要求委任の理解

要求承認者およびコミット者が、要求ワークフローから自分を外すために、自分を不在としてマークすると(プリファレンスの設定を参照)、承認要求またはコミット要求に要求委任先を割り当てることができます。

コンテンツを表示して要求を承認またはコミットするには、委任先に適切な権限が必要です(要求のセキュリティを参照)。要求を表示してアクションを実行するために必要な権限は、自動的には割り当てられません。委任先に、要求のデータ・オブジェクトに対する権限があるが、ビューに対する権限がない場合は、要求インスペクタを使用して要求を承認できます。

要求委任先は次のように処理されます:

  • 要求の承認またはコミットの招待が承認者またはコミット者に送信されると、招待は委任先にも送信されます。
  • 委任先は、不在のユーザーのかわりに、承認およびコミット・タスクを実行できます。

    Note:

    元の招待者と委任先の両方が要求に招待されていますが、いずれかのみ承認できます。いずれかが承認すると、もう一方は招待者リストから除去されます。ただし、不在の招待者が要求参加者としてマークされると、招待者は後の時点で要求にアクセスできます。
  • 委任先が要求を承認またはコミットする場合、要求インスペクタの「ワークフロー」タブにある招待者表には、招待されたかわりの委任先に関するユーザー詳細が表示されます。要求の検査を参照してください。
  • 不在の複数の承認者またはコミット者に対して同じユーザーが委任先の場合、または、委任先が要求に対する招待者でもある場合、委任は承認またはコミットのために1つの招待にのみ送信されます。
  • 委任先も不在の場合、要求は、デッドロックを解除するためにデータ・マネージャ権限を持つユーザーにエスカレーションされます。