収益のプランニング

プロジェクトの「収益」プロジェクトの収益アイコンコンポーネントは、プロジェクト収益の計画に役立ついくつかのオプションを提供します(契約プロジェクトのみ):

表6-4 プロジェクト収益のプランニング

タスク	説明	詳細情報
概要	ダッシュボード形式でプロジェクト収益を確認します。	ダッシュボードを使用したプロジェクト財務の分析
ドライバ・ベース	収益仮定を設定することにより、ドライバ・ベースの収益プランニングを実行します。収益認識の履行義務およびパーセンテージを定義し、収益認識のWhat-If分析を実行します。	収益ドライバの入力および収益認識義務詳細の定義
直接入力	スプレッドシート形式で収益を直接入力します。	収益の直接入力
分析	プロジェクト、プロジェクト収益性およびプロジェクト・キャッシュ・フローの総収益をグリッド形式で確認します。	プロジェクト総収益の確認
仮定	プロジェクト財務を促進するグローバル・レート仮定を確認します。	プロジェクト仮定の入力

収益ドライバの入力

収益仮定を使用してドライバ・ベースのプランニングを行う場合、収益の計算は、組込み式を使用して、入力した収益ドライバを使用して行われます。たとえば、契約プロジェクトの労務または設備の仮定を設定し、収益の認識方法を指定できます。

ドライバ・ベースの収益プランニングを使用するには、管理者が入力した既存のレートを確認してから、自分自身の仮定を追加および変更します。

「収益」をクリックします。
「ドライバ・ベース」をクリックします。
入力する収益仮定に対応する水平タブを選択し、仮定の詳細を入力します。
- 労務 - 労務の収益仮定(請求レートなど)を入力します。
- 材料 - 材料の収益仮定(ユニット当たりの請求レートなど)を入力します。
- 設備 - 設備の収益仮定(請求レートなど)を入力します。
- その他 - その他の収益仮定を設定します。
- コスト加算 - コスト加算プロジェクトで得られるマージンを設定します。マージン%は、「費用合計」またはより詳細なレベルで設定できます。
- 収益認識What If - プロジェクトの収益認識期間を設定し、What-If分析を実行します。収益認識義務詳細の定義を参照してください。
プロジェクトの設定で「標準労務レートの上書き」、「標準設備レートの上書き」または「標準材料レートの上書き」が「はい」に設定されている場合、プロジェクトのグローバル・レートが間違っていれば、新しいレートを入力します。
収益仮定を追加または削除するには、「アクション」メニューから「ライン・アイテムの追加」または「ライン・アイテムの削除」を選択します。
収益仮定の入力が完了したら、「アクション」メニューから「収益の計算」を選択します。

収益の直接入力

プロジェクト収益を直接入力できます。収益を直接入力する場合、ドライバ・ベースの計算は使用されません。

プロジェクト日付を変更する場合や、プロジェクトをインポートする場合、収益を直接入力する前に、「プロジェクト詳細」フォームで、「アクション」メニューから「プロジェクト日付のリフレッシュ」をクリックします。

「収益」をクリックします。
「直接入力」をクリックします。
「視点」からプロジェクトを選択し、収益タイプを選択して、各行で収益詳細を入力します。

ヒント:

セルの値をコピーしてカーソルをドラッグすると、1行のすべてのセルに入力できます。

年合計レベルで入力した場合、値は自動的に下位レベルに均等に分散されます。
「アクション」メニューから、「ライン・アイテムの追加」または「ライン・アイテムの削除」を選択できます。
収益の入力が完了したら、「アクション」メニューから「収益の計算」を選択します。

プロジェクト総収益の確認

プロジェクト収益の全体的なサマリーは、スプレッドシート形式で確認できます。値はドライバ・ベースの費用から導出されるか、直接入力によって指定します。

「収益」をクリックします。
「分析」をクリックします。
「視点」から様々なメンバーを選択することにより、確認するプロジェクトまたは他のメンバーを変更します。
水平タブをクリックして、プロジェクト総収益、プロジェクト収益性またはプロジェクト・キャッシュ・フローを確認します。