新しいルールセットを作成したり、既存のアイテム(シード済システム・ルールセットまたはユーザー作成済ルールセット)をコピーすることができます。
連結ルールセットの作成については、次のビデオをご覧ください:
連結ルールセットを作成するには:
ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「連結」をクリックします。
「ルール・セットの作成」アイコンをクリックします。
ルールセットの「名前」を入力します。
オプション: 「説明」をクリックして説明を入力します。
「条件」により、ルールセットが実行され、最初に"<None>Always Run"が表示される条件が決まります。「条件」の横のリンクをクリックし、条件を変更してから、オプションを選択します。
アプリケーションでパートナ消去機能が有効になっており、ルールセット内の1つ以上のルールがパートナ消去エントリの記述である場合は、「パートナ消去の作成」ボタンをクリックします。エンティティ、会社間およびデータ・ソース・ディメンションがスコープに追加されます。
エンティティ
地域合計の子孫は、デフォルトで移入されますが、変更できます
会社間
#兄弟/兄弟の子孫#は、デフォルトで移入され、変更できません
パートナ消去エントリを生成できるのは、処理中の現在のエンティティの兄弟または兄弟の子孫の会社間パートナ・エントリがあるデータポイントのみです
データ・ソース
合計データ・ソースのレベル0の子孫は、デフォルトで移入されますが、変更できます
ルールセットのスコープに、メンバーを指定してルールセットを適用するデータセットを制限します。
ルールセットを保存するには、「保存して閉じる」をクリックし、ルールセットの作成を続行するには、「保存して続行」をクリックします。
注:
ベスト・プラクティス: 可能な場合は、「条件」を使用するのではなく、ルールセットのスコープ設定を使用して、ソース・データセットに不要なディメンション・メンバーを除外します。この設計方法によって、処理のパフォーマンスが向上します。「条件」ロジックは、複雑な条件やマルチディメンション条件であるが可能なかぎり最小限にすることが必要な場合に必要になることがあります。
条件ブロックの追加
ルールセットを作成し、「詳細条件」ダイアログ・ボックスをクリックすると、「追加(+)」アイコンをクリックして条件ブロックを追加するか、「削除(x)」アイコンをクリックして条件ブロックを削除できます。
各条件ブロックは、次の4つのフィールドを使用して初期化されます。
ディメンション
条件を設定するメタデータ・ディメンションを選択するか、データ値条件を適用する「データ値」を選択します。
属性
<Dimension>フィールドでメタデータ・ディメンションを選択した場合、条件で必要なそのディメンションの属性を選択します。「メンバー名」属性は、すべてのディメンションで使用可能です。エンティティおよび会社間ディメンションには、「方法」、「連結%」、「出資比率%」、「少数株主持分%」、「変更」比率、「エンティティ/パートナの低い方」のパーセンテージおよび「前期間」比率などの「出資比率」設定も用意されています。「変更」を選択することにより、属性を前期間から現在期間に変更できます。
<Dimension>フィールドに対して「データ値」を選択した場合、部分的POVを選択し、条件を適用するデータポイントを定義できます。エントリを選択しない場合、ソースPOVがデータポイント定義として使用されます。ソースPOV以外のデータポイントを定義するために、各ディメンションのメンバーを選択できます。
演算子
条件演算子を選択します。<Dimension>および<Attribute>の選択によって、使用できる演算子が異なります。有効な演算子は、次のとおりです。
次と等しい
次と等しくない
次より大きい
次より大きくない
次より小さい
次より小さくない
値/メソッド
条件演算子を適用する必須値を入力または選択します。
<Attribute>フィールドで「メンバー名」を選択した場合、エントリまたは連結文字列の選択元のディメンションのメンバー・セレクタが使用可能になります。連結文字列は、エンティティおよび会社間ディメンションに対して使用できます。「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスの下部にある「メンバー」リンクをクリックし、連結文字列を選択することにより、これらの文字列をメンバー・セレクタから選択できます。「連結文字列」を参照してください。
別の条件を追加するために条件ブロックを作成した後、「追加(+)」アイコンをクリックします。デフォルトでは条件間の組合せはAndですが、Or、And NotまたはOr Notに変更できます。
条件のグループ化
複数の条件ブロックを追加した後、選択した条件をグループ化できます。グループ化条件により、必要な条件の組合せが決まります。
条件をグループ化するには:
グループ化に含める最初の条件の行をクリックし、[Ctrl]を押しながら必要な隣接条件を選択します。
グループ化用の隣接条件をすべて選択した後、をクリックし、ドロップダウン・リストから「グループ」を選択します。
たとえば、条件Aと条件B、および条件Cと条件Dがグループ化されるとします。
この場合、条件は次のように適用されます。
(条件Aと条件B)または(条件Cと条件D)。
この場合、条件AおよびBが一致するか、条件CおよびDが一致すると、ルールセットが実行されます。
年および期間ディメンションには「次と等しい」および「次と等しくない」のみを使用できます。"前"または"後"ロジックは適用できません。リストまたは複数のブロック条件を使用してこのタイプのロジックを適用します。
例1:
年 | メンバー名 | 次と等しい | FY16、FY17、FY18
例2:
年 | メンバー名 | 次と等しい | 3月、6月、9月、12月
例3:
年 | メンバー名 | 次と等しくない | FY16、FY17
Or
年 | メンバー名 | 次と等しい | FY17
And
年 | メンバー名 | 次と等しい | 7月、8月、9月、10月、11月、12月
ルールセット係数
