終了コード

EPM自動化では、操作のステータスを示す終了コードとメッセージを返します。終了コードは5つのコード番号に分類され、各コードが多数のエラー条件を示すことがあります。付属するメッセージを確認して、エラーを引き起こした固有の条件を特定します。

また、コマンドの実行が失敗するたびに、EPM自動化によってログ・ファイル(COMMANDNAME_TIMESTAMP.log、たとえばuploadfile_16_11_2016_11_27_10.log)が作成されます。ログ・ファイルはEPM自動化を実行したコンピュータ上に作成されます。

終了コード1のエラー

コマンドが実行できませんでした EPM自動化はこの終了コードを使用して、HTTPステータス・コード200および400に関連するメッセージを示します。これらのコードは、EPM自動化が使用するREST APIによって返されます。

操作を実行するための権限が不十分です このエラーは、サービスへのサインインに使用された資格証明のユーザーに、試行した操作を実行するために十分な権限がない場合に表示されます。

操作を実行するための十分な権限があるアカウントを使用してサインインしてください。通常、サービスで操作を実行できるのはサービス管理者のみです。

リソースが存在しません このエラーが表示されるのは、削除またはダウンロードしようとするファイルまたはスナップショットがサービスに存在していない場合です。

listfilesコマンドを使用して、ファイル名と場所を確認します。

無効なスナップショット SNAPSHOT このエラーが表示されるのは、エクスポートまたはインポート操作で指定したスナップショットをサービスが検証できない場合です。

有効なスナップショットを使用していることを確認します。

内部サーバー・エラー。ファイルを削除できません: FILE_NAME。詳細を含めて「フィードバックの提供」を発行してください このエラーが表示されるのは、サーバー・エラーのためにファイルまたはスナップショットをサービスから削除できなかった場合です。

この問題は、Feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

無効なファイル: FILE_NAME このエラーが表示されるのは、削除またはダウンロードしようとしているファイルまたはスナップショットがサービスに存在していない場合、またはファイル名が必要な形式でない場合です。

listfilesコマンドを使用して、ファイル名と場所を確認します。

再作成が長い間実行しています。サポートに連絡してください このエラーが表示されるのは、開始した再作成操作が1時間以内に完了しない場合です。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

リセット・サービスが長い間実行しています。サポートに連絡してください このエラーが表示されるのは、開始したリセット・サービス操作が1時間以内に完了しない場合です。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

操作を実行できません。別のインスタンスが進行中です。しばらくしてから再試行してください このエラーが表示されるのは、copysnapshotfrominstanceコマンドを実行しようとしたときに、同じコマンドの別のインスタンスがアクティブになっている場合です。

copysnapshotfrominstanceコマンドが完了するまで待ってから、コマンドを再び実行してみてください。

操作を実行できません。別のメンテナンス・スクリプトが進行中です。しばらくしてから再試行してください このエラーが表示されるのは、copysnapshotfrominstancerecreateまたはresetserviceコマンドを実行しようとしたときに、日次メンテナンスまたはサービス・リセット・プロセスが実行している場合です。

メンテナンスまたはリセット・プロセスが完了してから操作を再実行します。

ソース・インスタンスにログインできません: SOURCE_URL このエラーが表示されるのは、EPM自動化copysnapshotfrominstanceコマンドを開始するためにソース環境にサインインできない場合です

ソース環境へのアクセスに使用される資格証明、アイデンティティ・ドメインおよびURLが有効であることを確認します。

内部サーバー・エラー。ソース・インスタンスからスナップショットをコピーできません。詳細を含めて「フィードバックの提供」を発行してください このエラーが表示されるのは、EPM自動化copysnapshotfrominstanceコマンドを実行中に予期しない問題が発生した場合です。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

内部サーバー・エラー。詳細を含めて「フィードバックの提供」を発行してください このエラーは、内部サーバー条件が多数あり、オラクル社による修正処理が必要であることを示します。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

