エクイティ・ピックアップの有効化

エクイティ・ピックアップ機能を使用するには、次のいずれかの方法で機能を有効にしておく必要があります。

注:

「エクイティ・ピックアップ」を有効にできるのは、「出資比率の管理」機能が有効になっている場合のみです。

エクイティ・ピックアップのメタデータ変更

エクイティ・ピックアップを有効にすると、必要なメタデータが作成されます。有効にすると、シードされたエクイティ・ピックアップ・メタデータはその後削除できません。

  • エクイティ・ピックアップ・メタデータ:
    • エクイティ・ピックアップ損益計算書および貸借対照表の勘定科目

    • エクイティ・ピックアップ・ソース勘定科目(メモ勘定科目)

    • エクイティ・ピックアップ・データ・ソース・メンバー

  • 勘定科目:


    EPU勘定科目

    データ・ソース:


    EPUデータソース
  • 「連結: プロセス」画面の「現地通貨」タブにEPUシステム計算ルールが追加されます。

  • シード済の構成可能な連結ルールセットが追加されます。

  • EPUを最初に有効にしたときは、ルールの計算設定が「はい」(アクティブ)になります。

    エクイティ・ピックアップ計算設定を「いいえ」(非アクティブ)に変更すると、アプリケーションは非EPU動作に戻ります。


EPUのデフォルトの選択

勘定科目と増減の設定

有効にすると、「デフォルトの勘定科目と増減」という名前の単一のEPUシステム・ルールセット構成が作成されます。このルールセットには次のものが含まれます:

  • ソース収集勘定科目: FCCS_EPUSource

  • 勘定科目1: FCCS_Equity Company Income

  • 勘定科目1の増減: FCCS_Mvmts_NetIncome

  • 勘定科目2: FCCS_Investment in Equity Companies EPU

  • 勘定科目2の増減: FCCS_Mvmts_NetIncome

5つのメタデータ・メンバー・エントリはすべて、デフォルト・エントリから変更できます。選択された勘定科目はすべて、非動的なレベル0の通貨タイプ勘定科目である必要があります。勘定科目1と勘定科目2を同じ勘定科目にすることはできません。増減メンバーの両方がレベル0で、かつFCCS_Mvmts_Subtotalの子孫である必要があります。

エントリを変更したら、「保存」アイコンをクリックします。

デフォルトのルールセット構成の変更に加えて、システム・ルールセット構成を追加することもできます。ルールセットを追加するには、「追加」(+)アイコンをクリックします。

ルールセット名を入力します。これは、他のすべてのEPUシステム・ルールセット名と異なっている必要があります。

「ソース収集勘定科目」を選択します。これは、他のシステム・ルールの設定と同じソース収集勘定科目でもかまいません。

2つ目のシステム・ルールセット構成について2つの勘定科目と2つの増減メンバーを選択します。それぞれの追加ルールセットで同じ勘定科目および増減を使用できますが、それぞれのルールセットで勘定科目1と勘定科目2は異なる勘定科目である必要があります。

変更を加えた後は、ルールセットを必ず保存してください。

ルールセットを削除するには、ルールセット名の右側にある「X」アイコンを選択します。


EPUの設定の変更

構成可能な連結ルール


EPUの連結ルール

エクイティ・ピックアップの連結ルール

デプロイされた連結ルールセットにより、次のことが決まります。

  • 各持株会社に転記されたEPU結果の生成に使用されるソース・データ・セット

  • EPU結果の識別方法(直接的または間接的な被所有会社すべてが個別に識別されるか、間接的被所有会社が直接的被所有会社内にグループ化されるか)

  • EPU結果を、ユーザーが作成した各カスタム・ディメンション(ある場合)の単一メンバーに転記するか、レベル0のメンバーごとに転記するか

シードされた4つの連結ルールセットには、次のオプションが用意されています。

EPU – データ・ソースの準備


EPUデータ・ソースの準備

このシード済ルールセットは、資本会社利益を除く資本合計について被所有会社からソース・データを収集します。

その後のレポート作成のために、クライアントが作成した各カスタム・ディメンションについて、レベル0のデータすべてを<カスタム>がない単一のメンバーに結合します。

必要に応じて、このルールセットをコピーし、コピーを変更してデプロイできます(ルールセットのコピーおよび変更の詳細は、連結ルールセットおよびルールの管理を参照してください)。たとえば、アプリケーション固有のカスタム・ディメンションのレベル0メンバーすべてのデータを個別にレポートする場合は、コピーされたルールセットのスコープからそのディメンションを削除する必要があります。EPUデータは、単一のメンバーにグループ化されるのではなく、そのディメンションのメンバーごとに処理されることになります。これはアプリケーションのパフォーマンスに影響する可能性があることに注意してください。

