連結自動逆仕訳の作成

連結自動逆仕訳を作成して、次の期間に集金や支払が発生する販売や費用など、次の期間で逆仕訳する調整額を入力します。自動逆仕訳はデータの2つの期間に影響を与えます。自動逆仕訳を転記して、1つの期間の値を調整します。自動逆仕訳を転記すると、それらの調整の逆仕訳が次の期間に自動的に作成され(承認済自動逆仕訳と呼ばれます)、「承認済」のステータスが割り当てられます。承認済のこの仕訳を転記すると、逆仕訳が行われます。

たとえば、1月の勘定科目を調整する自動逆仕訳を作成して転記します。システムにより、それらの調整を2月に逆仕訳する承認済自動逆仕訳が作成されます。

表9-2 例: 自動逆仕訳

勘定科目 増減 製品 貸方 借方
普通株式 増減なし 製品なし 199  
余剰 増減なし 製品なし   199
      199 199

表9-3 例: システムで生成された承認済自動逆仕訳

勘定科目 増減 製品 貸方 借方
普通株式 増減なし 製品なし   199
余剰 増減なし 製品なし 199  
      199 199

承認済自動逆仕訳はシステムによって自動的に生成されるため、転記または転記の戻しのみを行うことができ、編集はできません。承認済自動逆仕訳の転記を戻した場合、ステータスは「転記済」から「承認済」に戻ります。

作成した元の自動逆仕訳の転記を戻した場合、自動的に生成された次の期間の承認済自動逆仕訳はシステムによって削除されます。承認済自動逆仕訳が転記された後で、自動逆仕訳の転記を戻すことはできません。

自動逆仕訳を作成するには:

  1. ホーム・ページで、「連結仕訳」をクリックします。
  2. 「作成」をクリックします。
  3. 「ラベル」で、仕訳ラベルを入力します。

    注:

    ラベルには、50文字まで入力できます。次の文字は使用しないでください: . + - */ # {} ; , @または引用符。

  4. オプション: 「説明」に仕訳の説明を入力します。
  5. 「仕訳の種類」で、「自動逆仕訳」を選択します。
  6. オプション: 「グループ」で、仕訳のグループを選択します。

    注:

    割り当てる仕訳グループは、アプリケーションに存在する必要があります。

  7. 「データ・ソース」で、データ・ソース・メンバーを選択します。

    「通貨」情報は、データ・ソース・メンバーの作成時に指定したソース通貨タイプから移入され、読取り専用です。

  8. 「残高タイプ」から、「貸借一致」または「貸借不一致」を選択します。このオプションは、「貸借不一致の仕訳」が有効になっている場合にのみ使用できます。
  9. ディメンション・メンバーを選択するには、次のいずれかの方法を使用します。
    • テキスト・ボックスにメンバー名を入力します。

    • ライン・アイテム表の行を選択し、「アクション」アイコンから「メンバーの選択」をクリックしてメンバー・セレクタを開き、その行のディメンションのメンバーを選択して、「OK」をクリックします。

    • 既存の行を選択して、「行のコピー」をクリックしてから別の行を選択し、「行の貼付け」をクリックします。

    ライン・アイテムを作成するときに、最大100文字のライン・アイテムの説明を追加できます。
  10. 「借方」列または「貸方」列に調整額を入力します。
  11. オプション: 仕訳をスキャンして、エントリが有効であることを確認します。「アクション」で、「スキャン」をクリックします。
  12. 仕訳を保存するには、「保存」をクリックします。