フォーム・コンポーネント

視点

年、シナリオ、バージョンなどの視点(POV)ディメンションを選択して、ページ、行および列のコンテキストを定義します。たとえば、シナリオが「予算」の場合、ページ、行および列に表示および入力されているすべてのデータが「予算」シナリオ・ディメンション・メンバーに書き込まれます。各POVディメンションが1つのメンバーに設定され、ユーザーが変更することはできません。

フォームのPOVを簡潔にする場合、またはユーザーのニーズや役割にあわせて調整する場合は、関連するメンバーのみを指定するか、ユーザー変数を定義します。フォーム・ページと視点の定義を参照してください。

ユーザー変数の管理も参照してください。

ページ軸

ページ軸を使用して、ユーザーがより小さな論理的ビューでデータを操作できるように、様々なディメンションにわたるメンバーの組合せを指定します。ページ軸の各アイテムに、様々なディメンションから選択したメンバーを指定できます。ユーザーはアクセスできるメンバーのみを見ます。

複数のページのドロップダウン・リストを指定し、関係機能または属性を使用してメンバーを選択できます。ページ軸から選択して、メンバー・セット間で切り替えます。

メンバー名または別名をページ軸で表示します。データ入力ページで検索ドロップダウン・リストを使用可能にするページ・ディメンションでメンバーの数を指定できます。ディメンションに多くのメンバーが含まれている場合に役に立ちます。フォーム・ページと視点の定義を参照してください。

行と列

行と列は、ユーザーがデータを入力するグリッドを定義します。たとえば、ユニット・セールスを行軸に割り当て、1月を列軸に割り当てることができます。ユーザーがフォームにアクセスすると、売上個数の行が1月の列と交差しているセルにデータを入力できます。

デフォルトでは、フォームに1セットの行と列があります。行と列を追加し、メンバーの非対照的な組合せを作成できます。非対称の行と列の作成を参照してください。

属性ディメンション

属性ディメンションをフィルタとして使用するだけでなく、関連付けられた基本ディメンション以外の軸に配置できるように、アプリケーション内で一意のディメンションとして属性を定義することもできます。これにより、属性メンバーを横断してディメンション間ロールアップを実行できます。

属性ディメンションはフォーム・グリッドではオプションであり、フォーム・デザイナの「レイアウト」タブに別個に表示されます。属性ディメンションをフォームで使用するには、属性ディメンションを視点、ページ、行または列にドラッグします。

注意:

軸上の属性をフィルタとして使用しているときはその属性をドラッグしないでください。ドラッグすると、パフォーマンスに影響するディメンション間参照の原因となります。属性ディメンションをフィルタとして使用する場合、(別名を表示するオプションがあるのと同様に)関連付けられた属性を表示するフォーム・オプションがあります。レイアウトの定義を参照してください。


「レイアウト」タブの「属性ディメンション」領域