スナップショットSNAPSHOT_NAMEはすでに存在します。スナップショットを削除してコマンドを再実行してください このエラーが表示されるのは、スナップショットのダウンロードまたはアップロードを行う場所に、同じ名前の別のスナップショットが存在している場合です。

既存のスナップショットを削除または移動してからコマンドを再試行します。

スナップショットの抽出でエラーが発生しました。正しいスナップショットを使用して再試行してください このエラーが表示されるのは、importsnapshotコマンドの実行時にEPM自動化がスナップショットの内容を抽出できない場合です。

スナップショットが有効であることを確認してください。

内部サーバー・エラー。ファイルを書込み用に開くことができません。詳細を含めて「フィードバックの提供」を発行してください このエラーが表示されるのは、エラーによってCSVファイルが作成または更新される場合です(たとえば監査レポートの生成時)。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

一致するレコードが見つかりませんでした。他の日付範囲を選択してください このエラーが表示されるのは、userauditreportコマンドを実行して監査レポートを生成するときに日付範囲に監査データがない場合です。

有効な日付範囲を指定してからuserauditreportコマンドを再実行します。サービスでは過去365日の監査履歴のみが保持されることに注意してください。

同じ名前のファイルが存在しています: FILE_NAME。別のファイル名を選択してください このエラーが表示されるのは、指定したのと同じ監査レポート名のレポートがサービスに存在している場合です。

サービスから既存のファイルを削除するか、別のファイル名を指定してから、userauditreportコマンドを再実行します。

操作がステータス$1で失敗しました。「フィードバックの提供」を発行してください このメッセージは、リセット・サービスまたは再作成サービス・プロセスの失敗を引き起こす内部サーバー・エラーを示します。

この問題は、feedbackコマンドまたは「フィードバックの提供」機能を使用してオラクル社に報告してください。

EPMCSS-20643: ユーザーの追加に失敗しました。ファイルFILE_NAME.csvが見つかりません。有効なファイル名を指定してください このエラーが表示されるのは、追加するユーザーに関する情報が含まれている指定したCSVファイルが受信ボックスにない場合です。

listfilesコマンドを使用して、ファイル名と場所を確認します。ファイルが受信ボックスにない場合は、uploadFileコマンドを使用してファイルをアップロードします。

EPMCSS-20644: ユーザーの削除に失敗しました。ファイルFILE_NAME.csvが見つかりません。有効なファイル名を指定してください このエラーが表示されるのは、削除するユーザーに関する情報が含まれている指定したCSVファイルが受信ボックスにない場合です。

listfilesコマンドを使用して、ファイル名と場所を確認します。ファイルが受信ボックスにない場合は、uploadFileコマンドを使用してファイルをアップロードします。

20645: ユーザーへの役割の割当に失敗しました。役割名roleが無効です。有効な役割名を指定してください このエラーが表示されるのは、CSVファイルに指定された役割がサポートされていない場合です。

ファイルに指定された役割名が、Service AdministratorPower UserUserまたはViewerであることを確認します。

listfilesコマンドを使用して、ファイル名と場所を確認します。ファイルが受信ボックスにない場合は、uploadFileコマンドを使用してファイルをアップロードします。

終了コード6のエラー

サービスを使用できません HTTP Error 404のためにサービスが使用できません。

EPM自動化を実行しているコンピュータ上のブラウザからサービスにアクセスして、サービスを使用できるかどうかを確認します。なんらかの理由でサービスが停止している場合は、しばらく待ってから再試行するかOracleサポートに問い合せてください。

読取り/書込みタイムアウト このエラーが表示されるのは、読取り/書込み操作中に、ネットワーク速度の低下またはファイアウォールの問題のためにクライアント・ソケットがタイムアウトした場合です(ソケットのタイムアウトは15分)。

ネットワークのスループットが高いときに、失敗したコマンドを再実行します。ファイアウォールの設定が失敗の原因である場合は、ネットワーク管理者に連絡してください。

終了コード7のエラー

EPM自動化によってこのエラーが表示されるのは、コマンドを実行できない場合です。エラー・メッセージ(無効なコマンドなど)によって、エラーが発生した理由が示されます。

パスワード・ファイルFILE_NAMEを開くことができません 暗号化されたパスワード・ファイル(PASSWORD_FILE.EPWなど)が無効です。指定した場所でファイルがEPM自動化で見つからなかったか、ファイルが必要な形式ではありません。

ファイル名とパスを確認してください。形式が無効なためにファイルを解析できない場合は、encryptコマンドを使用してファイルを再作成します。

パスワード・ファイルFILE_NAMEを解析できません 形式が無効なため、またはファイルが壊れているため、暗号化されたパスワード・ファイルをEPM自動化で解析できませんでした。

encryptコマンドを使用して、ファイルを再作成します。

URLに接続できません。根本的な原因: MESSAGE このエラーが表示されるのは、不正なURLが原因で接続を確立できない場合です。根本原因として表示されるメッセージに、正しくないURLを使用したために引き起こされた問題の詳細が示されます。

  • 有効なURLを使用していることを確認します

  • プロキシ設定で、インターネットに接続するときプロキシ・サーバーによる認証が必要とされている場合は、プロキシ・サーバーのユーザー名、ドメイン、およびパスワードを指定(またはプロキシ・サーバー・パスワードを含む暗号化パスワード・ファイルを使用)してサインインます。手助けが必要な場合はネットワーク管理者に連絡します。

URLに接続できません サポートされていないプロトコル 指定したURLで使用されるプロトコルがサポートされていないため、ログイン・コマンドが失敗しました。付随のエラー・メッセージに、サポートされないプロトコルが示されます。

ログイン・コマンドで使用するURLは安全なプロトコル(HTTPS)を使用することを確認してください。

セッションが認証されていません。他のコマンドを実行する前にloginコマンドを実行してください loginコマンドを使用してセッションを確立する前に、コマンドを実行しようとしました。

loginコマンドを実行して、環境に対する保護された接続を確立してから、他のコマンドを実行します。

無効なパラメータ このメッセージは、コマンドのパラメータの順序が正しくないか、必須コマンド・パラメータの値がないために引き起こされた、コマンドのユーザー・エラーを示します。

コマンドのパラメータや指定順序を確認して修正します。

COMMAND_NAMEコマンドはSERVICE_TYPEでサポートされません ビジネス・プロセスでコマンドがサポートされないため、接続した環境に対してEPM自動化はコマンドを実行できませんでした。

各ビジネス・プロセスでサポートされるコマンドの一覧については、コマンド・リファレンスを参照してください。

ファイルが次の場所にありません: PATH uploadコマンドやreplayコマンドなどを使用して処理しようとしているファイルをEPM自動化が見つけられませんでした。

ファイル名とパスが正確であることを確認してください。

読取り用にファイルを開くことができません: PATH 指定したファイルをEPM自動化が読み取ることができません。

ファイルが必要な形式であることを確認します。EPM自動化を実行するユーザーにそのファイルへの読取りアクセス権があることを確認します。

書込み用にファイルを開くことができません:: PATH 指定したファイルにEPM自動化が書き込むことができません。

ファイルが他のプロセスでロックされていないことを確認します。EPM自動化を実行するユーザーにそのファイルへの書込みアクセス権があることを確認します。

無効なコマンド サポートされないコマンドがEPM自動化で検出されました。

EPM自動化がコマンドをサポートしていることを確認してください。また、コマンド名のスペリングが正しいことを確認します。

日付の形式が無効です 無効な日付形式が検出されました。

サポートされている日付形式でレポート生成日付を指定します。

FROMDATE DATEがTODATE DATEよりも後になることはできません 開始日よりも前の日付の終了日がEPM自動化で検出されました。

指定した日付範囲のto datefrom dateよりも後の日付であることを確認します。

1日の最大フィードバック数(6)を超えました このエラーが表示されるのは、feedbackコマンドを使用して送信できるフィードバック数を超えたときです。

同じ名前のファイルがすでにダウンロード・パスPATHに存在します。ファイルを削除してコマンドを再実行してください このエラーが表示されるのは、ダウンロードするファイルの名前に一致するファイルがすでに存在する場所にファイルをダウンロードしようとした場合です。

