毎日、環境の操作メンテナンス中にOracleでは環境のコンテンツがバックアップされ、既存のアーティファクト、設定データおよびデータ管理ステージング表データのメンテナンス・スナップショットが作成されます。
その後、このスナップショットを使用して、コンテンツを別の環境に移行できます。メンテナンス・スナップショットの詳細な説明は、Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドのメンテナンス・スナップショットの概要を参照してください。
また、サービス管理者は、任意の時点で環境の完全バックアップ・スナップショットまたはアーティファクトの増分バックアップ・スナップショットを作成できます。アーティファクトとアプリケーションのバックアップを参照してください。
監査データおよびジョブ・コンソール・データは、Planning、Planningモジュールおよびフリーフォームのアプリケーション・スナップションには含まれません監査データやジョブ・コンソール・データをターゲット環境にコピーする必要がある場合は、cloneEnvironment EPM自動化コマンドまたは環境のクローニング機能を使用します。スナップショットの有効性
通常、スナップショットは、環境の前後の更新と互換性があります。たとえば、Oracle Enterprise Performance Management Cloudの19.09更新のスナップショットは、19.08および 19.10環境と互換性があり、これらの環境にインポートできます。
注:
スナップショットとファイル保持ポリシー
作成したファイルとスナップショットまたは環境にアップロードしたファイルとスナップショットは、60日後に削除されます。日次メンテナンス・プロセスでは、環境をモニターして60日より古いスナップショットが自動的に削除されます。すべてのスナップショットの合計サイズが150GBを超えると、スナップショットの合計サイズが150GB未満になるまで、過去60日間のスナップショットが古い順に削除されます。日次メンテナンスのスナップショットはサイズにかかわらず常に保存されます。メンテナンス・スナップショットが150GBより大きい場合、そのメンテナンス・スナップショットのみが保存され、他のスナップショットはすべて削除されます。
Data Managementプロセス・ログ・ファイルの保存期間は7日間のみです。保持する必要のあるファイルはローカル・マシンに定期的にダウンロードすることをお薦めします。
スナップショットのXMLファイルについて
EPM Cloudスナップショットに含まれるXMLファイルでは、オラクル社が定義した専用の書式が使用されます。この書式は、EPM Cloudのリリースにわたって行われる変更に対応するように変更されることがあります。使用するカスタム・プロセスまたはユーティリティは、EPM Cloudのリリース間で変更されないままになるXML形式に依存しないようにしてください。手動によるスナップショットの変更
スナップショットに加える変更は、スナップショットを生成する前にアプリケーションに加える必要があります。アーティファクトを更新するためにスナップショットのXMLファイルを変更しないでください。スナップショットのXMLファイルを手動で更新すると、インポートが失敗する場合があります。インポートが機能しても、アプリケーションが正しく実行されない場合があります。
オラクル社は、スナップショットのXMLファイルの手動による変更はサポートしていません。
変更日を調べる方法
「移行」の「スナップショット」タブを使用して、使用可能なスナップショットのサイズと最終変更日時を識別します。
最終変更時刻は、「ユーザー・プリファレンス」で指定したタイム・ゾーンに基づいて表示されます。設定されていない場合、最終変更時刻はブラウザのタイム・ゾーンに基づいて表示されます。
スナップショット・サイズと最終変更時刻を表示するには: