33 EPM CloudOracle Guided Learningの統合

Oracle Guided Learning (OGL)は、コンテキストに基づくパーソナライズされたガイド付きトレーニングおよびユーザー・オンボーディング・エクスペリエンスを開発するための堅牢なフレームワークを提供します。この多用途ツールセットには、EPMドキュメントの範囲を超えるカスタムのプロセス・ガイド、表示グループ、メッセージ・ガイド、スマート・ヒントなどを作成するためのオプションが用意されています。Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境内に特定のニーズにあわせてカスタマイズされた包括的な学習インタフェースが提供されるため、ユーザーの能力および運用効率が向上します。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOracle Guided Learningの概要を参照してください。

EPM Cloudユーザーは、OGLコンソールにアクセスして、特定のワークフローや要件にあわせてインアプリケーション・ガイダンスを設計およびアクティブ化することで導入を合理化するコンテンツを定義できます。たとえば、自分のナビゲーション・フローにあわせてOGLガイドを作成できます。

Note:

次のEPM Cloudビジネス・プロセスは、現在、OGLとの統合用に構成されています。Account ReconciliationEnterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームNarrative ReportingPlanningProfitability and Cost ManagementTax Reporting

EPM Cloud環境での設定の構成

始める前に、アクティブなOGLアカウントと少なくとも1つのアプリケーションID (アプリID)が設定されていることを確認します。アプリIDは、ガイド(コンテンツ)の論理グループです。各アプリIDは、特定のビジネス・プロセスのEPMワークフロー用にカスタマイズされたガイドをグループ化できます。設定の詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドスタート・ガイドを参照してください。

Note:

OGLアプリIDを統合してナビゲーション・フロー内でOGLヘルプを使用する場合は、ソース・インスタンスでのみ構成します。接続されたインスタンスでは、OGL設定は不要です。
OGLアプリケーションをEPM Cloud環境に統合するには、次のステップに従います:
  1. 「アプリケーション」に移動してから「設定」に移動します

  2. 次のOracle Guided Learning設定を入力します:
    • アプリケーションID
    • サーバーURL - 環境の場所に応じて、次のURLを入力します:
      • NA: https://guidedlearning.oracle.com
      • EMEA: https://guidedlearning-emea.oracle.com
      • APAC: https://guidedlearning-apac.oracle.com
  3. 「保存」をクリックします。画面にOGLウィジェットを表示するには、ログオフしてから再度ログインする必要があります。
    OGLウィジェットを含むEPMホーム画面

OGL環境での設定の構成

OGLアプリケーションがEPM Cloud環境に統合されると、EPMユーザーはOGLウィジェットにアクセスできるようになります。EPMドメインはデフォルトでは本番にのみ構成され、開発モードのガイドは非表示になるため、公開済ガイドのみが表示されます。

EPMユーザーがEPM環境で公開済ガイドと開発中ガイドの両方を表示できるようにするには、アプリケーションの設定を次のように変更します:

  1. OGLコンソールのアプリケーション設定にアクセスします。Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLコンソールの左パネルを参照してください。
  2. ドメインタブに移動します。
  3. すべてのガイドを表示するために環境環境を選択します。
  4. ドメイン・ステータスで「使用可能」をオンにします。

    Note:

    OGLコンテンツがすべてのEPM Cloudアプリケーションに正しく表示されるように、ドメイン・エントリ構成を正しく入力してください。OGL Cloud構成にリストされていないドメインでは、OGLコンテンツは表示されません。
  5. ドメインの保存をクリックします。
    OGLアプリケーション環境を開発に変更する画面

主な考慮事項

  • EPM Cloud環境では、日次メンテナンスを実行する必要があります。既存のアーティファクトとデータを取り込んだアーティファクト・スナップショットと呼ばれるメンテナンス・スナップショットが生成されます。EPM CloudOGL構成は統合されないため、アーティファクト・スナップショットに含まれないことに注意してください。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLガイド・コンテンツのエクスポートを参照してください。

  • EPM Cloud環境にIP許可リストが設定されている場合は、OGLサーバーのIPアドレスまたはOGLサーバーがホストされているデータ・センターのアウトバウンドIPアドレスをIP許可リストに追加する必要があります。Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドのEPM Cloudのデータ・センターおよびリージョンのアウトバウンドIPアドレスを参照してください