パフォーマンスのボトルネックを特定するためのアクティビティ・レポートの確認

アクティビティ・レポートは自動的に生成され、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性がある問題の特定に役立ちます。

次の3つの状況で新しいアクティビティ・レポートが生成されます:

  • サービスの日次メンテナンス中に毎日
  • フィードバックの提供の送信資料を送信するたび
  • resetService EPM自動化コマンドを実行して環境を再起動するたび

アクティビティ・レポートの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドアクティビティ・レポートとアクセス・ログを使用した使用状況のモニタリングを参照してください。

特にパフォーマンス関連の問題についてオラクル社に問い合せる前に、アクティビティ・レポートを確認してボトルネックを特定してください。具体的には、アクティビティ・レポートの次の各セクションを慎重に確認し、パフォーマンスを改善するために合理化できる領域を特定します。

  • ユーザー数: このセクションは、ユーザー数とアプリケーションのパフォーマンスとの間に相関関係があるかどうかを判断するのに役立ちます。
  • 期間別ユーザー・インタフェース・リクエスト上位7件: 期間別の上位7件のユーザー・アクションを識別するこのセクションでは、これらのアクションの完了に時間がかかる理由を特定する開始点が提供されます。
  • 2秒を超過した低パフォーマンスのユーザー・インタフェース・アクション上位30件: このセクションは、パフォーマンスが最も低いアクションおよびオブジェクト(たとえば、ルール)を識別し、パフォーマンスを改善するために評価する必要のあるアーティファクトを特定します。
  • 30秒を超過した低パフォーマンスのビジネス・ルール上位10件: このセクションでは、実行に最も時間がかかり、最適化の候補となるビジネス・ルールを特定します。
  • 1分を超過した低パフォーマンスの計算スクリプト・コマンド上位5件: このセクションでは、実行に時間がかかり、パフォーマンスを改善するために確認する必要があるルール内の特定のセクションを特定します。
  • 15秒を超過した低パフォーマンスのEssbase問合せ上位10件: このセクションでは、パフォーマンスを向上するために最適化できる可能性のある最もパフォーマンスの低いEssbase問合せのリストを表示します。