マージ・インポートの操作

マージ・インポートは、(置換およびリセットのように)データを直接インポートするのではなく、インポート要求の変更を取得します。これにより、インポートで実行された増分変更を識別し、トランザクション履歴にインポート変更を表示し、サブスクリプションを使用してビューポイント間でインポート変更を同期できます。

マージ・インポートを実行すると、次のプロセスに従ってデータがインポートされます。

  1. インポート・ソース・データが既存のデータと比較され、差異が特定されます。
  2. バインドされたビューポイントのビューのドラフト要求が作成され、これにはインポート差異からの要求アイテムおよびアクションが含まれます。

    差異がない場合、インポート要求は作成されず、ユーザーに通知されます。

    注:

    マージ・インポートの要求アイテム制限は20,000アイテムです。
  3. アプリケーション固有の検証は要求に対して実行されます。
    • デフォルトでは、検証エラーが見つからない場合、要求は自動的に送信されます。「自動送信」の選択を解除すると、要求が自動的に送信されないようにすることができます。インポート・オプションの管理を参照してください。
    • 検証エラーが見つかった場合、要求は送信ステージの「ドラフト」ステータスのままになり、インポートを実行したユーザーに割り当てられます。要求に割り当てられたユーザーに電子メール通知が送信されます。

    注:

    PlanningおよびFinancial Consolidation and Closeのインポートの場合、定義済メンバーは追加できませんおよび定義済メンバー・プロパティは変更できませんの検証は実行されません。

  4. デフォルトでは、「承認」および「コミット」ステージが省略され、要求アイテムがコミットされて、要求が「クローズ済」に設定されます。これらのステージが省略されないようにするには、「承認およびコミットの省略」の選択を解除します。インポート・オプションの管理を参照してください。
  5. インポートにサブスクリプションのソース・ビューポイントに対する要求アクションが含まれている場合、ターゲット・ビューポイントのサブスクリプション要求が生成されます。同じターゲット・ビューのサブスクリプションでは、要求アイテムが同じサブスクリプション要求にグループ化されます。ビューポイントのサブスクライブを参照してください。

インポートが完了すると、インポート要求リンクをクリックして、インポート要求に移動できます。要求が「送信」または「承認」ステージにある場合、要求ビューに表示されます。「クローズ済」の場合、インスペクタに表示されます。インポート結果をトランザクション履歴に表示できます。