要員のルールにおけるパフォーマンスの考慮事項

これらのヒントを考慮することで、要員のルールの実行パフォーマンスを向上できる可能性があります。

  • 要員のルールでは、FIXPARALLEL文が「エンティティ」ディメンションで実行されると仮定されますが、これは大量のデータを「エンティティ」ディメンションにロードする場合に理想的です。ただし、大量のデータを別のディメンション(たとえば、「プロジェクト」などのフレックス・ディメンション)にロードする場合、FIXPARALLEL文を変更してかわりに「プロジェクト」ディメンションに適用することで、パフォーマンスを向上できます。要員には、いくつかのルールおよびテンプレートで使用されるOWP_Fix Parallel_Tという名前のテンプレートが用意されています。OWP_Fix Parallel_Tに依存するルールおよびテンプレートの詳細なリストは、表 OWP_Fix Parallel_T依存ルールおよびテンプレート を参照してください。最適なディメンションを反映するようにFIXPARALLEL文を変更すると、すべての依存ルールおよびテンプレートでパフォーマンス向上が実現します。

    ヒント:

    FIXPARALLEL文に含める最適なディメンションを決定するには、現実的で代表的なデータを使用してテストを実行してみることをお薦めします。

    OWP_Fix Parallel_Tテンプレートを変更するには:

    1. たとえば、FIXPARALLEL文で使用するディメンションとして、EntityではなくFlex Dim1を設定すると仮定します:
      1. OEP_WFPキューブのCalculation ManagerでOWP_Fix Parallel_Tテンプレートを開きます。
      2. "FlexDim1Fix=,@RELATIVE(…"設計時プロンプト割当てオブジェクトを選択します。
      3. 等式の右側から先頭のカンマを削除して、"@RELATIVE({FlexDim1},0)"のみにします。
      4. "Member selection of…"設計時プロンプト割当てオブジェクトを選択します
      5. @RELATIVE({Department},0)および[FlexDim1Fix],FixParDimSelおよびFixStmtMbrSel式の等式の右側をそれぞれ入れ替えます。
      6. FixStmtMbrSel式に含まれるようになった@RELATIVE({Department},0)の前に先頭のカンマがあることを確認してください。
      7. テンプレートを保存します。
    2. OWP_Fix Parallel_Tを変更した後に、次のルールおよびテンプレートを再デプロイします。

      表6-5 OWP_Fix Parallel_T依存ルールおよびテンプレート

      ルール/テンプレート 名前

      ルール

      OWP_Process Loaded Data

      ルール

      OWP_Synchronize Defaults

      ルール

      OWP_Synchronize Definition

      テンプレート

      OWP_Incremental Process Data with Synchronize Defaults_GT

      テンプレート

      OWP_Incremental Process Data with Synchronize Definition_GT

      テンプレート

      OWP_Incremental Synchronize Defaults_GT

      テンプレート

      OWP_Incremental Synchronize Definition_GT

      注:

      • 本番環境で変更を適用する前に、テスト・インスタンスで変更をテストしてください。

      • テンプレートを変更する場合、設計時プロンプト(DTP)を確認して、構文(カンマの配置など)が有効でバランスがとれていることを確認します。

  • 組織の通常のプラクティスで、「ロードされたデータの処理」を実行した直後に「デフォルトの同期」を実行する場合、同じ相対位置の「定義の同期」テンプレートのかわりに「デフォルトの同期」テンプレートを使用するように「ロードされたデータの処理」ルールを変更することで、実行時間を短縮できます。これを行うことで、「ロードされたデータの処理」ルールに「デフォルトの同期」テンプレートを含める場合には不要となる「定義の同期」テンプレートの実行時間を排除できます(「デフォルトの同期」には「定義の同期」のロジックが含まれているため)。

  • Oracle Fusion Human Capital Managementなどの人事または給与計算システムのソースから追加所得、福利厚生および税金の割当てを直接ロードする場合、「デフォルトの同期」「報酬の計算」を実行する必要はありません。この使用例で、ロードされたすべてのデータに対して報酬を計算する場合、「ロードされたデータの処理」を実行するのみで十分です(これには「報酬の定義の同期」が含まれるため)。

  • すべての要員データの一括ロードに対して、「データ管理」を使用して、増分データ・ロード・プロセスを使用することをお薦めします。このプロセスは、要員データをロードおよび計算するための最も効率的で最適なソリューションです。増分要員データのロードおよび計算を参照してください。