Oracle Hyperion Tax ProvisionからTax Reportingに移行するお客様は、主に次のような違いがありますのでご注意ください。
残高データや為替レートは、ファイルを使用してTax Reportingアプリケーションにロードします。(同じファイルを使用して、データや為替レートをロードすることはできません。)また、Oracle Financials Cloudの残高データも、Tax Reportingアプリケーションに直接統合できます。現時点では、Oracle ERP Cloudからの為替レートのロードはサポートされていません。
データは、サマリー勘定科目レベルでTax Reportingにロードされます。Tax Reportingでは、ライン・アイテムの詳細はサポートされていません。
現時点では、Tax Reportingでは仕訳はサポートされていません。データ管理において、Tax Reportingアプリケーションでサポートされているのは、データのロード・タイプのみです。
Tax Reporting Webフォームまたは(Tax Reportingに動的にリンクされている) Oracle Smart View for Officeからデータ管理へのドリル・スルーがサポートされています。
注:
置換モードでは、特定のシナリオ/年/期間/エンティティ/マップ済データ・ソースの最初のレコードが出現する前に、そのシナリオ、年、期間、エンティティおよびマップ済データ・ソースのデータの組合せ全体が、手動入力か以前のロードかに関係なくクリアされます。Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されることに注意してください。
EPM自動化ユーティリティのrundatarule
コマンドは、開始期間および終了期間に基づいてデータ管理のデータ・ロード・ルールを実行するもので、Tax Reportingアプリケーションに対して実行できます。
データ管理は、サービス・インスタンス間のデータの移動に使用できます。つまり、Tax Reportingアプリケーション間でデータを移動することや、Tax Reportingのデータを別のOracle Enterprise Performance Management Cloudサービスに移動すること(あるいはその逆)が可能です。
通貨が固定されている場合に、エンティティ通貨ではなく実際の通貨に対してデータをロードするには、「ロケーション」オプションの「機能通貨」フィールドで通貨を設定します。ロケーションの定義を参照してください。インポート・フォーマットに「通貨」行を追加してマップすることもできます。インポート・フォーマットの定義を参照してください。
Tax Reportingユーザーが使用できるその他の機能については、このガイドの目次を参照してください。