ユーザーへの役割の割当て

ユーザーを作成しても、事前定義済役割を割り当てないと、Oracle Enterprise Performance Management Cloudにユーザーが反映されません。事前定義されている役割は、ユーザーの作成時にユーザーに割当てできます。または、後から、役割へのユーザー割当てをCSVファイルからロードすることで割当てできます。OCI Gen 2環境では、アイデンティティ・グループを使用して、複数のEPM Cloudユーザーに事前定義済役割を割り当てられます。

アイデンティティ・ドメイン管理者の役割に割り当てられたEPM Cloudユーザーは、EPM Cloudでユーザーおよび事前定義済役割の割当てを管理できます。OCI環境では、サービス管理者は、アイデンティティ・ドメイン管理者の役割に割り当てられていなくても、事前定義済役割を割当てまたは割当て解除できます。EPM Cloudでの事前定義済役割の詳細は、事前定義済役割の理解を参照してください。

次のものを使用して、事前定義済役割をEPM Cloudに割り当てられます:

事前定義済役割が割り当てられていないEPM Cloudのユーザーは、非アクティブ・ユーザーとみなされます。

事前定義済役割の割当てまたは割当て解除は、次のいずれかの状況が発生した後で初めて、EPM Cloudのアクセス制御に反映されます:

  • 約4分以上後にユーザーがログインした場合。
  • ユーザーがアクセス制御で「役割の割当レポート」タブにアクセスした場合。
  • EPM自動化のassignRoleunassignRoleまたはroleAssignmentReportコマンドが実行された場合
  • 役割の割当て、役割の割当て解除または役割の割当てレポートのREST APIが実行された場合

EPM自動化のimportSnapshotまたはcloneEnvironmentコマンドまたはREST APIを使用してユーザーおよび事前定義済役割の割当てがインポートされた場合は、すぐに変更内容がアクセス制御に反映されます。

注:

役割を割り当てた後、サービス管理者は、サービスのテスト環境および本番環境にアクセスするURLを、EPM Cloudユーザーに電子メールで送信する必要があります。

サービスのテスト環境および本番環境にアクセスするには、異なるURLを使用します。電子メールに適切なURLが含まれていることを確認してください。

CSVファイルを使用した役割の割当て

事前定義されている役割を多くのユーザーに一度に割り当てるには、役割ごとに1つの役割アップロード・ファイルを使用します。ユーザー・アップロード・ファイルのユーザーをカンマ区切り値ファイルで分割することで、役割ごとに1つの役割アップロード・ファイルを作成します。各ファイルには、特定の役割を割り当てる対象ユーザーのユーザー名が含まれている必要があります。

注:

EPM Cloudでは、アイデンティティ・ドメインで作成されたカスタム役割の使用をサポートしていません。

ユーザーへの電子メール通知

デフォルトでは、各新規ユーザーに事前定義済役割が割り当てられると、Oracle Fusion Cloud EPM管理者(oraclecloudadmin_ww@oracle.com)から新規ユーザーに電子メールが送信されます。

この電子メールには、ユーザーが環境にサインインするために必要な資格証明(ユーザー名と一時パスワード)が含まれます。

  • ユーザー名は、ASCII文字のみを含み、アイデンティティ・ドメイン内で一意である必要があります。
  • ユーザー名として使用する場合、電子メールIDは一意である必要があります。
  • ユーザーの名、姓および電子メールIDには、アポストロフィの句読点(')を使用できます。
  • アポストロフィの句読点が含まれている電子メールIDは、ユーザー名としては使用できません。次の情報ソースを使用します:

注:

グループを使用してユーザーに事前定義済役割が割り当てられた場合、この電子メール通知は送信されません。

トラブルシューティング

Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドユーザー、役割およびグループ管理の問題の解決を参照してください。