セグメント引数の表記

セグメント引数は、デザイナで行IDまたは列IDを表す値です。参照されるセグメントは、設計時の行または列を参照し、ビューアでは展開される場合があります。表示時の行および列は展開された行および列です。行IDには数字、列IDには文字を使用します。標準の式で1つ以上のセグメントを参照できます。

表-1 標準の式で複数のセグメントを表す際に使用される表記

タイプ 表記 説明
単一セグメント [ ] 単一の(設計時の)セグメント セグメント2を示します。

row[2]

注:

この表記法は、旧リリースでサポートされています。

非連続セグメント [;] 複数の独立した行や列のセグメント セグメント行2、5、7、8、10を示します。

row[2;5;7;8;10]

注:

行や列の参照を区切るには、カンマではなく、セミコロンを使用します。

セグメントの範囲 [:] 行または列のセグメントの範囲 セグメント行2、3、4、5を示します。

row[2:5]

表-1に、セグメント表記の様々な組合せの例を示します。

例1:

セグメント行1、3、5、6、7、8、9、10、12、13、14、15、17を示します。

row[1; 3; 5:10; 12:15; 17]

例2:

次の例は、セグメントの行4と20を参照していますが、グリッドに15行しかない場合は、行4のみが式で計算する対象になります。

row[4; 20]

開始セグメントを終了セグメントより大きくすると、システムの内部で、2つの値が入れ替わります。

例3:

セグメントがシステムの内部で入れ替えられることを示します。

row[6:3] becomes row[3:6]

同じセグメントに対して複数の参照を使用できます。これにより、同じセグメントが式で複数回使用されます。

例4:

行5を2回、合計に加えています。

row[2;3;5;7;5].sum 

例5:

行セグメント2、3、4、5、6、7を参照し、もう一度セグメント5を参照します。この平均を求める計算では、セグメント5が2回含まれます。

 row[2:7;5].avg 

テキスト・セグメントは無視されます。

例6:

行セグメント3がテキスト行の場合は無視されます。

row[1:5]