デフォルトのEPUシステム・ルールセットが変更されている場合、またはEPUシステム・ルールセットが追加されている場合は、それぞれの一意のソース収集勘定科目についてデプロイされたデータ・ソースの準備連結ルールセットが1つずつ必要です。それぞれのデータ・ソースの準備ルールで、ソース収集勘定科目を勘定科目ディメンションのリダイレクション・ターゲット・メンバー・フィールドとして指定します。

追加の連結ルールセットを作成するには、シード済ルールセット(およびルール)をコピーし、新しいルールセット/ルールを変更します。シード済ルールセットを変更することはできませんが、新しいルールセットに置き換えた場合はデプロイ解除できます。

EPU – EPUソース・データの連結


EPUソース・データの連結

EPUソース・データの連結(パート2)

このシード済ルールセットは、出資比率%で最初のルールセットによって初期収集されたソース・データを連結し、データの導出元である直接的または間接的な被所有法的会社を識別します

ソース法的会社は、データ連結時に使用される会社間メンバーによって識別されます。

したがって、一致する基本メンバーが会社間ディメンションで作成されるように、すべての法的会社はエンティティ・ディメンションでICP_Entity_Yesと識別される必要があることに注意してください。

デフォルトのEPUシステム・ルールセットが変更されている場合、またはEPUシステム・ルールセットが追加されている場合は、それぞれの一意のソース収集勘定科目についてデプロイされたEPUソース・データの連結連結ルールセットが1つずつ必要です。それぞれのEPUソース・データの連結ルールセットで、勘定科目、増減およびデータ・ソース・メンバーのソースPOVは、一致するデータ・ソースの準備ルールセットでリダイレクション・ターゲット・メンバー・フィールドとして指定したものと同じである必要があります。

追加の連結ルールセットを作成するには、シード済ルールセット(およびルール)をコピーし、新しいルールセット/ルールを変更します。シード済ルールセットを変更することはできませんが、新しいルールセットに置き換えた場合はデプロイ解除できます。

EPU – EPUソース・データ間接グループの連結


EPU間接グループ

EPU間接グループ(パート2)

このシード済ルールセットは、出資比率%で最初のルールセットによって初期収集されたソース・データを連結し、データの導出元である直接的な被所有法的会社を識別します。

ソース法的会社は、データ連結時に使用される会社間メンバーによって識別されます。

したがって、一致する基本メンバーが会社間ディメンションで作成されるように、すべての法的会社およびすべての親エンティティはエンティティ・ディメンションでIC_Entity_Yesと識別される必要があることに注意してください。

デフォルトのEPUシステム・ルールセットが変更されている場合、またはEPUシステム・ルールセットが追加されている場合は、それぞれの一意のソース収集勘定科目についてデプロイされたEPUソース・データの連結連結ルールセットが1つずつ必要です。それぞれのEPUソース・データの連結ルールセットで、勘定科目、増減およびデータ・ソース・メンバーのソースPOVは、一致するデータ・ソースの準備ルールセットでリダイレクション・ターゲット・メンバー・フィールドとして指定したものと同じである必要があります。

追加の連結ルールセットを作成するには、シード済ルールセット(およびルール)をコピーし、新しいルールセット/ルールを変更します。シード済ルールセットを変更することはできませんが、新しいルールセットに置き換えた場合はデプロイ解除できます。

EPU – EPUソース・データの連結ルールセットまたはEPU – EPUソース・データ間接グループの連結ルールセットは、両方でなはく、いずれか一方をデプロイする必要があります。

EPU – 持株会社データの逆仕訳


EPU持株の逆仕訳

このルールセットは、親会社への連結時に持株会社に転記されたエクイティ・ピックアップ結果を逆仕訳します。

親メンバーは持株会社の連結結果を表します。子会社の投資は、法的(持株)会社の結果で使用されるものとは異なる方法および計算によって連結財務諸表に記録されます。

持株会社データの逆仕訳ルールセットは、システム・ルールがデータを書き込んだ増減に適用されます。

デフォルトのEPUシステム・ルールセットが変更されている場合、またはEPUシステム・ルールセットが追加されている場合は、デプロイされた持株会社データの逆仕訳連結ルールセットにシステム・ルールセットのそれぞれの勘定科目1および勘定科目2エントリが含まれている必要があります。

用意されている4つのシードされた連結ルールセットのうち3つは、エクイティ・ピックアップが最初に有効になったときにデプロイされます。エクイティ・ピックアップ計算設定を「はい」から「いいえ」に変更した場合は、システム管理者がEPUルールセットのデプロイを解除する必要があります。計算設定を「いいえ」から「はい」に変更した場合は、システム管理者が、必要な(シードされている、またはコピーして変更した)ルールセットをデプロイする必要があります。