Planningでは、データ・マップおよびスマート・プッシュを使用して、財務、要員、資本、プロジェクトおよび戦略モデリングとの即時利用可能な統合を提供します。この項では、統合シナリオと統合のプロセス全体を説明します。
統合シナリオ
次のシナリオを活用するためにモジュールを統合します:
統合のタスク・フロー
統合を実装するには、次のプロセス全体を順序どおりに実行します:
財務を有効化して構成します。
注:
エンティティはすべてのモジュールで共通です。理想としては、すべてのエンティティを一度にインポートしてください。
財務とプロジェクトを統合する場合は、プロジェクト全体の集約データが財務にプッシュされることに注意してください。プロジェクト・ディメンションを財務に追加する必要はありません。
要員を有効化して構成します。
「ディメンションのマップ/名前変更」で、「プロジェクト」という名前(プロジェクトでのデフォルト・ディメンション名)のカスタム・ディメンションを追加します。名前を変更して、プロジェクトの「プロジェクト」ディメンションで別の名前を使用する予定がある場合は、そのディメンション名をここで使用します。
資本を有効化します。
プロジェクトとの統合では、「有効化」ページの「ディメンションのマップ/名前変更」で、「プロジェクト」という名前(プロジェクトでのデフォルト・ディメンション名)のカスタム・ディメンションを追加します。名前を変更して、プロジェクトの「プロジェクト」ディメンションで別の名前を使用する予定がある場合は、そのディメンション名をここで使用します。
「構成」ページで、タスク「財務諸表への資本勘定科目のマップ」を選択します。各資本勘定科目で、それぞれを財務の対応する勘定科目にマッピングします。水平タブを選択して、「有形資産」、「無形資産」および「リース資産」の資産をマップします。
プロジェクトを有効化します。
資本との統合では、「有効化」ページで、タイプが「資本」のプロジェクトを有効化します。
プロジェクトを要員に統合している場合、リソース・クラスをプロジェクトにインポートする必要はありません。かわりに、要員のジョブ構成インポート・タスクを使用して、要員のジョブを使用します。
「ディメンションのマップ/名前変更」に、「プロジェクト」と「プロジェクト」のマッピングが表示されます。
ヒント:
カスタム・ディメンションを要員または資本で作成したときに、誤って名前を「Project」ではなく「Projects」とした場合は、ここで名前を変更できます。ユーザーがプランと予測を準備する際に、データをモジュール間で移動しようとするとき、管理者は事前定義済データ・マップを使用してデータをプッシュする必要があります。ホームページで「アプリケーション」、「データ交換」、「データ・マップ」の順にクリックします。データ・マップを選択し、「アクション」メニューから「データのプッシュ」を選択し、さらに「はい」をクリックして、データをクリアするオプションを確認します。詳細は、ビジネス・プロセスを統合するためのデータのプッシュを参照してください。
一部のフォームには、データをプッシュするためのメニュー・オプションがあります。これらのフォームの場合、ユーザーはデータ・マップを使用したデータのプッシュを管理者にリクエストする必要がありません。
詳しい統合シナリオ
財務と要員
詳しい要員データを財務サマリー・データにフィードできます。財務から、要員の勘定科目の詳細にドリルできます。
財務の費用のラインを要員に格納されている詳しい値で上書きできます。
財務とプロジェクト
プロジェクトの財務情報を、勘定科目レベル・データについて財務に移動します
プロジェクトでプランニングされた収益が、財務で契約プロジェクトについてロールアップされます
プロジェクト・レベルの財務データについて財務からプロジェクトにドリルできるようになります
収益またはコストの影響が増加した場合に、間接プロジェクトのプロジェクト・ベネフィットを、財務上の影響に割り当てます
財務と資本
資本の詳細な費用プランニングが、財務のサマリー・レベルにロールアップされます
費用に関連する資産(減価償却、償却、保険など)が移動されます
資本のキャッシュ・フローが財務のキャッシュ・フローにプッシュされます
要員とプロジェクト
ジョブ・レベルFTEがプロジェクトから要員に入力されます
割当てに基づくプロジェクト間での従業員稼働率および従業員のプロジェクトへの必要に応じた再割当て
プロジェクトに配賦されたFTE、労務時間および費用を確認します
資本とプロジェクト
プロジェクトから1つまたは複数の資産を作成します
プロジェクトでモデル化された詳細コストと、資産コストが、資本にプッシュされます
資本資産からプロジェクトへの設備の割当て
プロジェクトの「資本的支出仮勘定」の値を確認します
資本で、資産の使用状況サマリーと、プロジェクト全体における資産の使用状況を確認します。
ビデオ
目的 | 視聴するビデオ |
---|---|
財務と要員の統合について学習します。 |
チュートリアル
チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。
目的 | 方法の学習 |
---|---|
このチュートリアルでは、資本と財務間でデータを統合する方法を示します。資本の資産データが、各エンティティごとに資産クラス別に要約されます。資本の資産クラスを、財務の勘定科目にマップします。複数の資産クラスを財務の同じ勘定科目にマップできます。この場合、値は集約されます。たとえば、「備品および設備」資産クラスと「オフィス設備」資産クラスの両方を、財務の「オフィスの備品および設備」勘定科目にマップできます。資本の新規資産、既存資産またはリース資産に対してデータが変更された場合、更新されたデータを財務にプッシュできます。 |
|
このチュートリアルでは、プロジェクトと財務間でデータを統合する方法を示します。プロジェクトを構成するときに、プロジェクトの勘定科目を財務の勘定科目にマップします。プロジェクトの複数の勘定科目を、財務の同じ勘定科目にマップできます。すべてのエンティティに適用されるグローバル・マッピングを作成するか、エンティティに固有のマッピングを作成できます。プロジェクト・データの入力と計算後は、プロジェクトのロールアップ・ビジネス・ルールを実行して、財務に要約済データをプッシュできます。 |
|
このチュートリアルでは、要員の勘定科目を財務の勘定科目にマップして、要員のデータを財務にプッシュする方法を示します。財務で提供された勘定体系を使用している場合は、要員の給与と功績の両方の勘定科目が財務の給与勘定科目に自動的にマップされます。その他の報酬データについては、福利厚生と税金ウィザードを使用して要員の報酬項目を構成するときに、各項目を財務の勘定科目にマップします。その後、報酬データのデータ・マップを使用して、財務にデータをプッシュします。 |
|
このチュートリアルでは、プロジェクトのデータを資本と統合する方法を示します。資産計上可能なプロジェクトをプロジェクトで作成するときに、ドライバ・ベースのプロジェクト費用と、直接入力するプロジェクト費用の両方を、部分的にまたは全部資本の費用勘定科目および資産クラスにマップし、データを資本にプッシュできます。プロジェクト費用を複数の勘定科目および資産クラスにわたって配賦できます。また、減価償却の計算も行えます。 |
|
このチュートリアルでは、プロジェクトと要員間でデータを統合する方法を示します。プロジェクト・データを要員にプッシュするために、プロジェクトと要員の両方で必要な設定を学びます。 |