財務、要員、プロジェクトおよび資本間で統合を有効化し構成する場合に、統合のシナリオおよびワークフローの説明に従い、このタスクを実行します。ユーザーがプランと予測を準備する際に、データを移動する準備が整うと、管理者は事前定義済データ・マップを使用してデータをプッシュする必要があります。
Table 9-3 統合のためのデータ・マップ
統合シナリオ | 説明/プランナのアクション | 管理者ルール/実行するデータ・マップ |
---|---|---|
プロジェクトから財務 |
プランナが「プロジェクト」キューブをロールアップすると(「OPF_Rollup Projects」および「プロジェクト・キューブのロールアップ」のルールを使用)、データは財務に移されます。 |
必要ありません。 |
プロジェクトから資本 |
プランナがフォーム「プロジェクト資産計上」を保存すると、データが資本に移されます。 資本で資産の使用状況を確認するには、プランナがプロジェクトに設備コストを追加し、「プロジェクトの計算」ルールを実行して、「資本のロール・アップ」ルールを実行します。 |
必要ありません。 |
プロジェクトから要員 |
プランナがドライバ・ベース労務を含むプロジェクトでルール費用の計算を実行すると、データは要員に移されて稼働率計算で使用されます。 要員では、プランナは「集約」ルールを実行する必要があります。 |
必要ありません。 |
要員から財務 |
報酬データまたは非報酬データが計算され、プランナが「同期」ルールを実行すると、データが移動されます。 |
「データ・マップ」で「財務諸表への報酬データ」または「財務諸表への非報酬データ」、「データのプッシュ」の順に選択し、「はい」をクリックして、データをクリアするオプションを確認します。 非報酬データをプッシュしている場合は、詳細なメンバー・レベルのマッピングとスマート・プッシュによるデータ・マップを使用した要員から財務への非報酬データのプッシュを参照してください。 財務で独自の勘定体系を使用している場合、または給与と功績のマッピングにさらに柔軟性が必要な場合、マッピングをカスタマイズできます。要員と財務の統合のマッピングのカスタマイズを参照してください。 要員では、これらのデータ・マップを実行する管理者にGroovyルールが提供されます。要員のGroovyルールを参照してください。 |
資本から財務 | プランナが資産を追加して「資産の計算」を実行すると、データが移されます。プランナが資産を移動しても、データが移されます。 |
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データを一括してプッシュするようにシステムを構成できます。
詳細なメンバー・レベルのマッピングとスマート・プッシュによるデータ・マップを使用した要員から財務への非報酬データのプッシュ
非報酬データを要員から財務にプッシュするには、詳細なメンバー・レベルのマッピングを提供されたデータ・マップ「財務諸表への非報酬データ」に定義し、要員の勘定科目名を財務の勘定科目名にマップして、データをプッシュする場所を定義します。変更後のデータ・マップをスマート・プッシュを使用してフォームに添付し、フォームで変更を保存すると必ずデータがプッシュされるようにします。
ステップの概要:
データ・マップ「財務諸表への非報酬データ」を「データ・マップ」で開き、詳細マッピングを変更して要員の勘定科目名を財務の勘定科目名にマッピングします。
ヒント: データ・マップをExcelにエクスポートし、詳細なメンバー・レベルのマッピングを変更しやすくします。次に、データ・マップを「データ・マップ」にインポートします。
これで、フォーム上のデータを更新した場合は常に、保存後にスマート・プッシュで非報酬データが要員から財務にプッシュされるようになります。
詳細なメンバー・レベルのマッピングをスマート・プッシュと使用することで、メンバー名が一致しなくても、要員と財務間で非報酬データをプッシュできます。
詳細なメンバー・レベルのマッピングは、現在、フォーム上でスマート・プッシュでのみ機能します。
詳細は、次のトピックを参照してください:
トラブルシューティング
スマート・プッシュのトラブルシューティングの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドのスマート・プッシュによる問題の解決を参照してください。