仕訳の転記

仕訳の承認後、送信後、または送信および承認後に、仕訳を転記できます。

使用可能な仕訳のリストから仕訳を選択することにより、後で転記することもできます。

仕訳が転記されたシナリオ・ビューは、シナリオの属性ZeroViewForAdjの設定によって異なります。この属性が「期別」に設定されている場合、仕訳は「期別」値に転記されます。この属性が「YTD」に設定されている場合、仕訳は「YTD」値に転記されます。

一度に1つの仕訳を転記したり、一括で転記したりできます。転記する前に、仕訳の期間を開いておく必要があります。また、詳細行のすべてのエンティティのクラスに対して、すべてのアクセス権が必要です。

仕訳を転記できるかどうかは、仕訳のデータのプロセス・レベルによります。たとえば、レビュー担当者2のプロセス管理の役割があり、仕訳が影響を与えるデータがプロセス・レベル6である場合、仕訳を転記できません。詳細は、Oracle Hyperion Financial Managementユーザー・ガイドの「プロセス管理の使用方法」のプロセス・レベルに関する項を参照してください。

仕訳から調整を転記した場合、調整値は指定した調整メンバーに格納されます。Entity Currency Adjustments、Parent Currency Adjustments、Parent AdjustmentおよびContribution Adjustmentsの4つのValueディメンションのメンバーは仕訳の転記に有効です。

Valueディメンションの次のいずれかを使用して、特定の親子の組合せ(ノード)に仕訳を転記できます。

  • Parent Adjs - 集計の前にノードに適用されます。

  • Contribution Adjs - コントリビューションの合計を判断する際にコントリビューションに適用されます。

    注:

    ノードの調整は、親の通貨で転記されます。

複数の仕訳が同じ勘定科目のEntity Currency Adjsメンバーに転記される場合、結果は累積値です。現在の仕訳の合計は、Entity Currency Adjsの既存の合計値に加算または減算されます。

仕訳を転記する際に、システムでは勘定科目残高が再計算され、データベースに調整が反映されます。仕訳ステータスは「転記済」に変更され、データ・グリッドに調整を表示できます。

注:

転記済仕訳は削除しないでください。削除すると、仕訳で作成した調整値に対して未解決データが生じるためです。

仕訳を転記するには:

  1. Smart Viewパネルで、Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーションを右クリックし、「仕訳の管理」を選択します。

    「仕訳の管理」ウィンドウが表示されます。

  2. 仕訳詳細のディメンションのメンバーの選択で説明している視点を設定します。
  3. 続行する前に、「リフレッシュ」「リフレッシュ」ボタンをクリックして、選択したPOVに対応する仕訳になるように仕訳リストを更新します。

    仕訳リストのリフレッシュは、選択したPOVとリストされた仕訳が同期していない場合に発生する可能性のあるエラーを回避するために役立ちます。

  4. 次のタスクを実行します:
    • 1つ以上の開いていない仕訳を転記するには:

      1. 「仕訳の管理」ウィンドウで、[Ctrl]キーを押しながら、ステータスが「承認済」の仕訳を選択します。

        または、ステータスが「承認済」の仕訳を1つ選択します。

      2. 「転記」「転記」ボタンをクリックします。

      3. 仕訳の転記が終了したら、「仕訳の管理」ウィンドウで、「閉じる」をクリックします。

    • 開いた仕訳を転記するには:

      1. 仕訳を開くの説明に従って、ステータスが「承認済」の仕訳を開きます。

      2. Oracle Journalsのリボンで、Oracle Journalsのリボンの「転記」ボタン。をクリックします。