連結ルールの作成

連結ルールを作成するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「連結」をクリックします。

  2. 「連結プロセス」ページで「連結」タブ、「構成可能な連結」の順に選択します。
  3. ルールを作成するルールセットを選択します。

    すべてのルールがルールセット内に含まれる必要があります。

  4. 「ルールの作成(+)」アイコンをクリックします。

  5. 新しいルール画面で、ルールの「名前」を入力します。

  6. オプション: 説明をタップし、ルールの説明を入力します。

  7. 条件:: これは、ルールセットから継承され、ルール内では変更できません。

  8. 係数: 係数がルールセット・レベルで設定されている場合、条件は継承され、ルール内では変更できません。係数がルールセット・レベルで設定されていない場合、ルールごとに係数を入力する必要があります。

    最初のドロップダウン・ボックスで次のオプションの1つを選択します。

    • 現在

    • 変化

    • エンティティ/パートナの低い方

    • エンティティ/パートナの製品

    • 特定の%

    • 前年の最後の期間

    次に、2番目のドロップダウン・ボックスで次のオプションの1つを選択します。

    • エンティティ連結%

    • エンティティ出資比率%

    • エンティティ少数株主持分%

    • パートナ連結%

    • パートナ出資比率%

    • パートナ少数株主持分%

  9. 「処理のオプション」で、ドロップダウン・リストから「加算」または「減算」を選択します。ルール処理のオプションでは、計算したデータ値を、すでに換算先に転記されているデータ値に加算または減算するかどうかを指定します。ルール処理のオプションを参照してください。

  10. ルール・ソースPOV: これは、ルールセットから継承され、ルール内では変更できません。
  11. オプション: データのリダイレクションを定義するには、「メンバーのリダイレクト」をクリックします。ルール・リダイレクションを参照してください。
  12. オプション: ルールセットでパートナ消去が有効になっている場合は、「メンバーのリダイレクト」を選択した後、「パートナ消去の有効化」を選択します。

  13. ルールを保存するには、「保存して閉じる」をクリックし、または、ルールの作成を続行するには、「保存して続行」をクリックします。

ルール処理のオプション

「加算」オプションを使用すると、比例と同じ方法で処理済データが消去連結ディメンションに転記され、ソース・データ値に係数が適用されます。「減算」オプションを使用する場合も、ソース・データ値に係数が適用されますが、逆の値が転記されます。

たとえば、勘定科目の比例の効果を逆にするには、「減算」オプションを適用します。

データポイントを別の勘定科目メンバーにリダイレクトする場合、転記の処理時に勘定科目タイプが考慮されることに注意してください。たとえば、次の場合です。

  • ある収益勘定科目をソースとする正の金額がリダイレクトされないか、「加算」処理オプションを使用して別の収益勘定科目にリダイレクトされると、このリダイレクトされた収益勘定科目に正の金額が転記されます。

  • ある収益勘定科目をソースとする正の金額がリダイレクトされないか、「減算」処理オプションを使用して別の収益勘定科目にリダイレクトされると、このリダイレクトされた収益勘定科目に負の金額が転記されます。

  • ある収益勘定科目をソースとする正の金額が、「加算」処理オプションを使用して費用勘定科目にリダイレクトされると、この費用勘定科目に負の金額が転記されます。

  • ある収益勘定科目をソースとする正の金額が、「減算」処理オプションを使用して費用勘定科目にリダイレクトされると、この費用勘定科目に正の金額が転記されます。

  • ある収益勘定科目をソースとする負の金額が、「加算」処理オプションを使用して費用勘定科目にリダイレクトされると、この費用勘定科目に正の金額が転記されます。

  • ある収益勘定科目をソースとする負の金額が、「減算」処理オプションを使用して費用勘定科目にリダイレクトされると、この費用勘定科目に負の金額が転記されます。

一般ルールは、次のとおりです。

  • ソース勘定科目タイプの標準記号がターゲット勘定科目タイプの標準記号とは異なる場合、ソース金額に-1を乗算します。

  • 選択した「処理のオプション」「減算」である場合、再度-1を乗算します。

勘定科目タイプの標準記号は、次のとおりです。

  • 収益 - 貸方残高(-)

  • 費用 - 借方残高(+)

  • 資産 - 借方残高(+)

  • 負債 - 貸方残高(-)

  • 資本 - 貸方残高(-)

  • 保存された仮定 - 残高(+)

ルール・ソースPOVは、ルールセットから継承され、ルール内では変更できません。

ルール・リダイレクション

ソースPOVによって定義されたデータを処理する場合、データ値に係数が乗算され、消去連結ディメンション・メンバーに転記されます。リダイレクションが定義されていない場合、換算先のPOVは換算元と同じになります(連結メンバー以外)。ただし、データの転記は、1つ以上のサブキューブ・ディメンション(勘定科目、会社間、増減、データ・ソース、複数GAAP (適用可能な場合))、およびユーザー作成済カスタム・ディメンションのみにリダイレクトできます。連結ルールではエンティティのリダイレクションは許可されません(PElimを除く)。