既存のファイルの削除、名前変更または移動を行ってから、コマンドを再実行します。

ファイルが空です。 PATH このエラーが表示されるのは、リプレイ・ファイルの中身がない場合です。

リプレイ・ファイル(CSVファイル)に、資格証明(ユーザー名とパスワード)と、replayコマンドの実行に使用されるHARファイルの名前が含まれることを確認します。

ローカルホストを解決できないためパスワードを暗号化できません。ホスト名がIPアドレスに正しくマップされていることを確認してください このエラーが表示されるのは、コンピュータ上のホスト・ファイルにアドレス127.0.0.1localhostではなくサーバー名が含まれているため、EPM自動化がローカルホスト定義をMACアドレスに解決できない場合です。

ホスト・ファイルに127.0.0.1のサーバー名としてlocalhostが指定されていることを確認します

スナップショット名が無効です このエラーは、名前変更するスナップショットの名前を指定しない場合に表示されます。

環境で使用可能なスナップショットの名前を指定します。

新規スナップショット名が無効です このエラーは、スナップショットの新しい名前を指定しない場合に表示されます。

スナップショットの新しい名前を指定します。

無効なスナップショット名: {0}。文字\\/*?"<>|は使用できません このエラーは、スナップショット名に、スペース、\ (バックスラッシュ)、/ (スラッシュ)、* (アスタリスク)、? (疑問符)、" (引用符)、< (次より小さい)、> (次より大きい)などの特殊文字が含まれている場合に表示されます。

これらの特殊文字を含まない新しいスナップショット名を指定します。

スナップショットの名前を変更できません: {0}。別のプロセスがアクセスしている可能性があります。しばらくしてから再試行してください このエラーが表示されるのは、スナップショットが別のプロセスで使用されているために、EPM自動化でそのスナップショットに対する排他ロックを取得できない場合です。

スナップショットを使用している現在の操作が終了するまで待ってから再試行します。

スナップショット{0}はすでに存在します。スナップショットを削除してコマンドを再実行してください このエラーは、新しいスナップショットの名前が環境内の既存のスナップショットの名前と同じ場合に表示されます。

別のスナップショット名を使用するか、deletefileコマンドを使用して既存のスナップショットを削除します。

終了コード9のエラー

資格証明が無効です このエラーが表示されるのは、loginコマンドで使用されたユーザー名またはパスワードが正しくないときです。

接続しようとする環境の有効な資格証明を指定します。

コマンドの実行中に認証に失敗しました。再試行してください このエラーが表示されるのは、login以外のコマンドの実行中にBasic認証が失敗した場合です。このエラーは、コマンドの実行が再試行(最大3回)されたときにHTTPコールで発生することもあります。

終了コード11のエラー

内部サーバー・エラー。手動リセット・サービスにより、Oracle EPM Cloud Service環境は現在使用できません。このエラーが表示されるのは、環境のリセットが進行中のときにEPM自動化コマンドが実行された場合です。

内部サーバー・エラー: MESSAGE このエラーが表示されるのは、HTTP接続に関連しない不明な例外がEPM自動化で検出された場合です。サーバー・エラー503および500が含まれます。

URLに接続できません: MESSAGE このエラーが表示されるのは、サーバーが使用できないときです。エラー・メッセージに、コマンド失敗の原因となった例外が示されます。

サーバーが使用できない場合は、Oracleサポートに問い合せてください。メッセージにURLの問題が示された場合は、使用するURLが有効であることを確認します。