32 E-Business Suite一般会計アプリケーションの操作

Oracle Enterprise Data Management Cloudを使用して、Oracle E-Business Suite一般会計の値セットの勘定体系セグメント値を管理します。ユーザーは新しいセグメント値を作成してそのプロパティを編集し、Oracle Enterprise Data Management Cloudを使用して階層を保守します。

この情報は次のことが可能です:

  1. E-Business Suite一般会計からのエクスポート

    Oracle Enterprise Data Management Cloudへのインポート

  2. Oracle Enterprise Data Management Cloudでの管理

  3. Oracle Enterprise Data Management Cloudからのエクスポート

  4. E-Business Suite一般会計へのインポート

Oracle Enterprise Data Management Cloudでは、次のタイプの一般会計データを管理できます:

  • 勘定体系セグメント値

  • セグメント値プロパティ

    注意:

    登録システムで作成された事前定義済プロパティを変更する場合は、プロパティ値を導出するためにプロパティ継承または位置指定ロジックを使用しないでください。E-Business Suite一般会計アプリケーションの事前定義済プロパティを参照してください。

  • セグメント値の階層関係

  • グローバルおよびコンテキスト依存型付加フレックスフィールド

注:

Oracle Enterprise Data Management CloudE-Business Suite一般会計の間のこの統合は、E-Business Suite一般会計リリース12.1.3以上で使用可能です。

Oracle Enterprise Data Management CloudでのE-Business Suite一般会計のデータの管理には、次の処理が含まれます。

E-Business Suite一般会計アプリケーションは、ウィザードに従ってアクティブ言語やセグメント情報などの情報を入力して登録します。


EBSGLのデータ・チェーン・オブジェクトの図

E-Business Suite一般会計アプリケーションを登録すると、Oracle Enterprise Data Management Cloudでアプリケーションの次のデータ・チェーン・オブジェクトが作成されます。

  • デフォルト・ビュー—アプリケーションのすべてのデータ・チェーン・オブジェクトを管理できます。ビューの理解を参照してください。
  • アプリケーションのセグメント値セットごとに、次のデータ・チェーン・オブジェクトが作成されます。

    • ディメンション—データ値を分類する方法を提供します。ディメンションの理解を参照してください。
    • ビューポイント—操作するノードのサブセットを提供します。ビューポイントはノード・セットを指します。ビューポイントについてを参照してください。
    • リストタイプのノード・セット—ビューポイントで使用可能なノードのグループを定義します。セグメント値セットの場合、使用可能なすべてのノードを含むリスト・ノード・セットが、階層データなしで作成されます。ノード・セットの操作を参照してください。
    • ノード・タイプ—共通のビジネス目的を共有するアプリケーションのノードの集まりを表示します。ノード・タイプには、アプリケーション固有のすべてのプロパティがあります。ノード・タイプの操作を参照してください。

アプリケーションの登録後、データをディメンションにインポートして、ノード、プロパティおよび階層セットを移入できます。オプションで、登録を変更できます。データ・セットの作業の実行後、ディメンションを外部アプリケーションにエクスポートできます。

注:

Oracle Enterprise Data Management Cloudでディメンションとデータ・チェーン・オブジェクトが作成されると、それらはE-Business Suite一般会計アプリケーションのセグメントおよび値セットにバインドされます。これらのバインドにより、登録されたデータ・チェーン・オブジェクトは外部アプリケーションの要件に準拠するようになります。また、ユーザーがアプリケーションのデータのインポートまたはエクスポートを阻止するような変更を行うのを防ぐことができます。バインディング・ルールの理解を参照してください。