ドリル詳細の定義

標準ドリル・モードでは、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementデータ・フォームからランディング・ページにドリルした後、ソース・システム・データにドリルします。この方法を使用する場合、データ統合を使用してデータをロードする必要があります。すべてのビジネス・サービス・タイプでサポートされている完全ワークフロー・モードを使用する必要があります。このモードでは、自動作成されたドリル領域またはカスタム・ドリル領域を使用できます。

カスタム・ドリル領域を使用すると、メンバー名およびメンバー関数を使用して定義されたOracle Essbaseドリル・スライスを提供するドリル領域を指定できます。

直接ドリルを使用すると、データ統合でデータをステージングしないでソース・データにドリルできます。また、ランディング・ページをバイパスしてドリルを簡素化する柔軟性もあります。さらに、Essbaseメンバー関数を使用してドリル領域のスコープをカスタマイズでき、これによりメンテナンスが簡素化されパフォーマンスが向上します。

直接ドリルでは、完全ワークフロー・モード、クイック・モードを使用してデータをロードすることも、Cloud EPMビジネス・プロセスに直接ロードすることもできます。このモードは、Account ReconciliationおよびProfitability and Cost Managementビジネス・プロセスではサポートされていません。このモードでは、カスタム・ドリル領域を定義する必要があります。

ドリル定義を定義するには:

  1. データ統合ホーム・ページの「アクション」から、「アプリケーション」を選択します。

  2. アプリケーション・ページで、ローカル・アプリケーションの右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックしてアプリケーションを選択し、「ドリル詳細」を選択します。

    イメージはドリル詳細ページを示します。

  3. ドリル詳細ページで、イメージは「追加」アイコンを示しますをクリックします。

  4. ドリル詳細の定義・ページを選択し、「プラン・タイプ」から、統合を保持するソース・プラン・タイプを選択します。

    イメージは「定義」タブを示します

  5. 「URL名」に、ドリルの名前を指定します。

    これは、Calculation Managerで開くときのEssbaseのドリルURL名です。

    Essbaseの名前の制限が直接ドリルの名前に適用され、次のものがあります:

    • 非Unicodeモード・アプリケーションの直接ドリルに名前を付けるときは、8文字以内にします。

    • Unicodeモード・アプリケーションの直接ドリルに名前を付けるときは、30文字以内にします。
    • 名前ではスペースを使用しないでください。

    • 次の文字を使用しないでください:

      Table 15-1 Essbaseの命名の制限

      文字 説明
      * アスタリスク
      [] 大カッコ
      : コロン
      ; セミコロン
      , カンマ
      = 等号
      > 大なり記号
      < 小なり記号
      . ピリオド
      + プラス記号
      ? 疑問符
      " 二重引用符
      ' 一重引用符
      / スラッシュ
      \ バックスラッシュ
      | 垂直棒
        タブ
  6. 「URLタイプ」から、直接ドリルに使用するURLのタイプを選択します。

    使用可能なタイプ:

    • ランディング・ページ - ランディング・ページを自動的に起動します。このランディング・ページから、ソース・ドキュメントを開いたり、次に示すように、定義されたソース・システムのランディング・ページへのドリルスルーを続行できます。

      次の例では、Planningのデータ・フォームからドリル・スルーを実行できます:

      イメージはPlanningのデータ・フォームを示します

      このランディング・ページから、ソース・ドキュメントを開いたり、定義されたソース・システムのランディング・ページへのドリル・スルーを続行できます。

      イメージは定義されたソース・システムのランディング・ページを示します。

      Note:

      ドリル・スルー機能は、Planningアプリケーションにロードされた為替レート・データに対してはサポートされません。

      Essbaseにデータをロードするときに別名にマップした場合、ランディング・ページのフィルタではEssbaseのメンバーが使用されるため、ドリル・スルーが失敗することがあります。この場合は、別名のかわりにメンバー名を使用してください。

    • カスタム—カスタム直接ドリル領域定義に関連付けられたURLを使用し、ドリル・スルーの結果を「カスタム - 動的」タブまたは「カスタム - ブラウザ」タブのいずれかで表示します。

      「カスタム - 動的」タブでは、結果がOracle Fusion Cloud EPM内の新しいタブに表示されます。

      「カスタム - ブラウザ」タブでは、結果が新しいブラウザ・タブに表示されます。

      この設定をプラン・タイプに使用してカスタム・ドリルを定義すると、デフォルトのドリル作成でそのプラン・タイプのドリル領域は作成されません。カスタム・ドリルが定義されている場合、ドリル領域の作成フラグは無視されます。

      オプション: メンバー名およびメンバー関数を使用して定義されたEssbaseドリル・スライスを提供するドリル領域を指定できます。

      1. ドリル詳細ページで、「ドリル領域」タブをクリックします。

      2. イメージは「追加」アイコンを示しますをクリックします。

      3. 「ディメンション」ドロップダウンから、ドリル領域に追加するディメンションを選択します。

      4. 「フィルタ」で、選択したディメンションのメンバー関数を指定して、指定したメンバーのみに結果を制限します。

        引用符("")で囲んでメンバーを指定します。たとえば、メンバーJulyを"Jul"として指定します。

        オプションで、イメージは「メンバー・セレクタ」アイコンを示しますをクリックしてメンバー・セレクタ・ページを表示し、ドリルする選択したメンバーに移動できます。詳細は、Smart View for Officeユーザーズ・ガイド 22.100メンバー・セレクタからのメンバーの選択を参照してください。

