期別、年次累計および仕訳累計の連結仕訳

期別仕訳

ビュー・メンバーFCCS_Periodicを選択し、連結仕訳が転記されると、行詳細に入力されたデータが要約され、行詳細POVに基づいて連結キューブに転記されます。転記された仕訳のデータは、他の転記された仕訳から書き込まれたデータを上書きしません。

年次累計仕訳

ビュー・メンバーFCCS_YTD_Inputを選択すると、行詳細の借方/貸方フィールドに年次累計額を入力できます。年次累計連結仕訳には、すべての詳細行の年次累計仕訳が含まれる必要があります。

年次累計仕訳が転記されると、仕訳間のPOVに対する適切な期間の影響が、転記された期別仕訳からの累計に累計されます

年度の最初の期間、年次累計ビュー・データは期別データと同じです。

後続の期間では、一意のPOVごとに期別ビュー・メンバーに転記された期別計算済データは、すべての年次累計仕訳から累計された現在の期間の年次累計仕訳から、すべての年次累計仕訳から累計された前期間の年次累計仕訳を差し引いたデータと等しくなります。

年次累計仕訳でフロー勘定科目を使用すると、次の期間で数値が逆仕訳されます。残高勘定科目は逆仕訳されません。

注:

逆仕訳は同じ年の中でのみ行われ、年をまたいで(12月 - 1月など)行われることはありません。

年次累計仕訳は、フロー勘定科目および残高勘定科目で個別に貸借が一致する必要があります。

FCCS_ClosingBalance_Inputは年次累計仕訳の有効な増減メンバーではありません。FCCS_ClosingBalance_Inputは期別仕訳を介して現在の期間に転記する必要があります。

仕訳累計仕訳

ビュー・メンバーFCCS_YTD_Inputを選択すると、仕訳を仕訳累計として転記するように指定できます。仕訳累計仕訳には、すべての詳細行の仕訳累計仕訳が含まれる必要があります。

仕訳累計仕訳は、介在する年度末間の繰越しを含めて、仕訳の最初のインスタンスから期間から期間へ繰り越します。仕訳累計仕訳と年次累計仕訳の唯一の違いは、各年の最初の期間に、前年の最後の期間の仕訳累計仕訳のデータが逆仕訳されることです。年次累計仕訳の場合、年の最初の期間での逆仕訳はありません。

仕訳累計仕訳でフロー勘定科目を使用すると、次の期間で数値が逆仕訳されます。残高勘定科目は逆仕訳されません。

仕訳累計仕訳は、フロー勘定科目および残高勘定科目で個別に貸借が一致する必要があります。

FCCS_ClosingBalance_Inputは仕訳累計仕訳の有効な増減メンバーではありません。FCCS_ClosingBalance_Inputは期別仕訳を介して現在の期間に転記する必要があります。

仕訳の転記および転記の戻し

仕訳が転記されると、仕訳によって生成された期別データが、各仕訳のPOVの累計のPOVに追加されます。複数の仕訳が単一のPOVに寄与する場合、そのPOVのデータは、転記されるか転記を戻される仕訳からの金額によって調整されます。仕訳は累計され、他の転記された仕訳によるデータを上書きしません。仕訳の転記が戻されると、前に転記された値から、要約された行詳細が削除されます。

年次累計仕訳または仕訳累計仕訳が転記されると、現在の期間の転記および次の期間の転記の戻しの両方がPOVに累計される必要があります。同様に、年次累計仕訳または仕訳累計仕訳の転記が戻された場合、現在の期間および後続の期間のデータはPOV累計額から削除される必要があります。

仕訳の作成の詳細は、次のチュートリアルをご覧ください:

ビデオ・アイコン

Financial Consolidation and Closeでの年次累計仕訳の作成