カスタムのイベント・モニタリング統合の作成

タスク・マネージャで、外部アプリケーションに対するイベント・モニタリング統合を作成できます。イベント・モニタリング統合は、他のクラウド・サービスまたはオンプレミス・アプリケーションで外部イベントが発生するとトリガーされます。イベント・モニタリング統合の例は、期間(2018年1月などの)のクローズ時のOracle E-Business Suite - General Ledgerからのトリガーです。

前提条件を満たしていることを確認し、次のステップに従ってタスク・マネージャと外部アプリケーションとの間に統合を設定します。

カスタム統合フローの概要は、カスタム統合の作成を参照してください

前提条件

注:

イベント・モニタリングは、REST APIを起動できる任意の統合ツールによってトリガーすることもできます。その場合、次の前提条件は必要ありません。

タスク・マネージャと外部アプリケーションを統合する場合、次のものが必要です。
  • オンプレミスまたはEPM Cloud以外のサービスと統合する場合、Oracle Integration Cloud Serviceのサブスクリプション。

    注:

    Oracle EPMクラウド・インスタンスごとにIntegration Cloudインスタンスが1つ必要です。
  • 外部アプリケーションの設定。
  1. Oracle Integration Cloud / Oracle Autonomous Integration Cloudをサブスクライブします。詳細は、Integration Cloud Serviceのドキュメント を参照してください。
  2. Oracle EPMクラウド・インスタンスと通信するために、現在のアプリケーション環境でIntegration Cloudエージェントをインストールします。Integration Cloudエージェントの設定の詳細は、エージェント・グループの管理を参照してください。

    注:

    オンプレミス・アプリケーション・サービスが非武装地帯(DMZ)構成で設定された環境にデプロイされているため、それらのサービスがインターネット経由でパブリックにアクセス可能である場合は、Integration Cloudエージェントをインストールする必要はありません。

タスク・マネージャでの統合の設定

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「タスク・マネージャ」をクリックします。
  2. 左側の「統合」タブをクリックし、「新規」をクリックします。
  3. 「プロパティ」タブで必要な情報を指定します。
    1. 「名前」に、統合の名前を入力します。

    2. 「コード」に、統合タスクの統合コードを入力します。

      コードは、統合を実行するため、またファイル・インポートから統合に更新をマップするために使用されます。

    3. オプション: 「説明」に、統合タスクの説明を入力します

    4. 「接続」に、タスクが属するアプリケーションを選択します。

      アプリケーションのリストは、「接続の管理」ダイアログ・ボックスの「接続の管理」アイコンからメンテナンスできます。

    5. 「実行タイプ」「イベント・モニタリング」を選択します。

    6. 「イベント名」に、イベントの名前を入力します。

  4. 「パラメータ」タブで、「新規」 をクリックし、必要な情報を指定します。

    1. 「名前」に、パラメータの名前を入力します。

    2. 「パラメータ・コード」に、パラメータ・コードを入力します。

    3. オプション: パラメータのツールチップを入力します。

    4. 「パラメータ・タイプ」リストからタイプを選択し、そのパラメータの追加情報を入力します。

      • チェック・ボックス: ブール値

      • 日付: 日付値

      • 整数: 自然数での数値

      • 数値: 自然数または小数での数値

      • オプション・グループ: 事前に定義された一連の値用のチェック・ボックス

      • 静的リスト: 事前に定義された一連のテキスト値

      • タスク情報: たとえば、担当者、期間、開始日、終了日などのタスク情報

      • テキスト: 自由形式のテキスト値

      • EPMアーティファクト: アーティファクトの名前(フォームやレポートなど)
    5. パラメータの値が必須の場合は、「必須」を選択します

    6. 「OK」をクリックしてパラメータを保存します。

    7. 「保存して閉じる」をクリックして統合を保存します。

統合のタスク・タイプの作成

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「タスク・マネージャ」をクリックします。

  2. 左側の「タスク・タイプ」タブをクリックします。

  3. 「新規」をクリックします。

  4. 「プロパティ」タブで、タスク・タイプ名タスク・タイプIDを指定します。

  5. 「統合」「検索」をクリックし、統合を選択して「OK」をクリックします。

  6. 「パラメータ」タブで、タスク・タイプのパラメータを設定します。

タスク・マネージャでのIntegration Cloud接続の設定

タスク・マネージャでは、外部アプリケーションへのすべての統合にOracle Integration Cloudを使用します。基本認証またはOAuth 2.0認証を使用して、タスク・マネージャでOracle Integration Cloudへの接続を設定できます。

