アド・ホック・グリッドでのオンザフライ計算の実行

アド・ホック分析の実行中に、メンバー式を挿入して迅速に計算された値を得ることができます。

このトピックでは、Oracle Smart View for Officeでオンザフライ計算を実行する手順について説明します。ビジネス・プロセスのWebアプリケーションでのオンザフライ計算の実行については、次のトピックを参照してください:

Note:

オンザフライ計算を開始する前に、アプリケーション設定およびユーザー・プリファレンスでアド・ホック・グリッドでのオンザフライ計算が有効になっていることを確認してください。詳細は、オンザフライ計算の有効化アド・ホック・グリッドでのオンザフライ計算の有効化の項を参照してください。

オンザフライ計算を実行するには:

  1. データ・プロバイダに接続し、アド・ホック分析を実行します。
  2. プロバイダのアド・ホック・リボンで、「メンバー式の挿入」をクリックします。

    グリッドがリフレッシュされ、メンバー式を含むセルに緑の三角形のインジケータが表示されます。

  3. 式を含むセルをクリックすると、式と、式に関与するメンバーおよび算術演算子がツールチップに表示されます。

    詳細は、オンザフライ計算式の表示を参照してください。

  4. 式に関与するデータ・セルに値を入力するか、既存の値を変更します。

    Note:

    式を含むセルで値を手動で入力または変更することは、Smart Viewでサポートされていません。そのようにした場合、入力した値で式が上書きされ、式が失われます。これは、式の分散がSmart Viewで機能しない理由でもあります。式を含むセルに入力すると式が削除されるため、式に関与するセルの値は更新されません。
  5. 変更されたセルの外へタブで移動すると、保存または送信しなくても、式を含むセルの値が即座にリフレッシュされます。計算はメンバーの親ディメンション(ある場合)にもロールアップされ、それらの値も更新されます。

    変更されたセルはダーティになり、そのことが色の変化で示されます。「リフレッシュ」をクリックすると、ダーティ・セルを元のデータベースの値に戻すことができます。

  6. オンザフライ計算を引き続き実行し、計算された値がセルで瞬時にリフレッシュされることを確認します。
  7. 計算に問題がなければ、プロバイダのアド・ホック・リボンの「データの送信」をクリックしてデータを送信します。
    あるいは、送信せずにグリッドを閉じると変更内容を破棄できます。