範囲引数の表記

範囲関数は、抑制された後に実行される計算で、表示時の展開された行および列を参照します。計算が完了した後にソートが実行されます。

表-2 範囲の表記法

タイプ 表記 説明
なし   範囲引数は、オプションです。 行セグメント2の展開されたすべての行を示します。

row[2]

単一の範囲 [segment (range)] 展開された単一の行または列 セグメント2の展開された行5を示します。

row[2(5)]

連続した範囲の参照 [:] 展開された行または列の範囲 行セグメント2の展開された行5、6、7、8、9、10を示します。

row[2(5:10)]

連続していない範囲の参照 [,] 独立した複数の展開された行または列 行セグメント2の展開された行5、7、8、10を示します。

row[2(5,7,8,10)]

範囲が使用されている場合、表-2の範囲の表記法を組み合せて使用できます。

例1:

設計時の行2の展開された行5から10を示します。

row[2(5:10)]

たとえば、行セグメント2が15行に展開される場合は、展開された行5から10のみが関数の計算の対象になります。

例2:

設計時の列Aの展開された列CからEを示します。

column[A(C:E)]

例3:

設計時の行2の展開された行1、3、5、6、7、8、9、10、12、13、14、15、17を示します。

row[2(1,3, 5:10, 12:15, 17)] 

グリッドに抑制プロパティが含まれる場合、展開された行および列が抑制される場合があります。範囲引数がセグメントで展開される行の最大数より多い数を参照する場合、最大数を超える行が無視されます。

例4:

次の例では、展開された行6から10が識別されますが、セグメント1には3つの展開された行しか含まれていません。この場合、関数の対象は展開された行6から8のみになります。

row[1(6:10)]

引数で指定した範囲に展開される行がない場合は、軸の参照全体が無視されます。

例5:

セグメント3の展開される行が10行しかない場合は、行23の参照が無視されます。

row[3(23)]

例6:

範囲の開始行または開始列を終了行または終了列より大きくすると、システムの内部で列や行が入れ替わります。次に、範囲が入れ替わる方法を示します。

row[1(7:5)] becomes row[1(5:7)]

同じ展開された行または列に対して複数の参照を使用できます。ただし、複数の参照を使用すると、同じ行または列が式に2回含められる場合があります。

例7:

展開された行5を2回、合計に加えています。

row[2(3,5,7,5)].sum 

例8:

展開された行3、4、5、6、7および行5を指定します。平均値を求める計算に、行5が2回含まれています。

row[2(3:7,5)].ave