注:

  • Oracle Integration Cloud世代2では、「Basic認証」と「OAuth 2.0」の両方がサポートされています。
  • Oracle Integration Cloud世代3では、「OAuth 2.0」のみがサポートされています。
  • 基本認証ユーザーには、Oracle Integration Cloudのサービス管理者役割が必要です。
  • OAuth 2.0では、クライアント資格証明のみがサポートされています。OAuth 2.0クライアント・アプリケーションでは、Integration Cloudのサービス管理者役割が必要で、許可されるスコープはすべてである必要があります。

OAuth 2.0接続を設定する前に、アクセス・トークンURL、クライアントID、クライアント・シークレット、スコープなどのクライアント資格証明があることを確認してください。OAuthクライアント・アプリケーションの設定については、Oracle Integration Cloud Generation 3のドキュメントのOracle IntegrationのOAuth認証を参照してください。

タスク・マネージャでIntegration Cloud接続を設定するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「タスク・マネージャ」をクリックします。

  2. 左側の「統合」タブをクリックします。

  3. 「接続の管理」をクリックし、「アクション」から「Integration Cloud接続」を選択します。
  4. 次の認証メカニズムのいずれかを選択します:
    • Basic認証: Integration CloudのURL、サービス管理者のユーザーIDおよびパスワードを指定します。
    • OAuth 2.0: Integration Cloud URL、アクセス・トークンURL、クライアントID、クライアント・シークレットおよびスコープを指定します。

    注:

    次のURLを入力してください: https://<SERVICE_NAME>-<TENANT_NAME>.integration.ocp.oraclecloud.com
  5. 「検証」をクリックします。検証が成功したら、「保存」をクリックします。これにより、接続のサーバーおよび資格証明が保存されます。

Integration Cloudでの統合の設定

注:

Integration Cloudの使用を計画していない場合は、このステップをスキップします。

Integration Cloudで統合を設定するには:

  1. Integration Cloudにログインします。
  2. Oracle Enterprise Performance Management Cloudアダプタを使用して、EPMサービスへの接続を作成します。詳細は、このリンクを参照してください: Oracle Enterprise Performance Management Cloudへの接続の作成
  3. 必要に応じて、他のアプリケーションへの接続を1つ以上作成します。
  4. 作成した接続を使用してイベント・モニタリング統合を作成し、アクティブにします。この例を参照してください: Oracle IntegrationでのOracle Enterprise Performance Management Cloudアダプタの使用

Integration Cloudを使用しない統合の設定

注:

Integration Cloudの使用を計画している場合は、このステップをスキップします。
使用を計画している統合ツールを構成します。

1. REST APIを確認します(Oracle Enterprise Performance Management CloudのREST APIイベント・モニタリングのタスク・ステータスの更新を参照してください)。

2. REST APIを呼び出してイベントのパラメータを渡してイベント・モニタリング・タスクをクローズするように統合ツールを構成します。

詳細は、Oracle Enterprise Performance Management CloudのREST APIイベント・モニタリングのタスク・ステータスの更新を参照してください。

タスク・マネージャでの統合の設定の完了

次のステップを使用して、タスク・マネージャで統合の設定を完了します。

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「タスク・マネージャ」をクリックします。
  2. 左側の「統合」タブをクリックし、新しい統合が表示されていることを確認します。
  3. タスク・マネージャ「スケジュール」をクリックし、新しいスケジュールを保留中状態で作成します。スケジュールの手動作成を参照してください。
  4. イベント・モニタリング・タスクを作成し、スケジュールに追加します。タスクの作成を参照してください。
  5. 「スケジュール」から、スケジュールを選択し、開きます。
  6. 外部アプリケーション(EBSなど)でイベントを生成するアクションをトリガーします。Integration Cloudを使用しないで他の統合ツールを使用する場合は、統合ツールからREST APIを起動します。

    注:

    統合タイプ、イベント、パラメータによって予期されているとおりにパラメータを渡します。そうしないと、それらが一致しない場合はタスクは考慮されません。
  7. タスクの完了を待ちます。
  8. オプション: Integration Cloud Servicesで統合のステータスをモニターするには、Integration Cloudにログインし、モニタリングに移動します。