カレンダおよびイベントの構成

予測に関連付けるカレンダおよびイベントを定義して、予測の精度を向上させることができます。

IPMインサイトおよび自動予測でカレンダとイベントを使用するには:

  1. カレンダを定義します。ホーム・ページで、「IPM」をクリックし、「構成」をクリックした後、「カレンダ」タブをクリックします。カレンダの定義を参照してください。
  2. イベントを定義します。ホーム・ページで、「IPM」をクリックし、「構成」をクリックした後、「イベント」タブをクリックします。イベントの定義を参照してください。
  3. IPMインサイト・ジョブまたは自動予測の予測定義を構成するときに、インサイトまたは自動予測ジョブにカレンダを関連付けます。「異常」インサイト・ジョブ・タイプおよび自動予測については、イベントはオプションです。IPMインサイトの構成および予測のための自動予測の作成を参照してください。

イベントとカレンダは、フォームでの自動予測および予測プランニングで使用するために、また、従来の非エンタープライズSKUユーザーなど、IPMインサイトへのアクセス権がない自動予測ユーザーのために、レッドウッド以外のテーマでも使用可能です:

  1. ホーム・ページから、「アプリケーション」をクリックし、「概要」をクリックして、「アクション」メニューから、「自動予測」を選択します。
  2. 「アクション」メニューから、「カレンダ」を選択してカレンダを定義するか、「イベント」を選択してイベントを定義します。カレンダの定義およびイベントの定義を参照してください。

カレンダの定義

カレンダでは、選択したキューブについて時系列のスコープと範囲を定義します。たとえば、日次カレンダ、週次カレンダおよび代替カレンダを作成できます。すべてのイベントがすべてのエンティティに適用可能であるとはかぎらないため、特定のエンティティについてカレンダを作成することをお薦めします。たとえば、ディワリはAPACに適用され、感謝祭は北米に適用されるため、独自のイベントを含むAPACカレンダと独自のイベントを含む北米カレンダを作成できます。

カレンダを単独で使用してインサイトおよび予測定義の時間枠をすばやく設定することも、カレンダをイベントとともに使用することもできます。

カレンダを定義するには:

  1. 「カレンダ」タブで、「カレンダの追加」をクリックします。
  2. カレンダの名前と説明を入力します。
  3. 「キューブ」列で、カレンダが適用されるキューブを選択します。
  4. 「時間」列で、カレンダの開始の年と期間を選択して、カレンダの時間定義を指定します。特定のメンバーを選択することも、代替変数を使用することもできます。
  5. 「現在」列で、予測期間の開始を指定します。前の期間が履歴データの終わりになります。
  6. 「履歴期間数」「将来の期間数」を入力し、「保存」「保存」アイコンをクリックします。

カレンダを編集するには、「カレンダ」リストで、編集するカレンダを含む行をダブルクリックして、オプションを編集できるようにします。必要な変更を加えて、「保存」「保存」アイコンをクリックします。変更を破棄するには、「取消」「取消」アイコンをクリックします。

カレンダを削除するには、「カレンダ」リストで、削除するカレンダの横にある「アクション」アクションをクリックし、カレンダの削除をクリックします。

イベントの定義

イベントは、カレンダに関連付けられます。

イベントを定義するには:

  1. 「イベント」タブで、イベントの追加をクリックします。
  2. イベントの名前と説明を入力します。
  3. 「タイプ」列で、イベントのタイプを選択します:
    • 1回かぎり—繰り返されないと想定されるものの、データに含める必要があるイベントです。
    • 繰返し—定期的に繰り返されるイベントとなり、増加や減少も繰り返されます。たとえば、ディワリや感謝祭などの休日は繰返しイベントです。
    • スキップ—1回かぎりのイベントと同様に、繰り返されないと想定されるものの、データに含める必要がないイベントです。スキップ・イベントのデータは系列から除去されます。

      Note:

      季節より短いスキップ・イベントを定義すると、履歴データの精度に影響が発生することがあります。たとえば、3か月間のCovidのイベントを定義できますが、季節が12か月とすると、データは9か月分のみとなります。データに偏りがあることで季節性が失われます。このような場合は、季節全体をスキップする方が効果的である可能性があります。
  4. 「カレンダ」列で、イベントが適用されるカレンダを選択します。
  5. 「開始日時」列で、イベントの開始日を指定します。
  6. 「期間」列で、イベント期間(イベントが有効である期間の数)を入力します。たとえば、日次カレンダでは、期間が4の場合、イベントがイベントの開始から4日間連続で発生しました。週次カレンダでは、期間が1の場合、イベントが1週間にわたって発生しました。
  7. 定期繰返しイベントについては、「間隔」列で、繰返しの間隔を入力します。定期繰返しイベントについては、間隔は、何日後、何週間後または何か月後にイベントが繰り返されるかを示す数値である必要があります。たとえば、週次カレンダでは、クリスマスは52週間後に繰り返されます。

    1回かぎりのイベントまたはスキップ・イベントについては間隔を指定する必要はありません。

  8. カスタム繰返しイベントについては、「発生」列でイベント発生の追加アイコンをクリックし、イベントがいつ発生するかについての具体的な詳細を入力します。たとえば、米国の感謝祭は年に1回発生しますが、日付は毎年異なります。
  9. 「保存」「保存」アイコンをクリックします。

イベントは、自動的に「アクティブ」ステータスに設定されます(「アクティブ」列にチェック・マークで示されます)。このチェック・ボックスをクリアして、イベントを非アクティブにすることができます。予測中には、アクティブなイベントのみが考慮されます。

イベントを編集するには、「イベント」リストで、編集するイベントを含む行をダブルクリックして、オプションを編集できるようにします。必要な変更を加えて、「保存」「保存」アイコンをクリックします。変更を破棄するには、「取消」「取消」アイコンをクリックします。

イベントを削除するには、「イベント」リストから、削除するイベントの横にある「アクション」アクションをクリックし、イベントの削除をクリックします。

イベントのインポートおよびエクスポート

イベントを.csvにエクスポートし、ダウンロードした後、イベントを追加したり、変更することができます。その後、csvファイルからイベントをインポートできます。このプロセスは、多数のイベントを追加するための迅速な方法であり、イベント定義の監査やトラブルシューティングに役立つことがあります。

イベントをエクスポートするには、「IPM」の「構成」の「イベント」タブで、「アクション」メニューから「イベントのエクスポート」を選択します。

イベントをインポートするには、「IPM」の「構成」の「イベント」タブで、「アクション」メニューから「イベントのインポート」を選択し、ファイルを選択して、「インポート」をクリックします。その後、「イベントのインポート」ジョブを確認できます。ホーム・ページで、「アプリケーション」をクリックし、「ジョブ」をクリックした後、実行された「イベントのインポート」ジョブをクリックします。

既存のイベントと同じ名前のイベントをインポートした場合は、既存のイベントが上書きされます。