次のような機能上の問題は、前述の手順では対処されません。
FXメンバーに転記された仕訳
連結プロセスにより、FCCS_Mvmts_FX_Movement
メンバーに転記された仕訳がクリアされます。移動ディメンションのFXメンバーにデータや仕訳を手動で入力または転記しないでください。
Essbase Data Cache Fullエラーの解決
通常、メタデータ階層ではプライマリ・メンバーの前に共有メンバーが表示されるため、Financial Consolidation and CloseアプリケーションがEssbase Data Cache Fullエラーを表示します。
修正アクション
Oracle Smart View for Officeまたはディメンション・エディタを使用して階層を表示し、階層内でプライマリ・メンバーの前にある共有メンバーを探します。
Unable to select an entity for consolidationエラーの解決
正しく計算できないエンティティの連結は開始できません。図では、POVセレクタにチェック・マークがないため、us_Opsを選択できません。
さらに、選択できないエンティティの名前を「連結」画面に入力すると、The following value is not valid for the runtime prompt: us_Opsエラーが表示されます。
Unable to select an entity for consolidationエラーを解決するには:
仕訳の連結の影響の理解
連結により、手動で入力した仕訳入力、親入力、および仕訳がFCCS_Mvmts_FX_Movementメンバーに対して転記する親の通貨データがクリアされます。
移動ディメンションのFXメンバーには、データや仕訳を手動で入力または転記できません。FCCS_Mvmts_FX_Movementメンバーは計算されるメンバーであるため、連結プロセス中に手動で入力されたデータはFinancial Consolidation and Closeによりクリアされます。