勘定属性の値の設定

会社間勘定属性の指定

会社間勘定属性はレベル0勘定科目の「属性値」タブで指定します。これらの設定は、親勘定科目には適用されないことに注意してください。

会社間勘定プロパティを「はい」に設定する場合、調整勘定を指定する必要があります。

会社間勘定属性を設定するには:

  1. 既存のレベル0勘定科目メンバーを選択して「編集」をクリックし、「属性値」タブを選択します。

  2. 次の情報を入力します:

    表11-10 会社間勘定属性

    属性 説明

    会社間勘定

    勘定科目が会社間勘定であるかどうかを指定します。「はい」に設定した場合、消去を実行するには、この勘定科目にレベル0調整勘定も指定する必要があります。

    ノート: このオプションは、アプリケーションで会社間が有効な場合にのみ使用できます。

    調整勘定である

    このレベル0勘定科目が調整勘定になるかどうかを指定します。

    調整勘定

    会社間が「はい」に設定された勘定科目で、調整勘定が設定されていない場合、調整勘定を指定できます。このプロパティが「はい」に設定された勘定科目は、調整勘定として選択できます。
  3. 「保存」をクリックします。

  4. 調整勘定を追加するには:

    1. 勘定科目ディメンション・メンバーを選択し、「カスタム属性」ボタンを選択します。

    2. 属性「調整勘定」を選択し、「同期」ボタンをクリックします。

      新しく追加した調整勘定が、調整勘定の「属性値」ツリーの右側にある調整勘定のリストに表示されます。

包括利益累積換算調整(CICTA)勘定属性の指定

包括利益累積換算調整(CICTA)勘定属性は、レベル0勘定科目の「属性値」タブで指定します。これらの設定は、親勘定科目には適用されないことに注意してください。

表11-11 包括利益累積換算調整(CICTA)勘定属性

属性 説明

CICTA勘定科目である

この勘定科目がシードされているFCCS_CICTA勘定科目の置換かどうかを指定します。

CICTAリダイレクション勘定科目

FX-To-CICTA転記を、シード済FCCS_CICTA勘定科目以外の勘定科目にリダイレクトするには、使用する勘定科目を指定します。使用可能な勘定科目では、CICTA勘定科目かどうかの設定(前述)が有効になります。

デフォルト増減勘定属性の指定

「増減の計算」システム・ルールにより、メタデータの勘定科目および増減ディメンション属性に基づいて、期末残高入力からの増減が計算されます。「連結: プロセス」画面でメタデータ属性を更新し、「増減の計算」システム・ルールを有効化すると、期末残高入力エントリにより、計算された増減金額が生成され、指定の増減に転記されます。すべてのレベル0勘定科目についてグローバル・デフォルト増減を選択でき、レベル0の各勘定科目に対して異なる増減を選択することもできます。増減の計算(期末残高入力から)を参照してください。

必須の増減ディメンション・メンバーはDefault_Mvmt_Yesとして設定されます。

デフォルト増減の1つをレベル0勘定科目に適用できます。

デフォルト増減が貸借対照表グループ・メンバー(たとえば、FCCS_Balance Sheet)に適用されると、貸借対照表内のすべてのレベル0勘定科目は選択した増減を継承します(個々に独自に選択していない場合)。

インデックス付き属性の指定

ディメンションのカスタム属性を作成する場合は、その属性がインデックス付き属性であることを指定できます。

インデックス付き属性ディメンションは、従来の属性ディメンションと同じです。これは、キューブのリフレッシュ時に属性ディメンションとしてデータベースに送信されます。密ディメンションには有効でなく、指定されたディメンションのすべての割当てが同じレベルである必要があります。

インデックス付けされていない属性ディメンションは、主としてフィルタリングに使用されるメタデータ構成要素ですが、キューブのリフレッシュ時に様々な方法でデータベース内にマテリアライズされ、通常は、接頭辞付きユーザー定義属性として使用されます。データベースに属性ディメンションとしてマテリアライズされないため、複数のレベルに割り当てたり、密ディメンションと疎ディメンションに割り当てることができます。一方で、インデックス付けされていないため、フォームにメンバーとして追加して従来のインデックス付き属性ディメンションのような動的データ値を表示することはできません。