直接統合オプションの定義

直接統合を操作するとき、直接統合のソースおよびターゲット・システムに固有のパラメータを指定できます。たとえば、Planningソース・システムの場合、キューブと期間マッピング・タイプを選択できます。

直接統合オプションを選択するには:
  1. 「データ統合」ホーム・ページから、直接統合の右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックし、「オプション」を選択します。
  2. 「全般オプション」「カテゴリ」から、カテゴリを選択します。

    リストされているカテゴリは、データ統合の設定時に作成したカテゴリ(実績など)です。カテゴリ・マッピングの管理を参照してください。

  3. 「キューブ」から、ターゲット・システムのプラン・タイプを選択します。

    データ統合でキューブが割り当てられます。カスタム・キューブを個別のアプリケーションとして登録でき、登録できるカスタム・キューブ・アプリケーションの数に制限はありません。

    注:

    ASOキューブに対して置換モードで統合を実行する際に、シナリオ・メンバーが共有メンバーである場合、数値データ・ロードのみが実行されます。階層が完全に含まれた完全修飾名でメンバー名を指定してください。シナリオ・メンバーが共有メンバーである場合、すべてのデータ型のロード方法は機能しません。
  4. 「期間マッピング・タイプ」から、期間のマッピング・タイプを選択します。

    使用可能なオプション:

    • デフォルト—統合では、データ統合で定義されている期間キーおよび前期間キーを使用して、統合の実行時、各データ統合期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。

    • 明示—統合では、データ統合で定義されている明示期間マッピングを使用して、各期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。明示期間マッピングでは、期間が開始日および終了日で定義されていない場合、追加の一般会計データ・ソースがサポートされます。

  5. 「カレンダ」から、ソース・システム・カレンダを選択します。
  6. 「統合オプション1」-「統合オプション4」にフリー・フォーム・テキストまたは値を指定します。

    「統合オプション1」-「統合オプション4」に指定した値は、ビジネス・ルールでランタイム・パラメータを指定するときに使用できます。詳細は、ビジネス・ルールの使用を参照してください。

  7. 「データの抽出オプション」で、抽出するメンバー・データのタイプを選択します。

    メンバーは、計算に対してどのようなフラグが設定されているかに応じて、抽出できます。メンバーに「保管済」のフラグが設定されている場合、計算後、計算されたデータ値はそのメンバーと一緒にデータベースに保管されます。メンバーに「動的計算」のタグが付いている場合、そのメンバーのデータ値は取得時に計算されます。

    使用可能なオプション:

    • すべてのデータ - 保管されている値と、密ディメンションと疎ディメンションの両方について動的に計算された値が抽出されます。

      「すべてのデータ」抽出オプションは、ビジネス・プロセスからビジネス・プロセスへのデータの同期ではサポートされておらず、ターゲット・ビジネス・プロセスで統合を設定し、リモート・ビジネスからデータを抽出することはできません。ビジネス・プロセスからビジネス・プロセスへのデータの同期では、データが抽出されるソース環境で「すべてのデータ」オプションを使用して統合を設定し、リモート・ターゲット・システムにプッシュします。

      Financial Consolidation and CloseおよびTax Reportingのお客様は、「すべてのデータ」オプションを選択して、動的計算値を抽出できます。動的計算値を抽出するには、Financial Consolidation and CloseおよびTax ReportingのCONTROL TO-DATE VIEW STORAGE設定が有効になっているか、Financial Consolidation and CloseおよびTax ReportingアプリケーションがDSO (密/疎最適化対応アプリケーション)ベースであることが、データ統合の前提条件です。詳細は、 累計ビューの管理オプションの使用を参照してください。

      注:

      Financial Consolidation and CloseおよびTax ReportingからYTDを取得する場合、最適な方法は、アプリケーションをDSOアプリケーションに変換するか、またはDSO対応アプリケーションを使用し、抽出データ・タイプとして「すべてのデータ」を選択して、ビュー・ディメンションのフィルタとして「FCCS_YTD」を使用します。
    • 保管された動的算出データ - 疎ディメンションは除き、密ディメンションについてのみ、保管されている動的に計算された値が抽出されます。

    • 保管済データのみ - 保管されているデータのみを抽出します。動的に計算された値は、このタイプの抽出には含まれません。

  8. 「データの精度」で、エクスポートされる数値で表示される小数点以下の桁数を指定します。

    データ精度とは、精度(正確さ)を重視した数値データのことです。データ値のサイズおよび小数点以下の桁数に応じて、数値フィールドによっては指数形式(678123e+008など)で書き込まれることがあります。非常に大きい値から非常に小さい値までデータに幅がある場合、データ精度の使用もあり得ます。通常、出力ファイルは小さめであり、データ値の正確さは高めです。

    このオプションのデフォルト値は16です。

  9. 「データの小数点以下の桁数」で、エクスポートする小数点以下の最大桁数を指定します。

    0から16の値を指定します。値を指定しないと、エクスポートするデータの小数点以下の桁数(最大16桁)が使用されるか、「データの精度」オプションに値が指定されている場合はそれによって決まる値が使用されます。

    このパラメータは、読みやすさを重視して使用します。出力データはストレート・テキスト形式です。データの小数点以下の桁数に関係なく、指定した数値が出力されます。特にデータの範囲が非常に大きい値から非常に小さい値に及ぶ場合、データが(整数部および小数部で)正確さを失う可能性があります。

    デフォルトでは、数値データには16桁がサポートされています(小数部の桁を含む)。「データの精度」と「データの小数点以下の桁数」オプションをどちらも指定すると、「データの精度」オプションが無視されます。

  10. (一般会計のみ): 「調整期間を含む」から、調整期間を処理するための次のいずれかのオプションを選択します。
    • いいえ - 調整期間は処理されません。システムでは通常期間マッピング(「デフォルト」および「明示的」として設定されたマッピング)のみが処理されます。「いいえ」は調整処理のデフォルト・オプションです。

    • はい - 「はい」を選択すると、通常期間と調整期間が含まれます。調整期間が存在しない場合は、通常期間のみが処理されます。

    • はい(調整のみ) - 「はい(調整のみ)」を選択すると、調整期間のみが処理されます。ただし、調整期間が存在しない場合は、かわりに通常期間が取得されます。

  11. (PlanningおよびOracle General Ledgerの非管理者のみ)「非管理者用ロード方法の場合は「置換」」から、管理者以外のユーザーのPlanningアプリケーションにデータをロードするときの置換方法を選択します。

    使用可能な方法:

    • なし—置換を実行しません。
    • 数値データのみ—ロード方法が数値データのみの場合に置換を実行します。
    • すべてのロード方法—すべてのロード方法について置換を実行します。
  12. 「保存」をクリックします。