フォームが有効な交差に対応している場合にメンバーを選択するには:
例9-1 ページ・ドロップダウン・リストでの有効な交差の使用
有効な交差のルールは、Planningの管理者によってPlanning Webアプリケーションで設定されます。図9-5では、有効な交差のルールは次のように設定されています。
Entityディメンションで403:Salesメンバーが選択されたとき、Productディメンションのすべての製品が選択できます。
Entityディメンションで410:International Salesメンバーが選択されたとき、P_260:Game、P_270:Camera、P_280:Televisionの各メンバーは選択できません。これら以外のすべてのメンバーは選択できます。
Entityディメンションで421:Sales NorthEastメンバーが選択されたとき、P_220:Software SuiteおよびP_250:Network Cardの各メンバーは選択できません。これら以外のすべてのメンバーは選択できます。
図9-5 Planning Webアプリケーションで設定された有効な交差のルール
次に、図9-5で設定されたルールがOracle Smart View for Officeにどのように現れるかを説明します。
次の例では、前述の有効な交差のルールについて説明します。有効な交差のルールの範囲内で、EntityとProductでメンバーを選択し、フォームの視点を変更します。
図9-6は新しく開いたフォームを示しています。このフォームには5つのディメンションがあります。このうち2つのディメンションのページ・メンバーを変更できます。
図9-6 2つのディメンションのメンバー選択を行うことができるPlanningフォーム
有効な交差のルールに基づいて次のように操作します。
Entityディメンションで403:Salesメンバーが選択されたとき、Productディメンションのすべての製品が選択できます。例:
Entityディメンションで410:International Salesメンバーが選択されたとき、P_260:Game、P_270:Camera、P_280:Televisionの各メンバーは選択できません。これら以外のすべてのメンバーは選択できます。例:
Entityディメンションで421:Sales NorthEastメンバーが選択されたとき、P_220:Software SuiteおよびP_250:Network Cardの各メンバーは選択できません。これら以外のすべてのメンバーは選択できます。例:
例9-2 ページ・ドロップダウン・リストにメンバーがない場合の操作
図9-7に示すシナリオ(Productディメンションのページ・ドロップダウン・リストから選択するメンバーがない状態)が発生するのにはいくつかのケースが考えられます。たとえば、Planning管理者が次のように構成した場合です。
定義した有効な交差のルールで、440:Sales CentralをEntityディメンションで選択すると、Productディメンションのメンバーが除外されます。
定義した有効な交差のルールで、440:Sales CentralをEntityディメンションで選択すると、P_260:Game、P_270:CameraおよびP_280:Televisionが除外されますが、フォームがそれら3メンバーのみに対して設計されています。
いずれのケースも、440:Sales CentralがEntityで選択されると、ページ・ドロップダウン・リストで選択できるProductメンバーがなく、<メンバーの選択>のみが表示されます。
図9-7 選択できるメンバーが含まれないページ・ドロップダウン・リスト