10 EPM CloudOracle Guided Learningの統合

Oracle Guided Learning (OGL)から提供される堅牢なフレームワークを使用して、コンテキストに基づくパーソナライズされたガイド付きトレーニングおよびユーザー・オンボーディング・エクスペリエンスを開発できます。この多用途ツールセットでは、EPMドキュメントの範囲を超えるカスタムのプロセス・ガイド、表示グループ、メッセージ・ガイド、スマート・ヒントなどを作成するためのオプションが提供されます。特定のニーズにあわせて調整された包括的な学習インタフェースがOracle Enterprise Performance Management Cloud環境内に提供されるため、ユーザーの能力および運用効率が向上します。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOracle Guided Learningの紹介および概要を参照してください。

EPM CloudユーザーはOGLコンソールにアクセスできます。このコンソール上でアプリケーション内ガイダンスを特定のワークフローや要件にあわせて設計およびアクティブ化し、導入を合理化するコンテンツを定義できます。たとえば、ナビゲーション・フローのOGLガイドを作成できます。

Note:

現時点で、次のEPM Cloudビジネス・プロセスはOGLとの統合用に構成されています - Account ReconciliationEnterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームNarrative ReportingPlanningProfitability and Cost ManagementTax Reporting

EPM Cloud環境内の設定の構成

始める前に、アクティブのOGLアカウントおよび少なくとも1つのアプリケーションID設定があることを確認します。アプリケーションIDはガイド(コンテンツ)の論理的なグループです。各アプリケーションIDを使用して、特定のビジネス・プロセスで使用するEPMワークフローのカスタマイズされたガイドをグループ化できます。設定の詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドスタート・ガイドを参照してください。

Note:

OGLヘルプをナビゲーション・フローで使用するためにOGLアプリケーションIDを統合する場合、構成はソース・インスタンスでのみ行います。接続されたインスタンスのいずれにおいても、OGL設定は不要です。
OGLアプリケーションをEPM Cloud環境に統合するには、次のステップに従います:
  1. Narrative Reportingのみ: 「ツール」「設定」の順にナビゲートします。

  2. 次のOracle Guided Learning設定を入力します:
    • アプリケーションID
    • サーバーURL - 環境の所在地に応じて、次のURLを入力します:
      • NA: https://guidedlearning.oracle.com
      • EMEA: https://guidedlearning-emea.oracle.com
      • APAC: https://guidedlearning-apac.oracle.com
  3. 「保存」をクリックします。OGLウィジェットを画面に表示するには、一度ログオフして再ログインする必要があります。
    OGLウィジェットを含むEPMホーム画面

OGL環境内の設定の構成

OGLアプリケーションをEPM Cloud環境に統合すると、EPMユーザーがOGLウィジェットにアクセスできるようになります。公開されたガイドのみが表示されます。これはEPMドメインがデフォルトで本番に構成されているためで、開発モードのガイドは非表示になります。

EPMユーザーが公開済と開発中の両方のガイドをEPM環境で表示できるようにするには、アプリケーションの設定を次のように変更します:

  1. OGLコンソール・アプリケーション設定にアクセスします。Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLコンソール左パネルを参照してください。
  2. 「ドメイン」タブにナビゲートします。
  3. 「環境」開発を選択すると、すべてのガイドが表示されます。
  4. ドメイン・ステータスの「有効」のチェック・ボックスを選択します。

    Note:

    OGLコンテンツがすべてのEPM Cloudアプリケーションに正しく表示されるよう、ドメイン・エントリ構成を正しく入力してください。OGL Cloud構成にリストされなかったドメインでは、OGLコンテンツが表示されません。
  5. ドメインの保存をクリックします。
    OGLアプリケーション環境を開発に変更する画面

主要な考慮事項

  • EPM Cloud環境には日次メンテナンスが必要です。Oracleにより、既存のアーティファクトとデータを取り込んだメンテナンス・スナップショット(別名: アーティファクト・スナップショット)が生成されます。EPM Cloud内のOGL構成は統合されていないため、アーティファクト・スナップショットに含まれないことにご注意ください。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLガイド・コンテンツのエクスポートを参照してください。

  • EPM Cloud環境にIP許可リストが設定されている場合、OGLサーバーのIPアドレスまたはOGLサーバーをホストしているデータ・センターのアウトバウンドIPアドレスをIP許可リストに追加する必要があります。Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドのEPM Cloudデータ・センターおよびリージョンのアウトバウンドIPアドレスを参照してください。