デフォルト(と仮定)によって、要員関連の費用の計算が導き出されます。
特定ジョブの全従業員に給与、追加所得、福利厚生または税金のデフォルトを使用する場合は、デフォルトの追加時にそのジョブを選択します。たとえば、ジョブのデフォルトの追加時に会計士を選択した場合、会計士であるすべての従業員にそのデフォルトが割り当てられます。
従業員とジョブの粒度が有効になっている場合、ジョブと組合コードに基づいてデフォルトを設定する必要があります。この設定により、特定ジョブの新規採用の報酬要素がデフォルト設定されます。たとえば、組合コードがトラック運転手である倉庫作業者に対して、デフォルトの給与等級を等級3に設定するとします。
報酬要素のデフォルトをすべてのジョブの全従業員に適用するには、給与、追加所得、福利厚生および税金のデフォルトを設定する場合などに、OWP_Allの<メンバーを選択します。たとえば、すべてのジョブおよび組合の全従業員に対してデフォルトの報酬要素を使用する場合は、OWP_All Union CodeメンバーおよびOWP_All Jobsメンバーを選択します。したがって、たとえば、OWP_All Union CodeメンバーとOWP_All Jobメンバーを選択した場合、会計のSue Doe (組合コードがデフォルト(組合コードなし))と倉庫のTom Blue (組合コードがトラック運転手)の報酬要素のデフォルトは同じになります。
注:
要員では、「組合コードなし」という名前のレベル0のメンバーが、「組合コード合計」の兄弟にシードされます。ただし、給与、追加所得、福利厚生および税金のデフォルトを追加する場合、実行時プロンプトで「組合コードなし」を選択することはできません。このニーズを満たすため、要員では、少なくとも1つの兄弟のnullメタデータ・メンバー(OWP_Unspecified Union Codeなど)をOWP_All Union Codeに追加することが求められます。
会社が「組合コード」を使用しない場合は、要員を有効にするときに、ディメンションの名前をビジネスにとって意味のある名前に変更できます。要員を有効にしたときに「組合コード」の名前を変更しなかった場合は、「組合コード」ディメンションに含めるメンバーを作成し、ディメンションの別名を好きな名前に変更できます。
「報酬プランニング」、「デフォルト」 タブの順にクリックまたはタップし、要員のデフォルトを設定します。次に:
「給与」のデフォルトを設定するには、「給与」をクリックします。これらのデフォルトは、新規採用またはジョブ給与のデフォルトに使用されます。「仮定」、「給与等級」の順に使用して、プランナは、インポートした「給与等級」の給与基準(「年次」や「1時間ごと」など)および給与レートを設定できます。
給与基準と給与レートをOEP_No Entityメンバーにインポートすると、それらがすべてのエンティティで使用されます。または、「OEP_No Entity」を選択します(「報酬プランニング」、「仮定」、「給与等級」)。
注:
デフォルトを追加するとき、親ドライバ・ディメンション・メンバーまたはレベル・ゼロ・メンバーを選択できます。
「給与マッピング」および「功績マッピング」の詳細は、要員と財務の統合のマッピングのカスタマイズを参照してください。
ヒント:
「給与」、「追加所得」、「福利厚生」および「税金」のデフォルト、またはエンティティ間の「基本給与」あるいは「功績」のマッピングをコピーするには、メンバーを右クリックし、「すべてのエンティティでデータをコピー」を選択し、「OK」をクリックします。元および先エンティティを選択し、「起動」をクリックします。このアクションにより、メンバーをコピーする前にターゲットがクリアされます。「すべてのエンティティで等級のデータをコピー」を使用して、等級、レート情報および等級の財務マッピングをコピーします。
チュートリアル
チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。
目的 | 方法の学習 |
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この45分のチュートリアルでは、「給与のデフォルト」を無効にするために、即時利用可能なテンプレートを変更する方法を示します。最初に新規の給与オプション・スマート・リストを作成し、要員で使用されるGroovyテンプレートを変更し(「要請の追加」、「要請の変更」および「既存の詳細の変更」)、スマート・リストで指定された給与オプション: 「給与等級」および「給与基準とレート」を使用します。 |