたビューポイントを検証し、データの整合性を確保することをお薦めします。検証および制約の理解を参照してください。

ディメンションのエクスポート時にビューポイントを自動的に検証するには、「エクスポート前に検証」オプションを使用します。エクスポート・オプションの管理を参照してください。

開始する前に:

  • エクスポートするには、最低でもアプリケーションまたはディメンションに対するデータ・マネージャ権限が必要です。
  • nullまたは空白の値のかわりに、定義されたキーワードをエクスポートできます。エクスポート・オプションの管理を参照してください。
  • ノードと階層関係が、Oracle Enterprise Data Management Cloudに存在していたときの順序でエクスポートされます。ノードおよび階層関係を英数字順にエクスポートする場合は、ディメンションの階層セットを開いて、「カスタム順序の使用」をクリアします。
  • Oracle Financials Cloud一般会計では、日付がYYYY/MM/DD形式でエクスポートされます。この形式は、他のアプリケーション・タイプで使用される日付形式とは異なる場合があります。
  • ディメンションをエクスポートすると、次のCSV (カンマ区切り)ファイルが含まれたZIPファイルが作成されます。(Oracle Financials Cloud一般会計へのインポートでは、大文字と小文字が区別されます)。
    • GlSegmentValuesInterface.csvファイルには、ディメンション内のすべてのノードに加え、そのプロパティおよびセグメントに追加されたグローバルまたはコンテキスト依存型付加フレックスフィールドが含まれています。
    • GlSegmentHierInterface.csvファイルには、個々のツリー(ツリー・コードとツリー・バージョン名の組合せ)の親子構造およびツリー・ラベルが含まれています。

      注:

      エクスポートするディメンションにリスト・タイプ・ノード・セットがあり、ツリーが登録されていない場合、GlSegmentHierInterface.csvファイルは生成されません。
  • ディメンションをエクスポートすると、生成されたGlSegmentValuesInterface.csvファイルのデータ・ソース列にキーワードEDMCSが自動的に移入されます。これにより、Oracle Financials Cloud一般会計にインポートされている値セットのすべての付加フレックスフィールド属性列の値は、別の値がそれらの列にまだ存在しない場合はクリアされます。

    注意:

    値セットによって使用されるすべての付加フレックスフィールドが、Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションに対して登録されており、データを意図せずにクリアすることを阻止するために、それらに対してデータ値がOracle Enterprise Data Management Cloudで定義されていることを確認してください。

    詳細は、Enterprise Structures and General Ledgerの実装セグメント値および階層のインポート・データの処理方法を参照してください。

  • 登録時にOracle Financials Cloud一般会計サーバーへの有効な接続情報を入力した場合、ZIPファイルはそのサーバーにアップロードされます。ファイルをOracle Financials Cloud一般会計アプリケーションにインポートできます。Oracle Financials Cloud財務およびプロジェクト・ポートフォリオ管理の共通機能の実装Oracle Cloudの外部データ統合サービスを参照してください。
  • Oracle Financials Cloud一般会計ディメンションの接続へのエクスポートの場合にのみ、エクスポート・オプションを構成して、外部Financials Cloud環境でインポートおよび公開プロセスを開始し、セグメント値とツリーの同期を完了する追加のエクスポート後タスクを組み込むことができます。Oracle Financials Cloud一般会計のエクスポート・オプションを参照してください。

注意:

Oracle Enterprise Data Management Cloudからエクスポートした後、外部のOracle Financials Cloud一般会計アプリケーションにインポートするときは、次の制限に注意してください:

  • 標準勘定科目セグメントの勘定科目タイプに対する変更は、外部の一般会計アプリケーションに適用された後はインポートできません。
  • すべてのセグメントの要約フラグの場合:
    • YからNへの変更はインポートできますが、これにより、セグメント値に子がある階層の再構築が必要になることがあります
    • NからYへの変更はインポートできません。この変更は、外部の一般会計アプリケーションで行う必要があります。

ヒント:

REST APIを使用して、Oracle Financials Cloud一般会計ディメンションをOracle Enterprise Data Management Cloudからアプリケーション接続にエクスポートする際(Oracle Enterprise Data Management Cloud Service REST APIディメンションのエクスポートのユース・ケース を参照)、Oracle Financials Cloudに転送されるzipファイルのドキュメントIDが、Oracle Enterprise Data Management Cloudエクスポート・ジョブの結果に返されます。

次に、このドキュメントIDをERP統合サービスAPIに渡して、zipファイルをFinancials Cloudのセグメント値および階層としてインポートできます(Oracle Financials Cloud REST APIインバウンドまたはアウトバウンドのデータ・セットの作成を参照)。これにより、EDMエクスポート・ファイルのドキュメントIDを取得するための、Financials Cloud SOAP APIへの追加のコールがなくなります。

ディメンションをエクスポートするには:

  1. 「アプリケーション」でお使いのアプリケーションを見つけて、省略記号の選択をクリックし、「エクスポート」をクリックします。

  2. 左側の列で、エクスポートするディメンションを選択します。

  3. オプション: インスペクタでディメンションのエクスポート・オプションを変更するには、「サマリー」セクションで、ディメンション名をクリックします。ディメンションの検査を参照してください。

  4. 「エクスポート・ターゲット」で、「ファイル」または「接続」を選択し、次のいずれかを実行します。

    • 「接続」を選択した場合、エクスポート先の接続を選択し、エクスポート・ファイル名を指定して「エクスポート」をクリックします。

    • 「ファイル」を選択した場合、エクスポート・ファイル名が生成されます。デフォルトのファイル名はアプリケーション名_ディメンション名_日付(FCGL_Account_20200123.csvなど)で、エクスポートを実行する前に編集できます。ブラウザ設定でダウンロード場所が定義されます。デフォルトのファイル名をそのまま使用するか編集し、「エクスポート」をクリックします。

    注:

    「エクスポート・ターゲット」「接続」オプションは、アプリケーション登録時にOracle Financials Cloud一般会計サーバーへの接続情報を入力した場合にのみ使用できます。
  5. オプション: エクスポートの完了後、エクスポートに検証エラーがある場合は、ビューポイント名をクリックしてビューポイントを開き、エラーを解決できます。検証の問題の解決を参照してください。検証の問題が解決した後、ビューポイント・ウィンドウからエクスポートに戻るをクリックしてエクスポート画面に戻ります。

EPM自動化(『Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作』exportDimensionを参照)またはREST API (Oracle Enterprise Data Management Cloud ServiceのREST APIディメンションのエクスポートを参照)を使用して、ディメンションをエクスポートすることもできます。