EPM統合エージェントを使用したソースへのドリル・スルー

EPM統合エージェントを使用したソースへのドリル・スルーは、EPM統合エージェントが非同期または同期モード・オプションについてどのように構成されているかに関係なくサポートされています。

Webフォームの使用時に、EPM統合エージェントを使用してソースにドリル・スルーすると、ブラウザがエージェントを起動し、HTTPプロトコルを使用して問合せおよび他のパラメータを渡します。エージェントは問合せリクエストを処理し、ユーザーに表示されるデータをブラウザに返します。Oracle Enterprise Performance Management Cloudへのブラウザ・セッションではHTTPSプロトコルが使用されるため、ブラウザからエージェントへの通信ではHTTPSが使用されます。

ブラウザでは、同じセッションにおけるHTTP接続とHTTPS接続の混在は許可されません。ドリルをサポートするには、次の構成ステップを実行します:

  1. オンプレミス・ネットワーク内にHTTPS Webサーバーをインストールして構成します。

  2. Webサーバーのリライト・ルールを、ドリルのリクエストをエージェントURLにリダイレクトするように構成します(同期エージェントの定義と同じです。同期モードの構成を参照してください)。

  3. HTTPS Webサーバーを指すようにエージェントのWeb URLを構成します。

  4. オプション: エージェントのドリルスルー設定をテストするには、次のURLを使用して、Webサーバーのリライト・ルールが正しく定義されていることを確認します: https://server/epmagent/rest/details

    設定をテストするときは、serverをエージェント設定で定義されているWeb URLに置換します。

    イメージは、EPM統合エージェントでのソースへのドリルを示します。

Note:

前述の構成では、ブラウザを実行するクライアント・コンピュータがオンプレミス・ネットワーク内にある場合にのみ、ドリルがサポートされます。ブラウザが内部ネットワーク内になくてもドリルを使用できるようにする場合は、HTTPS Webサーバーをパブリック・アクセス可能として有効にしてください。

Note:

Smart Viewの使用時にソースへのドリル・スルーを実行する場合、HTTPS Webサーバーの追加構成は必要ありません。Smart Viewで、新しいシートで開くようにドリル・スルー起動を設定してください。