マージ・インポートは、(置換およびリセットのように)データを直接インポートするのではなく、インポート要求の変更を取得します。これにより、インポートで実行された増分変更を識別し、トランザクション履歴にインポート変更を表示し、サブスクリプションを使用してビューポイント間でインポート変更を同期できます。
マージ・インポートを実行すると、次のプロセスに従ってデータがインポートされます。
- インポート・ソース・データが既存のデータと比較され、差異が特定されます。
- バインドされたビューポイントのビューのドラフト要求が作成され、これにはインポート差異からの要求アイテムおよびアクションが含まれます。
差異がない場合、インポート要求は作成されず、ユーザーに通知されます。
注:
マージ・インポートの要求アイテム制限は20,000アイテムです。
- 事前定義の検証は要求に対して実行されます:
- デフォルトでは、検証エラーが見つからない場合、要求は自動的に送信されます。「自動送信」の選択を解除すると、要求が自動的に送信されないようにすることができます。インポート・オプションの管理を参照してください。
- 検証エラーが見つかった場合、要求は送信ステージの「ドラフト」ステータスのままになり、インポートを実行したユーザーに割り当てられます。要求に割り当てられたユーザーに電子メール通知が送信されます。
注:
PlanningおよびFinancial Consolidation and Closeのインポートの場合、定義済メンバーは追加できません
および定義済メンバー・プロパティは変更できません
の検証は実行されません。
- デフォルトでは、「承認」および「コミット」ステージが省略され、要求アイテムがコミットされて、要求が「クローズ済」に設定されます。これらのステージが省略されないようにするには、「承認およびコミットの省略」の選択を解除します。インポート・オプションの管理を参照してください。
- インポートにサブスクリプションのソース・ビューポイントに対する要求アクションが含まれている場合、ターゲット・ビューポイントのサブスクリプション要求が生成されます。同じターゲット・ビューのサブスクリプションでは、要求アイテムが同じサブスクリプション要求にグループ化されます。ビューポイントのサブスクライブを参照してください。
インポートが完了すると、インポート要求リンクをクリックして、インポート要求に移動できます。要求が「送信」または「承認」ステージにある場合、要求ビューに表示されます。「クローズ済」の場合、インスペクタに表示されます。インポート結果をトランザクション履歴に表示できます。