外国為替(FX)レートの説明のロード・プロセスの説明

Oracle ERP CloudからOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに外国為替レート(FXレート)をロードするステップは、次のとおりです。

為替レートをロードするには:

  1. Oracle Fusion Financials Update24B以降を使用していることを確認します。

    詳細は、Update 24Bを参照してください。

  2. Oracle ERP Cloud統合には、権限またはユーザー役割およびOracle ERP Cloudへのデータ・アクセス権が必要です。

    詳細は、Oracle ERP Cloud統合のセキュリティ役割の要件を参照してください。

  3. Oracle ERP Cloudのソース・システムを登録し、ユーザー資格証明を指定します。

    このステップには、接続の詳細の指定および接続のテストが含まれます。

    Oracle ERP Cloudから為替レートを抽出するには、ERP FXレート・アダプタを使用するEPM Cloudのお客様がFusion Financials Update24B以降を使用している必要があります。

    詳細は、Oracle ERP Cloud接続の構成を参照してください。

    イメージは接続の更新ページを示します。

  4. 為替レート・アプリケーションをOracle ERP Cloudデータ・ソース・アプリケーション・タイプとして登録し、保存します。

    1. アプリケーション・ページで、イメージは「追加」アイコンを示します(「追加」アイコン)をクリックします。

    2. 「カテゴリ」から、「データ・ソース」を選択します。

    3. 「タイプ」から、「Oracle ERP Cloud (為替レート)」を選択します。

      「アプリケーション」では為替レート・アプリケーションが事前選択されています。

    4. 「接頭辞」で、アプリケーション名を一意にする接頭辞を指定します。

      接頭辞はファイル名と連結されて、一意のアプリケーション名を形成します。たとえば、アプリケーションに既存のアプリケーションと同じ名前を付ける場合は、接頭辞としてイニシャルを割り当てることができます。

    5. 「OK」をクリックします。

      イメージはアプリケーションの作成ページを示します。

  5. アプリケーション・ページで、為替レート・アプリケーションの右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックし、「アプリケーション詳細」を選択します。
  6. 「ディメンション」タブを選択し、為替レートのBI Publisherレポートから渡されたディメンションを確認します。

    イメージは「アプリケーション詳細」の「ディメンション」タブを示します

  7. 「オプション」タブの「接続名」で、Oracle ERP Cloudに対して使用する接続を指定します。

    Note:

    アプリケーション・レベルでは、接続名のみを指定します。

    イメージは「アプリケーション詳細」の「オプション」タブを示します。

  8. 為替レート・ソース・アプリケーションとEPM Cloudビジネス・プロセスの間の統合を作成します。

    統合の作成の詳細は、直接統合の作成を参照してください。

    イメージは統合の作成ページを示します。

    Note:

    Account Reconciliationのお客様は、データ・エクスポート・アプリケーションをターゲットとして使用することで、レートをファイルに抽出できます。抽出レートをロードする場合、お客様はカスタム・インポート・スクリプトを使用して、それをAccount Reconciliationにロードできます。詳細は、次を参照してください データ・エクスポート・ファイル・アプリケーションの登録
  9. 為替レート・ソース・アプリケーションとEPM Cloudアプリケーションの間で次のディメンションをマップします。

    マップするディメンション:

    • CONVERSION_TYPE
    • CONVERSION_RATE
    • FROM_CURRENCY
    • TO_CURRENCY
    • PERIOD_NAME

    ディメンションのマッピングの詳細は、ディメンションのマッピングを参照してください。

  10. 「マップ・メンバー」で、「金額」列をターゲット・アプリケーションの任意またはすべてのメンバーにマップします。

    詳細は、次を参照してください メンバーのマッピング

  11. 「オプション」で、「換算タイプ」開始日(dd-MM-yyyy)および終了日(dd-MM-yyyy)など、為替レートのソースおよびターゲット・システムに固有のパラメータを統合レベルで指定します。

    Note:

    次の「換算タイプ」、開始日(dd-MM-yyyy)、終了日(dd-MM-yyyy)、「通貨(元)」および「通貨(先)」パラメータに複数の値を指定するには、各値の間でセミコロン(;)を使用して複数の値を区切ります。たとえば、換算タイプに「社内」および「スポット」を指定するには、「社内;スポット」と入力します。

    換算タイプ—換算タイプを指定して、外貨仕訳金額を同等の機能通貨に変換するときに自動的にレートを割り当てます。

    Oracle General Ledgerには、次の事前定義済の日次換算レート・タイプが用意されています:

    • スポット:特定の日付のレートに基づく換算を示す為替レート・タイプ。通貨の即時受渡しに適用されます。

    • 社内: 為替レートは会社の標準レートを識別します。一般に、このレートは、組織全体で使用するために上級財務管理者によって決定される標準市場レートです。

    • ユーザー:為替レートは、外貨仕訳がいつ入力されたかを識別します。

    • EMU固定|EMU Fixed: ユーロとの固定関係を持つ外貨を使用して(EMU有効開始日より後に)仕訳が入力されたときに、General Ledgerによって自動的に提供される為替レート。

    換算レート・タイプの詳細は、換算レート・タイプの作成に関するガイドラインを参照してください。

  12. 開始日(dd-MM-yyyy)には、為替レートをロードする開始日をdd-MM-yyyyフォーマットで指定します。

  13. 終了日(dd-MM-yyyy)には、為替レートをロードする終了日をdd-MM-yyyyフォーマットで指定します。

  14. (オプション): 「通貨(元)」には、為替レートの元となるソース通貨値を指定します。

    たとえば、米国ドルの場合は「USD」にできます。

    "元"となるすべての通貨を含めるには、このフィールドを空白のままにします。

  15. (オプション): 「通貨(先)」には、ターゲット通貨値を指定します

    たとえば、EUROの場合は「EUR」を指定できます。

    "先"となるすべての通貨を含めるには、このフィールドを空白のままにします。

  16. 「保存」をクリックします。

    イメージは「オプション」の「オプション」タブを示します。

  17. 為替レート・アプリケーションとEPM Cloudアプリケーションの間の統合を実行します。

    統合の実行の詳細は、統合の実行を参照してください。

    次のワークベンチは、為替レート・データ統合の結果を示しています:

    イメージはロードされた為替レート・データのワークベンチを示します。