ダッシュボード2.0のダッシュボード設計の概念

このトピックには、ダッシュボード2.0のダッシュボードを設計する際に役立つ情報が含まれています:

ダッシュボード2.0デザイナについて

キャンバスが空の状態のダッシュボード2.0デザイナ・ページ

ダッシュボード・デザイナは、次のダッシュボード・コンポーネントで構成されています:

ダッシュボード2.0デザイナを開く

前述したように、ダッシュボード・ページのダッシュボード2.0のダッシュボードは次のアイコンによって識別されます: ダッシュボード2.0のアイコン

ダッシュボード2.0デザイナを開くには:

  1. ホーム・ページで「ダッシュボード」をクリックします。

  2. 次のいずれかのオプションを選択してください:

    • ダッシュボードを作成するには、「作成」をクリックし、「ダッシュボード2.0」を選択します。

    • ダッシュボードを編集するには、編集するダッシュボード2.0のダッシュボードの右側にある「アクション」列で「アクション」アイコン (「アクション」)をクリックし、「編集」をクリックします。

      ダッシュボード2.0のダッシュボードの編集中にデータを操作する必要がない場合(たとえば、ダッシュボード・コンポーネントおよびタイルを再配置する場合)は、「アクション」アイコン (「編集」)をクリックし、「データなし編集」をクリックします。

  3. ダッシュボード2.0のダッシュボードがランタイム環境で開いている場合は、ランタイム環境からダッシュボード・デザイナ環境に切り替えることができます。

    「アクション」をクリックし、「編集」または「データなし編集」を選択します。

チャートのデータ・ソース

ダッシュボード2.0では、アド・ホック・グリッド、フォームおよびキューブからデータを選択できます。データ・ソースはオブジェクト・パレットから選択します。

注:

ダッシュボード2.0のダッシュボード1つに最大12個のコンポーネントを入れることができます。

  • プロパティ・パネルの「チャート」タブダッシュボード2.0のチャート・プロパティ・アイコンでは、ダッシュボード・コンポーネントの詳細なデータ・ソース詳細な情報が提供されます。ダッシュボード・コンポーネントを選択し、ダッシュボード2.0のチャート・プロパティ・アイコン (「チャート」)をクリックします。データ・ソース情報は、「ビジュアライゼーション」見出しの下に表示されます。

  • クイック分析のデータ・ソースとしてキューブを使用する場合は、オブジェクト・パレットからダッシュボード・ワークスペースにキューブをドラッグ・アンド・ドロップしてから、「検索」ボックスをクリックして、メンバー名を入力するか、メンバー・セレクタを起動してメンバーを選択します。「レイアウト」タブがプロパティ・パネルに表示され、ここでディメンションをピボットすることや、どのディメンションをPOV、行または列の軸に表示するかを選択できます。クイック分析についてを参照してください。

    注:

    クイック分析を使用してチャートを作成できるのは、選択できる全ディメンションのうち50個のメンバーという上限があります。この制限とキューブ内のディメンション数をあわせて、クイック分析に基づいたチャートでサポートされるグリッドの最大サイズが決まります。

  • ダッシュボード・コンポーネントのデータ・ソースがフォームまたはアド・ホック・グリッドのときは、フォーム定義を使用してデータがフェッチされます。

    • プロパティ・パネルでソース・フォームを変更するには、プロパティ・パネルのダッシュボード2.0のチャート・プロパティ・アイコン (「チャート」)タブで「フォーム」プロパティをクリックします。

    • 1つのチャートでビジュアル化できるフォーム・データの合計数は10,000セルです。デフォルトでは、これは100行と100列です。ただし、合計が10,000セル以下となるように行と列の数を任意の組合せに変更できます。たとえば、行の数を5に減らす場合は、列の数を2,000まで増やすことができます(5 x 2000=10,000)。

    • フォームの精度が設定されている場合は、ダッシュボード2.0への変換後に表示される値はそのフォームの精度設定に基づいています。フォームの精度の値が設定されていない場合は、ダッシュボード2.0への変換後に表示される値が変化する可能性があります。

    注:

    ダッシュボード・コンポーネントのデータ・ソースがフォームのときに、そのフォームの行の中に未構成の空白ヘッダー・セルまたは空の式行がある場合は、対応するチャートの凡例が表示されません。

  • 「ドーナツ」、「円」および「ゲージ」のチャート・タイプの場合は、複数のチャートを1つのコンポーネントに追加できます。複数のチャートを追加するには、チャートの「表示」プロパティで「単一」または「複数」をクリックします。「単一」が選択されている場合は、チャートには基になるフォームのデータの最初の列のみが表示されます。「複数」が選択されている場合は、基になるフォームのデータの列ごとに1つのチャートが表示されます。

    注:

    「ドーナツ」、「円」および「ゲージ」チャート・タイプが含まれ、ダッシュボード1.0からダッシュボード2.0に変換されたダッシュボードの場合、「表示」プロパティのデフォルト・オプションは「複数」です。新規作成されるダッシュボード2.0のダッシュボードの場合は、「表示」のデフォルトのオプションは「単一」です。

ダッシュボード2.0に関するその他の役立つ情報

  • ダッシュボードを作成するときに、「アクション」をクリックして保存して実行を選択すると、そのダッシュボードがダッシュボード・ユーザーにはどのように見えて動作するかをその場で見ることができます。デザイナ・モードに戻ってダッシュボードの設計を続行するには、「アクション」をクリックし、「編集」または「データなし編集」を選択します。

  • デフォルトでは、欠落データまたは抑制データはゼロとしてプロットされます。選択したチャート・タイプ(面、バブル、組合せ、折れ線、レーダーおよび散布図)のチャートの設定で、「プロットにゼロの値なし」オプションを選択して、この設定を無効化できます。このオプションが無効化されているときは、欠落しているデータや抑制データは無視され、それらのチャート・タイプについてゼロとしてプロットされなくなります。

  • ダッシュボード2.0の考慮事項を確認するには、ダッシュボード2.0に関する考慮事項を参照してください。

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目的 視聴するビデオ

複数のコンポーネントを持つダッシュボードをダッシュボード・デザイナでダッシュボード2.0向けに作成する方法を学習します。

ビデオ・アイコン ダッシュボード2.0でのダッシュボードの作成