        イメージはメンバー・セレクタ・ページを示します。

    • エージェント - SQL問合せおよびサーバー情報に基づいてパラメータを使用します。この場合、サーバー情報はエージェントから取得されますが、URLの残りの部分はSQL問合せで指定されたパラメータから導出されます。このURLタイプを使用するには、ドリルURLにデータ・ソース、問合せ、および渡すパラメータが含まれている必要があります。

  7. 「ドリルURL」で、カスタムおよびエージェント直接ドリル・スルー定義のURLアドレスを指定します。

    カスタムURLタイプの場合、ドリルURLにサーバー、ポートおよびURLパラメータが含まれている必要があります(例: https://server:port/<URL Parameters>)。

    カスタム・ドリルURLを次に示します。ランディング・ページをバイパスする場合、これは直接ドリルURLです:

    イメージはカスタム・ドリルURLを示します

    エージェントURLタイプの場合、ドリルURLにデータ・ソース・アプリケーション名、SQL問合せおよび数値列が含まれている必要があります。

    • DATASOURCE - データのロードに使用されるデータ・ソース・アプリケーションの名前を指定します。ソース接続情報は、このアプリケーションから導出されます。
    • QUERY - ドリルの実行に使用されるSQL問合せを指定します。
    • NUMERIC - 適切に調整されるように数値列を指定します。

    イメージはエージェントURLタイプのサンプルのドリルURLを示します。

    EPM統合エージェントを使用したドリル・スルーの詳細は、EPM統合エージェントを使用したソースへのドリル・スルーを参照してください。

  8. 「サマリー・ドリルを使用可能にする」オプションを選択して、データ・フォームまたはレポートでサマリー・メンバーからドリルダウンし、数字を構成する詳細ソース・データを表示します。

    このオプションを有効にし、「ドリル領域」オプションを「はい」に設定した状態でデータをロードすると、「ドリル」アイコンがサマリー・レベルで有効になります。1つのディメンションに対して、ドリルできる下位メンバーの数は1000に制限されています。

    サマリー・ドリルでは、それぞれのディメンションについて子孫の数が1,000に制限されています。子孫が1,000を超える場合は、アプリケーション詳細オプションの定義「子孫が1000を超える場合のサマリー・ドリル動作」オプションによってシステムの動作が制御されます。

    子孫が1000を超える親からのドリルは、結果に一貫性がない可能性があります。ユーザーがすべてのレベルでドリルできるようにする前に、データ・パターンに注意してください。

    このオプションが「無視」に設定されている場合、そのディメンションに対するフィルタリングは完全に無視されます。「フィルタ」は、レベル0のメンバーを持つか子孫の数が1,000未満の残りのディメンションにのみ適用されます。その結果、ドリルしている親の下にないメンバーが取得される可能性があります。「無視」オプションを使用する場合は、無視されるディメンションが他のディメンションの一意のメンバーと交差する場合にのみ機能します。

    たとえば、次のシナリオでは、「ロケーション」および「勘定科目」はリーフ・レベル・メンバーです

    Table 15-2 「ロケーション」および「勘定科目」リーフ・レベル・メンバー

    ロケーション コスト・センター 勘定科目
    US 110 費用
    US 120 費用
    US 130 費用
    UK 210 費用
    UK 210 費用

    この場合、コスト・センターは、一意の行「ロケーション」および「勘定科目」と交差します。US、合計コスト・センターおよび費用をドリルし、オプションがコスト・センターを無視するように設定されている場合は、ドリルによってUSの3行が返されます。

    一方、「ロケーション」が1000を超える子を持つ親であると仮定します:

    Table 15-3 コスト・センターが一意のロケーションと交差

    ロケーション コスト・センター 勘定科目 プロジェクト
    US 110 費用 ABC
    US 120 費用 ABC
    US 130 費用 XYZ
    UK 210 費用 ABC
    Uk 210 費用 XYZ

    US、合計コスト・センターおよび費用をドリルすると、ABCシステムは「ロケーション」および「国」を無視し、「費用」および「ABC」と一致するすべての行を返します。これにより、USおよびUKの行が返されます。

    親からのドリルを有効にする場合は、子孫が1000未満の親からのドリルのみを有効にすることをお薦めします。これは、アプリケーション・ドリル詳細ページを使用してドリル領域を手動で定義することで実行できます。

    「制限」オプションを選択すると、すべての子が1000の制限内に収まらず、結果セットが不完全になる可能性があります。

    Note:

    1,000を超える子孫に対してサマリー・ドリルを実行し、最上位レベルのディメンションのみを含めることを選択したが、結果が基本レベルのディメンションと同じである場合は、少なくとも3つのディメンションについて基本レベルの交差も選択します。

    Note:

    サマリー・ドリルをサポートするには、ドリルの問合せでSQLのWHERE句に演算子を含めないでください。たとえば、問合せを次のようにする必要があります: WHERE COMPANY ~ENTITY~。子孫の数に基づいて、適切な条件(IN、LIKE)が決定されます。
    ドリル領域の詳細は、ドリル領域の定義を参照してください。
  9. 「保存」をクリックします。

    ドリル定義を保存すると、Essbaseでドリル領域が自動的に作成または更新されます。ドリル詳細を削除すると、Essbaseでも削除されます。

  10. 必要に応じて、「ドリル領域」タブでカスタム・ドリル領域を指定します。

  11. オプション: 既存の直接ドリル定義を編集するには、ドリル詳細ページで、定義を選択してイメージは「編集」アイコンを示します。をクリックします。

    既存の直接ドリル定義を削除するには、ドリル詳細ページで、定義を選択してイメージは「削除」アイコンを示します。をクリックします。