診断機能のカスタマイズ

診断ツールの特定の機能をカスタマイズできます。

このトピックの手順では、「診断オプション」ダイアログ・ボックスで使用可能な各オプションについて説明します。

注:

次に示す手順のステップはすべてオプションです。

「診断」ツールをカスタマイズするには:

  1. Smart Viewリボン「診断」グループで、「診断オプション」を選択します。

    図31-2に示すように、「診断オプション」が表示されます。

    図31-2 「診断オプション」ダイアログ・ボックス


    「診断オプション」ダイアログ・ボックス
  2. Officeドキュメントのデータ値を非表示にするには、「データのマスク」を選択します(デフォルトで選択されています)。

    機密保持の目的で出力内のデータ値を非表示にする必要がある場合は、このオプションを選択します。

    注:

    「データのマスク」または「メンバーのマスク」(次のステップを参照)あるいはその両方を選択すると、10,000+セルのグリッドなどの大きいグリッドのパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があります。
  3. Officeドキュメントのメンバー名を非表示にするには、「メンバーのマスク」を選択します。

    機密保持の目的で出力内のメンバー名を非表示にする必要がある場合、このオプションを選択します。

  4. 診断出力ファイルをデフォルト以外のフォルダに送るには、「診断出力のルーティング先」で、「参照」ボタンをクリックし、ファイルを保管するフォルダの場所に移動します。

    フォルダの場所を手動で入力することもできます。

    デフォルトのフォルダの場所は次のとおりです:

    C:\Users\<user.domain>\AppData\Roaming\Oracle\SmartView\Diagnostics
  5. 表示される各警告またはエラー・メッセージで自動スクリーンショットを許可するには、次のオプションを選択します:
    • エラー

    • 警告

    自動スクリーンショットを許可しない場合、「なし」(デフォルト)を選択します。

  6. 必要に応じて次のオプションを選択します:
    • メモリー・データ

    • 詳細ネットワーク

    • APIコール診断

    • レポート診断—デフォルトで選択されています

    • 詳細グリッド関連診断—デフォルトで選択されています

    • メタデータ診断—デフォルトで選択されています

    前述のように、特定の項目はデフォルトで選択されています。多くの場合は、これらが問題の診断に必要なすべてです。

    残りの項目が問題の領域と考えられる場合、またはOracleサポートからそのようにアドバイスされた場合は、残りの項目を選択します。問題に関係がないと考えられる項目の選択は解除することもできます。

    注:

    診断が使用可能で「メモリー・データ」オプションが選択されている場合、Oracle Smart View for Officeのパフォーマンスが低下し、最大で通常の2倍遅くなる可能性があります。

    メモリーの問題が発生した場合のみ、このオプションを選択する必要があります。たとえば、32ビット・マシンで、Smart Viewが異常終了したり、大きいスプレッドシートのロードに時間がかかりすぎる場合は、診断の収集時に「メモリー・データ」を選択する必要があります。

  7. 「保存」をクリックして、オプションの選択を保存します。