ルールセット係数にはデフォルトで「なし」が表示されます。このエントリが保持される場合、関連する各ルール内に係数が設定されます。このエントリを変更する場合、選択した係数がルールセット内のすべてのルールに適用されます。
「エンティティ/パートナの製品」が選択されている場合、適用される係数はエンティティのパーセンテージとパートナのパーセンテージの積になります。パートナのパーセンテージがない場合(たとえば、データ・ポイントが非会社間である場合)、エンティティのパーセンテージが適用されます(パートナのパーセンテージが100%であることを前提とします)。
「前年の最後の期間」が選択されている場合、適用される係数は前年の最後の期間(アプリケーションの構成に応じて第12期または第13期)から読み取られます。前年のデータを繰り越すシナリオとして別のシナリオを指定する期首残高シナリオ繰越しルールが適用されている場合があります。その場合、パーセンテージは指定されたソース・シナリオから読み取られます。最初のドロップダウン・ボックスで次のオプションの1つを選択します。
現在
変化
エンティティ/パートナの低い方
エンティティ/パートナの製品
特定の%
前
前年の最後の期間
次に、2番目のドロップダウン・ボックスで次のオプションの1つを選択します。
エンティティ連結%
エンティティ出資比率%
エンティティ少数株主持分%
パートナ連結%
パートナ出資比率%
パートナ少数株主持分%
ルールセットのソース・データセット定義
ルールセットを適用するソース・データセットは、デフォルトでは、現在のシナリオ、年、期間、エンティティおよびビューのエンティティ合計データから取得されます。複数通貨アプリケーションの場合、データは親通貨になります。このデータセット内から、スコープを設定することでルールセットで処理されるデータのスコープをさらにフィルタできます(「データセットのスコープの設定」を参照)。
データセットは、異なるシナリオ、年、期間、ビューまたは連結メンバーから取得でき、複数通貨アプリケーションの場合は、親通貨またはエンティティ通貨から取得できます。現在、データは現在のエンティティから取得する必要があります。
データセットのソースPOVの変更
ソース・データセットを取得できる各ディメンションについて:
シナリオ:
現在のシナリオ(デフォルトの選択)
特定のシナリオ
#前のシナリオ#
#前のシナリオ#が選択されている場合、最初の期間の期首残高繰越からのシナリオは、ルールの実行中に使用されます。
年:
現在の年(デフォルトの選択)
特定の年
現在…
「現在…」を選択した場合は、オフセットも選択します。オフセット番号は、0 (オフセットなし)からアプリケーションの年数より1小さい値まで(10年のアプリケーションの場合は-9)です。オフセット番号は、処理中の現在の年から逆方向に数えて該当する年からデータセットが取得されます。たとえば、FY18年4月では、-2のオフセットによってFY16年4月のデータが取得されます。
年オフセットと期間オフセットの組合せにより、アプリケーションの期間の合計数から1少ない期間までのオフセットが可能になります。
年または期間(あるいはその両方)のオフセットの選択により、連結を実行する現在のPOVと組み合せると、ソースPOVがアプリケーションの制限の範囲外(つまり、アプリケーションに定義されている最初の期間と年より前の期間または年)になる場合、ルールセットはその現在のPOVに対して実行されません。これは、ジョブ・コンソールには表示されますが、連結が失敗することにはなりません。
エンティティ:
今のところ、現在のエンティティのみを使用できます。
連結:
エンティティ合計(デフォルト)
エンティティ入力
エンティティ消去調整
エンティティ連結
比例
消去
コントリビューション
別のシナリオが選択されていない場合、またはゼロ以外の年または期間オフセットが選択されている場合は、比例、消去またはコントリビューションの連結ディメンション・メンバーを選択できないことに注意してください。この制限は、ルールのソースとして使用されるデータセットがルールの結果に依存しないようにすることを意図しています。
現在のエンティティの「期首残高の繰越し」、「比例」、「標準消去」および「期首残高出資比率の変更」システム・ルールの結果を使用できます。そのためには、デフォルトのエンティティ合計のかわりに、コントリビューション連結ディメンション・メンバーを選択します。これにより、システム・ルールの結果を含め、連結ルールが比例後の正味データ・セットに適用されます。
通貨:
親通貨(デフォルト)
エンティティ通貨
この選択は、単一通貨アプリケーションでは使用できないことに注意してください。
また、複数通貨アプリケーションでは、連結ディメンション・メンバーに比例、消去またはコントリビューションが選択されている場合は、エンティティ通貨を使用できません。
ビュー:
FCCS_Periodic (デフォルト)
FCCS_YTD
FCCS_HYTD
FCCS_QTD
ソース・データには選択したビュー・メンバーが反映されますが、ルールでは引き続き計算結果が期間ビューに書き込まれます。
データセットのスコープの設定
「スコープ」バーの下の「追加(+)」アイコンをクリックし、ソースPOVフィルタ・ディメンションにディメンションを追加します。使用可能なディメンションの1つを選択します。新しいディメンション行の右側から「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックするか、必要なディメンションの名前を入力します。メンバー・セレクタから、1つ以上のメンバーまたはリストを選択します。
ソースPOVでメンバーを指定すると、ルールセットが適用されるデータセットが制限されます。エンティティおよび会社間ディメンションには、#法的会社#用の連結文字列選択も用意されており、会社間ディメンションには、#現在の親の子孫である任意のICP#が用意されています。連結文字列を参照してください。
ルールセットのソースPOVは、ルールセット内で作成されるすべてのルールによって継承されます。個別ルール内で継承されたソースPOVは編集できません。
ルールセットについてさらに学習するには、次のビデオをご覧ください: