9 EPM CloudOracle Guided Learningとの統合

Oracle Guided Learning (OGL)は、パーソナライズされた、ガイド付きのコンテキストに基づくトレーニングおよびユーザー・オンボーディング・エクスペリエンスを開発するための堅牢なフレームワークを提供します。この多機能なツールセットには、EPMに関するドキュメントのみでなく、カスタム・プロセス・ガイド、表示グループ、メッセージ・ガイド、スマート・ヒントなどを作成するためのオプションが用意されています。また、Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境内で特定のニーズにあわせて調整された包括的な学習インタフェースを提供し、ユーザーの習熟度と業務効率を高めます。詳細な概要は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOracle Guided Learningの紹介および概要を参照してください。

EPM Cloudユーザーは、OGLコンソールにアクセスできます。ユーザーはここで、特定のワークフローや要件にあわせてアプリケーション内ガイダンスを設計し、アクティブ化できるため、導入を円滑化するためのコンテンツを定義できます。たとえば、ナビゲーション・フローのOGLガイドを作成できます。

Note:

次のEPM Cloudビジネス・プロセスは、現在、OGL - Account ReconciliationEnterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームNarrative ReportingPlanningProfitability and Cost ManagementおよびTax Reportingとの統合用に構成されています。

EPM Cloud環境での設定の構成

先に進む前に、アクティブなOGLアカウントがあり、少なくとも1つのアプリケーションID (アプリID)が設定されていることを確認してください。アプリIDは、ガイドの論理グループ(コンテンツ)です。各アプリIDで、特定のビジネス・プロセスのEPMワークフローにあわせてカスタマイズされたガイドをグループ化できます。設定の詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドはじめにを参照してください。

Note:

ナビゲーション・フロー内でOGLヘルプを使用するためにOGL アプリIDを統合する場合は、ソース・インスタンスのみで構成します。OGLの設定は、接続されるインスタンスでは不要です。
次のステップに従って、OGLアプリケーションをEPM Cloud環境に統合します:
  1. 「アプリケーション」「設定」に移動します

  2. 次のOracle Guided Learningの設定を入力します:
    • アプリケーションID
    • サーバーURL - 使用する環境の場所に応じて、URLを入力します:
      • NA: https://guidedlearning.oracle.com
      • EMEA: https://guidedlearning-emea.oracle.com
      • APAC: https://guidedlearning-apac.oracle.com
  3. 「保存」をクリックします。OGLウィジェットを画面に表示するには、ログオフしてからログインしなおす必要があります。
    OGLウィジェットが表示されているEPMホーム画面

OGL環境での設定の構成

OGLアプリケーションがEPM Cloud環境に統合されると、EPMユーザーがOGLウィジェットにアクセスできるようになります。EPMドメインはデフォルトで本番に構成され、開発モードのガイドが非表示にされるため、公開済のガイドのみが表示されます。

EPMユーザーが、EPM環境から公開済のガイドと開発中のガイドの両方を表示できるようにするには、アプリケーションの設定を次のように変更します:

  1. OGLコンソールのアプリケーション設定にアクセスします。Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLコンソールの左パネルを参照してください。
  2. ドメイン・タブに移動します。
  3. すべてのガイドを表示するには、環境開発を選択します。
  4. ドメイン・ステータスで使用可能をオンにします。

    Note:

    すべてのEPM CloudアプリケーションでOGLコンテンツが正しく表示されるようにするために、正しくドメイン・エントリの構成を行ってください。OGLコンテンツは、OGLのクラウド構成にリストされていないドメインについては表示されないことに注意してください。
  5. ドメインの保存をクリックします。
    OGLアプリケーション環境を開発に変更するための画面

重要な考慮事項

  • EPM Cloud環境では、日次メンテナンスを実行する必要があります。Oracleによって、既存のアーティファクトとデータを取得する、アーティファクト・スナップショットと呼ばれるメンテナンス・スナップショットが生成されます。EPM CloudOGL構成は統合されていないため、アーティファクト・スナップショットには含まれないことに注意してください。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLガイド・コンテンツのエクスポートを参照してください。

  • EPM Cloud環境にIP許可リストが設定されている場合、OGLサーバーのIPアドレスまたはOGLサーバーをホストしているデータ・センターのアウトバウンドIPアドレスをIP許可リストに追加する必要があります。Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイド.EPM Cloudのデータ・センターおよびリージョンのアウトバウンドIPアドレスを参照してください