ルールのリダイレクトを定義するには:

  1. 「ルールの作成」画面で、「メンバーのリダイレクト」をクリックします。

    画面の「ソースPOV」セクションは、左側の継承済「ソースPOV」と右側のリダイレクション列に分けられます。

  2. リダイレクション列では、デフォルトのリダイレクション・メンバーが「ソースと同じ」として表示されます。メンバー・セレクタからディメンションのベース・メンバーを選択することにより、リダイレクション・メンバーを追加できます。

消去連結ディメンション・メンバーに転記する場合、ソースPOVのメンバーは選択したリダイレクション・メンバーによって置き換えられます。

会社間ディメンションには、#ソースPOVエンティティ#用の連結文字列選択も用意されています。この文字列を選択する場合、リダイレクションに使用される会社間メンバーは、ソースPOV内のエンティティ("ICP_<ソースPOVエンティティ>")と同等の会社間メンバーになります。連結文字列を参照してください。

1つ以上の条件に基づいて異なるリダイレクション・メンバーを適用できます。

リダイレクション・メンバーに条件を追加するには:

  1. 列の右側にある「加算」(+)アイコンをクリックします。

  2. リダイレクションを決定するためにデータ・ポイントを適用する条件を作成します。

    • 条件が満たされた場合、データは最初のリダイレクション・メンバーに転記されます。

    • 条件が満たされない場合、データは2番目のリダイレクション・メンバーに転記されます。

      メンバー・セレクタからリダイレクション・メンバーを選択するか、必要に応じて「ソースと同じ」のままにします。

  3. 必要に応じて「加算(+)」アイコンを選択して条件およびリダイレクション・メンバーの追加を続行するか、「削除(x)」アイコンを選択して既存の条件を削除します。

各リダイレクション・エントリの条件は、ルールセット条件と同じメソッドを使用して作成されます。連結ルートセットの作成を参照してください。

パートナ消去

ルールがパートナへのデータの書込みである場合は、「メンバーのリダイレクト」ボタンを選択した後、「パートナ消去の有効化」を選択します。パートナ消去ルールの場合、エンティティ、会社間およびデータ・ソース・ディメンションのリダイレクション・エントリは事前に設定され、変更できません。

エンティティ・リダイレクション

#ソースPOV会社間#

会社間リダイレクション

#ソースPOVエンティティ#

データ・ソース・リダイレクション

パートナ消去

エンティティが処理され、適格なデータポイントが検出されると、パートナ消去ルールは、処理中のエンティティの兄弟の消去連結メンバーにデータポイントを書き込みます。会社間パートナ自体が現在のエンティティの兄弟である場合、データはパートナに書き込まれますが、そうでない場合は現在のエンティティの兄弟であるパートナの祖先に書き込まれます。書き込まれたデータポイントのPOVには、会社間パートナとしてソース・データポイントのエンティティが追加されて、常にパートナ消去データ・ソース・メンバー(FCCS_Partner Eliminations)に書き込まれることになります。

パートナ消去データが兄弟の消去メンバーに書き込まれると、その兄弟の計算ステータスは、現在の期間では影響を受けませんが、将来の期間には影響を受けます。パートナ消去エントリを作成するエンティティが再連結されると、そのエンティティから兄弟に書き込まれたデータが最初にクリアされ、必要に応じて再転記されます。消去連結メンバーのパートナ消去データ・ソース・メンバーのデータの転記およびクリアは、データが存在するエンティティではなく、そのデータを書き込むエンティティ(会社間エントリで識別される)によって実質的に所有されます。

データポイントのパートナがエンティティ階層の複数の場所に存在する場合(つまり、共有所有権)、1つのソース・データポイントがソース・エンティティの単一の世代で、または複数の世代で、複数のパートナ消去エントリを生成する場合があることに注意してください。

構成可能な連結ルールをデプロイした後にパフォーマンス問題を診断する必要がある場合は、手動で診断するか、または自動アプローチを使用できます。自動アプローチを有効にしてパフォーマンス問題を解決するには、OptimizeConfigConsolという名前の代替変数を追加し、値をTrueに設定します。

構成可能な連結ルールでパートナ消去(PElim)ロジックを使用し、その結果、パフォーマンスの低下が発生している場合は、EnablePelimNewLogicという名前の代替変数を追加し、値をTrueに設定することでパフォーマンスを向上できます。エンティティとパートナが同じメンバーのPELIMを使用している場合は、データ値が変わる可能性があることに注意してください。

勘定科目リダイレクションがあるユーザー作成済のパートナ消去の構成可能な連結ルールをデプロイするときに、連結のパフォーマンス問題が発生する場合は、OptimizePelimCalculationという名前の代替変数を追加し、値をTrueに設定することでパフォーマンスを向上できます。

連結ルールの作成については、次のビデオを参照してください:

ビデオ・アイコン連結ルールの作成

パートナ消去を使用した連結ルールの作成については、次のビデオを参照してください:

ビデオ・アイコンパートナ消去を使用した構成可能な連結ルールの作成