runDataRule

指定した開始期間および終了期間とインポート・オプションまたはエクスポート・オプションに基づいて、データ管理のデータ・ロード・ルールを実行します。

注:

このコマンドを使用して、データ・ソースからOracle Enterprise Performance Management Cloudに直接データ・ロード統合を実行することはできません。EPM統合エージェントを使用して、直接データ・ロードを統合してください。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ統合の管理のEPM統合エージェントを使用した直接データ・ロードの実行を参照してください。

適用対象

Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。

必要な役割

「サービス管理者」、「パワー・ユーザー」

使用方法

epmautomate runDataRule RULE_NAME START_PERIOD END_PERIOD IMPORT_MODE EXPORT_MODE [FILE_NAME]。ここで:

  • RULE_NAMEは、データ管理に定義されたデータ・ロード・ルールの名前です。ルール名に空白が含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

  • START_PERIODは、データがロードされる最初の期間です。この期間名は、データ管理の期間マッピングに定義されている必要があります。

  • END_PERIODは、複数期間データ・ロードの場合の、データがロードされる最後の期間です。単一期間ロードの場合は、開始期間と同じ期間を入力します。この期間名は、データ管理の期間マッピングに定義されている必要があります。

  • IMPORT_MODEは、データをデータ管理にインポートする方法を決定します。

    インポート・モードの設定では大文字と小文字が区別されます。使用可能な値は次のとおりです。

    • APPEND: データ管理の既存のPOVデータに追加します
    • REPLACE: POVデータを削除してファイルからのデータで置換します
    • RECALCULATE: データを再計算します
    • NONE: データ管理のステージング表へのデータ・インポートをスキップします

  • EXPORT_MODEは、アプリケーションにデータをエクスポートする方法を決定します。

    エクスポート・モードの設定では大文字と小文字が区別されます。使用可能な値は次のとおりです。

    • STORE_DATA: データ管理のステージング表のデータを既存のデータとマージしますデータ管理ジョブをメタデータのロードに使用する場合は、常に、このエクスポート・オプションを使用します。
    • ADD_DATA: データ管理のステージング表のデータをアプリケーションに追加します
    • SUBTRACT_DATA: データ管理のステージング表のデータを既存のデータから削除します
    • REPLACE_DATA: POVデータをクリアしてデータ管理のステージング表のデータで置換します。データがクリアされる対象は、シナリオ、バージョン、年、期間およびエンティティです
    • NONE: データ管理からアプリケーションへのデータ・エクスポートをスキップします

    注:

    Financial Consolidation and Closeでは、次のエクスポート・モードのみサポートされます:

    • MERGE: データ管理のステージング表のデータを既存のデータとマージします
    • REPLACE: DMステージング表からエントリを削除し、データ・ロードのエントリと置き換えます
    • NONE: データ管理からアプリケーションへのデータ・エクスポートをスキップします

    Oracle Fusion Cloudがターゲットの場合、次のエクスポート・モードのみサポートされます。

    • MERGE: データ管理のステージング表のデータを既存のデータとマージします
    • NONE: データ管理からアプリケーションへのデータ・エクスポートをスキップします

  • FILE_NAMEは、オプションのファイル名です。ファイル名を指定しないと、EPM自動化によってデータ・ロード・ルールに指定されたファイル名に含まれるデータがインポートされます。このファイルは受信ボックス・フォルダまたはその中のフォルダにあることが必要です。

    Account Reconciliation用のBank Administration Institute (BAI)フォーマットのファイルをロードする場合は、このパラメータの値を指定しないでください。データ・ルール定義では、BAIファイルをロードするためのファイル名を常に指定する必要があります。

    注:

    データ・ルールにパスが指定されている場合、コマンドにはファイル・パスを指定せずに、ファイル名のみを指定してください。データ・ルールにパスが指定されていない場合、データ・ファイルへの完全なパスを指定してください。

例

  • 複数期間インポート:

    epmautomate runDataRule VisionActual Mar-15 Jun-15 REPLACE STORE_DATA inbox/Vision/GLActual.dat

  • 単一期間インポート:

    epmautomate runDataRule "Vision Actual" Mar-15 Mar-15 REPLACE STORE_DATA inbox/Vision/GLActual.dat